『第三支部防衛線』
GM:
GM:————
GM:
GM:大N市第三支部。対人戦闘能力や特殊技能に特化した側面の強い他支部と違い、後方支援(戦闘中の、ではなく真の意味で)に重きを置いた支部である。
非オーヴァード職員による役務や、他支部のより二段ほど実力の劣るオーヴァードチーム複数による大N市全域の警務など……その業務は多岐にわたる。
100名を超える人員を組織だって一括運用することで効率化し、他支部の業務を一部、あるいはほとんど代行しているのだ。
それはつまり、第三支部は大N市でUGNが活動するための屋台骨であるということ。では、FHが大N市の中で一番最初に壊滅させるべき支部は……。
崩落戦から四年。各区域の支部は未だに突発的な複数の事件に対応を強いられている。その間隙を突いて第三支部へ襲撃をかけるは、FH"アラボト"セル。
——死闘が始まる。
ダブルクロス。それは、裏切りを意味する言葉。
GM:
GM:大N市第三支部番外編セッション
GM:
GM:第三支部防衛戦
GM:
GM:————
GM:
PC紹介
GM:というわけで自己紹介から始めて参りましょう!
GM:今回はPC番号を特に設けてはいないので、
GM:あいうえお順で行きます。つまり…
GM:琴城 星羅 さん! 貴様からだぁ~ッ!!
琴城 星羅:キヒャア~ッ!自己紹介だぜェ~!!
琴城 星羅:琴城 星羅(ことしろ せいら)です。レネゲイドビーイングをやっている女子高生です!
琴城 星羅:具体的には崩落戦で死んだチルドレンの記憶と姿を持ったレネゲイドビーイングです。
琴城 星羅:明るい性格で、好きなことは食べること。痩せの大食いです。好物はレバー。
GM:こんなかわいい女の子が死んでしまっただなんて…
琴城 星羅:生前は(今で言う)第三支部にいましたが、崩落戦のあとは第五支部に身を寄せています。
琴城 星羅:年を取れないので、うまいこと転校とかでごまかしつつ永遠の女子高生をやっています。
GM:永遠の女子高生。いい響きだ
琴城 星羅:その正体は、本物の琴城星羅の死体の中に寄生した、他のチルドレンのレネゲイド因子の副産物の集合体です。
琴城 星羅:体内には血と影とガラクタをコンクリートめいてこね合わせた構造体で満たされています。
GM:通りで体重が重いわけだ。かわいいね
琴城 星羅:94kg!
琴城 星羅:スペックとしてはウロボロス/ブラムス、あと複製体で生前のシャインブレード(エンハイ)を持ってます。
琴城 星羅:武器を作っては壊してRC攻撃をするぞ
琴城 星羅:うまく回るかは不明ですが、何とかやっていこうと思います。よろしくお願いします!
GM:よろしくおねがいしまーす!
GM:そんな琴城さんのキャラシはこちらだ。他PCのみんなも要チェック!
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYwOvWowIM
GM:そしてハンドアウト!
GM:
・琴城 星羅 シナリオロイス 美浜田 暖子(みはまだ のんこ)推奨感情 尊敬/失望
きみはレネゲイドビーイングにして、第五支部のエージェントだ。支部間の交流・連携を深めるため、きみは古巣である第三支部を訪れることになった。するとそこで、かつての上官である美浜田暖子と再会する。
彼女は昔とは打って変わってゆるい雰囲気になっていた。体型はふっくらしているし、口調も柔らかくなっているし、支部に布団を持ち込んで寝転がっている。君は驚愕するだろう。
そんな彼女と旧交を温めていたそのとき、第三支部がにわかに騒がしくなる。
GM:
GM:なんらかのなんかで第三支部に来たから、楽しく交流していってください。
GM:もしかしたら、トラブルに巻き込まれちゃうかもしれないけど…
琴城 星羅:はーい!旧交を深めるぞ。深められるかな。がんばります。
GM:あとすいません、URL間違えてた!
GM:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYuuGHmgIM
GM:こっちだ!
GM:改めましてよろしくお願いします!
GM:続いては志奈乃さん!
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYwOvWowIM
志奈乃鹿折:はい!
志奈乃鹿折:「……志奈乃鹿折(しなのかおり)。別に仲良くしてくれなくて結構。邪魔だけはしないで」
GM:クールだ!
志奈乃鹿折:崩落戦前のFHセルに所属していた元エージェントです!
志奈乃鹿折:同一素体から作られた複製体のみで編成された戦闘部隊という
志奈乃鹿折:まあ割といろんセルで研究されてるであろう実験体の一人だったんですが
GM:ですが…?
志奈乃鹿折:崩落戦のドサクサの中、当のオリジナル素体に部隊を滅ぼされ、セルも壊滅状態で天涯孤独に
GM:なんたる反乱分子! FHとしても許せん!
志奈乃鹿折:しかも遺産の力で「最も愛するものを殺せ」という命令を受けてしまい
志奈乃鹿折:そのオリジナル素体の事が大好きだった彼女は、オリジナルを「終わらせてあげる」ために追いかける事になったのでした
GM:つまり…そういうことだぜ!
GM:そんな志奈乃さんのハンドアウトはこちら!
GM:
・志奈乃鹿折 シナリオロイス ”マスターバスタード” 推奨感情 懐旧/嫌悪
きみは元FHの実験兵士だ。『ファースト・レディ』が大N市に戻ってきたとの情報を掴んだきみは、まずはじめにかつてきみたちが在籍していた”アラボト”セルに目を付ける。
そして広大な市内を探索するため、きみは人数の多い第三支部を利用することを決めた。支部を訪問し、きみは取引としてセルの情報を語り始める。
GM:
GM:自分の目的を達成するため、UGNとかいうあまちゃんの組織を利用してやろう。
志奈乃鹿折:ボロ雑巾のように利用してやる!
GM:その意気や結構!
志奈乃鹿折:あ、性能は隠密状態でのみ火力が出ますがその他はお察しです……
志奈乃鹿折:せめて戦闘では足を引っ張らないようにしたい…よろしくおねがいします!
GM:(十分なのでは…?)
GM:よろしくお願いしまっす!
GM:続いては洲崎さん!
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYjpeCnQIM
洲崎アカリ:わっしょい!
洲崎アカリ:洲崎アカリです。漢字で書くと灯。UGN一筋13年、普通を知らない純正エージェントです。
GM:たたきあげだ!
洲崎アカリ:元は本部所属の戦闘エージェントだったんですが、ウロボロスのレネゲイドが暴走した結果、視力を失いまして
洲崎アカリ:あとエンジェルハイロゥのシンドロームもなくなった。最前線を退くことになり、この第三支部にやってきた感じです。
GM:いいですね~
GM:第三支部は君みたいな落伍者の集まりだぞ!
洲崎アカリ:性格的には割とノリが軽く、ストレス管理が上手くてあんまり引きずったりしない奴です。
洲崎アカリ:自分の状況を鑑みて、「目が見えないなら、攻撃された瞬間に速攻で撃ち返せばいいのではないか」という発想を得た結果、
洲崎アカリ:訓練を重ねた末に、今では実戦レベルの技術に落とし込んでいます。
GM:ただでは転ばぬ女…
洲崎アカリ:データ的にはガード反撃のHPダメージをひたすら伸ばした変則構成。怖いものは重圧と暴走とガー不。
洲崎アカリ:手番が空くのでカバーリングもしていきたい。鏡の盾もあるよ。
GM:いいことを教えてもらった
洲崎アカリ:ひえっ
洲崎アカリ:そんな感じで!
GM:押忍! ハンドアウトはこちら!
GM:・洲崎アカリ シナリオロイス 拝田 啓介(はいだ けいすけ)推奨感情 尽力/隔意
きみは第三支部のエージェントだ。かつては日本支部直属の優秀なエージェントだったきみは、その経歴を生かしてチルドレンへの教練も盛んに行っている。
ところがある日、きみが指導を担当していたチルドレンたちのチームのうちひとつと連絡が途絶える。彼らはパトロール中だった。そして時を同じくして、同様の状態に陥るチームが続出する……
GM:
GM:みんな遊びに行っちゃったのかな~
GM:それか、サプライズパーティーの準備かもしれないですね。
洲崎アカリ:任務中に遊びなんていけないな~
洲崎アカリ:なわけないでしょ……!不穏……!
GM:不安の種を取り除くのだ! ファイト!
洲崎アカリ:でももし何かの間違いでパーティだったら仲間に入れてほしいですね
洲崎アカリ:おす!
GM:ラストは満を持してこの男! 辰巳さんだ!
http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYv_KXmAIM
辰巳十三:はい! 无号・辰巳・十三です!
辰巳十三:見た目は中学生ですが、戦前に開発された戦闘兵器で、第13地区の支部長という設定です。
GM:旧日本軍の兵器だとぉ~!?
辰巳十三:開発時期のわりに稼働機関は短くて、中身はそんなに長生きおじいちゃんというわけでもないです。
GM:ふむふむ
辰巳十三:本来は巨大な骨細工ですが、街中では人間型で活動する分別はあります。
辰巳十三:エグザイルの超エフェクト、死招きの爪を搭載しており、これを最大限に活かすべく
辰巳十三:復讐の爪による反撃、餓狼の爪によるダメージ追撃などもありますが、
辰巳十三:今回のメンバーでは琴城さんぐらいにしかこの必殺・餓狼の爪コンボを合わせることができなさそうですね!
辰巳十三:あと、社会力が高く、情報収集ではサラウンドレポートのようなインチキエンブレムで皆さんを強力に支援します。
GM:全てが高水準でまとまっている…!
辰巳十三:せっかく外に出たので、みなさんと仲良くやるために頑張ります! 以上です! 宜しくお願いします!
GM:OK! そんなあなたのハンドアウトはこれだ!
GM:
・无号・辰巳・十三 シナリオロイス 戌亥 百合子(いぬい ゆりこ)推奨感情 友情/猜疑心
きみは大N市十三支部の支部長だ。とある事件の末、きみは地上の任務も行わなければいけなくなった。そこで、まずは旧知の間柄で唯一支部長を続投している拝田のところへあいさつに向かうことを決める。
ところがその道中、きみは見知らぬ女性から声をかけられる。彼女は自身のことを戌亥百合子と名乗った。確かにそれは知人……否、知り合いの”无号”の名だ。幸い、時間には余裕がある。話を聞いてもいいだろう。
GM:
辰巳十三:こわいよぉ……外に出たらいきなりこんな人に会うなんて……
GM:イメチェンした知り合いにあったぞ。よかったね
GM:そんな四人でやっていこう!
GM:最初のOPは…
GM:琴城さんだ!
琴城 星羅:はーい!
OP:琴城 星羅
GM:
GM:————
GM:
GM:OP1
GM:琴城 星羅
GM:
琴城 星羅:1D10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 9[9]+36 → 45
GM:
GM:琴城さんは第三支部へ所用で駆り出されることになるのですが、
GM:どんな用事がいいですか?
琴城 星羅:戦闘系じゃないほうがいいですね。定期検診的なやつでいいでしょうか。
GM:ふむふむ。では体内の建造物に関する定期検診にしましょうか。
GM:
GM:【UGN大N市第三支部】
GM:きみはかつて在籍していた第三支部を訪れていた。
GM:理由は簡単、きみの体内にある建造物の記憶は、第三支部のものだからだ。
GM:もっとも、第五支部長なる人物は非常に過保護な性格をしており、自分の支部の人員をよそに預けることはめったにない。
GM:そういう意味で、第五支部長にとってもエージェント時代に所属していた第三支部は特別なのだろう。
GM:…とはいえ彼女は、あなたにお弁当や水筒を持たせ、こんこんと注意事項を伝えてきたが。
GM:
主治医:「……はい、検診終わり。ウチの設備は第四ほどじゃないから、しばらく待っててもらえる?」
琴城 星羅:「はーい!」「あ、ごはんもう食べて大丈夫ですか?」
主治医:隻腕の医者だ。執刀はできないが、こうして検診を中心に活動している。
主治医:「ああ、かまわないよ。昨晩今朝と食事抜きで大変だっただろう」
琴城 星羅:「えへへ。おなかが減るわけじゃないんですが、やっぱり食べないと落ち着かなくて」
主治医:「ふぅーむ。RBの生態には興味が尽きないよ」
主治医:「どこか落ち着ける場所で食事をしてくるといい。私も昼休憩に入りたいからね」
琴城 星羅:「わかりました!ありがとうございましたー!」
琴城 星羅:ぺこりと一礼。
主治医:ひらひらと手を振っている。
琴城 星羅:すたたっと休憩室に向かおう。
GM:”きみの記憶”と寸分たがわない位置に休憩室はあるだろう。
琴城 星羅:あります。元の支部とほとんど同じ形に建て直されたと聞いています。
GM:もちろん扉の形状も変わらない。崩落戦以前と同様に建て直しているようだ。
琴城 星羅:ぱーんと扉を開けます。生前と同じように。
美浜田暖子:「ぐご~…ふがふご……」 爆 睡
GM:知覚判定を行ってください。難易度は6
琴城 星羅:素振り!
琴城 星羅:特に何も乗らずに感覚のみ!
琴城 星羅:3DX
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[1,8,10]+10[10]+7[7] → 27
琴城 星羅:めっちゃわかったんですけど!?
GM:すっっっっっっげーよくわかります。
GM:彼女は美浜田暖子だ。以前より体重や体脂肪率が増加しており、
GM:筋肉の付き方も第一線から退いたように衰えており、休憩室とはそういう意味ではないのに私物のベッドを持ち込んでいるが、
GM:たとえ枕元に食べかけのお菓子の袋が置いていようが、あの厳しくて、きみをバリバリ指導していた、
GM:美浜田暖子だ。
GM:そういうことがよく分かるだろう。
琴城 星羅:「美浜田さん!お久しぶりです!」わかったので話しかけます。
美浜田暖子:「ひえっ!?」 ビクッと飛び起きる!
美浜田暖子:「」
美浜田暖子:「あ、こ、こと、琴城さん!? 夢……?」
琴城 星羅:「琴城ですよ!って言ってもまあ本人じゃないんですけど」
美浜田暖子:「ぬぬ」ぶるぶると頭を振り、「ああ、琴城さん! 久しぶりね~」
美浜田暖子:第三支部でもかかわりの深かった彼女は、琴城さんの内情を知っている。
琴城 星羅:「なんかお休み中にすみません。なんか…だいぶ変わりましたね」
美浜田暖子:別の名前を付けられたわけでもないので、依然と同様の名前を呼んではいるが。
美浜田暖子:「そう? ふ、太っちゃったかなぁ……琴城さんは、変わらないね」
美浜田暖子:彼女はノイマンシンドロームだったはずだが、どうも現在はぼんやりしているようだ。
琴城 星羅:「えへへ。そうですか?そうかも」
美浜田暖子:「うん。かわいいよ~」少なくとも、先ほどのような不用意な発言はしなかっただろう。
美浜田暖子:「今日はお使い?」
琴城 星羅:「定期健診です。終わったらご飯食べて、スイーツのお店でも探そうかなって」
美浜田暖子:「スイーツ? いいなぁ。私も行こうかなぁ」
琴城 星羅:「行きましょ行きましょ!あ、でもお仕事大丈夫なんですか?」
美浜田暖子:「支部長、買ってきてくれるのはいいんだけど……かわいいのを売ってるお店は全然知らないみたいで」
美浜田暖子:「だいじょうぶ、だいじょうぶ!」
美浜田暖子:「楽しみだなぁ、琴城さんとのおでかけ!」
GM:…少々、いや、かなり様子は違うが、甘味を好むところや君を気に掛ける態度は間違いなく美浜田暖子だ。
琴城 星羅:「じゃあすぐにご飯食べますね!」お弁当を出す。支部長支給のかわいいやつ。
美浜田暖子:「かわいい~! こういうの! こういうのがいいの私も!!」
琴城 星羅:「梁田支部長チョイスなんですよ!いいですよね!」
美浜田暖子:「いいなぁ~」
GM:きみが目にも喜ばしいお弁当を口に運ぼうとした、そのときだ。
緊急放送:『エマージェンシー! 部隊長以上の支部員は緊急時往路グラムにのっとり全員至急第一会議室に集合せよ! 繰り返す、エマージェンシー! …』
美浜田暖子:「あっいっ、行かなきゃ」
GM:ベッドから飛び起きる。ふらふらしている……本格的に運動から離れて久しいようだ。
琴城 星羅:表情が変わる。弁当箱を口元に運び「ぞるっ」という音を鳴らし、空になった箱をしまう。
琴城 星羅:「急いで!」美浜田さんを担いで走り出す!
琴城 星羅:あ、部隊長だけか。担いで立たせる!
美浜田暖子:「ぎゃおっ」
GM:いえ、彼女は少なくとも、
GM:4年前の時点で部隊長より上の階級でした。
GM:現在も降格されていなければ、そうだ。
琴城 星羅:自分も行ったほうがいいですかね
美浜田暖子:「こっこっ、琴城さん!」切羽詰まった声だ。
GM:「……第一会議室、どっちだっけ!?」
美浜田暖子:「……第一会議室、どっちだっけ!?」
琴城 星羅:「2Fの東側!」やっぱり担いでいこう。
美浜田暖子:「ぎょえーっ」
GM:きみは顔見知りの支部員から、「あ、琴城さんだ」「琴城さんと美浜田さんだ」「お疲れ様です」みたいな声をかけられながら、
GM:第一会議室に向かうのだった…
GM:
GM:ロイスの取得のみ可能です。
琴城 星羅:元上官:美浜田暖子 尊敬/失望〇 とりあえず推奨通りに取って、失望しときます。
GM:ナイス失望!
OP:洲崎 アカリ
GM:
GM:OP2
GM:洲崎アカリ
GM:
GM:登場するキャラクターは浸蝕値を上昇させてください。
洲崎アカリ:1d10+45 せい
DoubleCross : (1D10+45) → 6[6]+45 → 51
洲崎アカリ:あ、44です 間違えた
洲崎アカリ:50になります。
GM:では50! OKです
GM:
GM:【UGN大N市第三支部】
GM:
GM:洲崎さんはチルドレンを見送った後、どんなことをしていますか?
洲崎アカリ:ふむむ。まあ事務仕事とかは手伝えないし、教えたりする相手も出払っているというところなので
洲崎アカリ:自主訓練……ですかね。
GM:OK!
GM:——トレーニングルームで、銃声が響く。
GM:無論、実弾ではない。ゴム弾だ。
GM:しかしその弾丸は、防弾チョッキの上からきみの腹部をしたたかに打ちつけるだろう。
洲崎アカリ:小さく呻き声を漏らす。しかし、
洲崎アカリ:何度も訓練した。ここで硬直する事がないように、痛みには慣れている。
洲崎アカリ:射撃角度から敵を定位。即座に弾丸を撃ち返す。
GM:——バキッ!
GM:銃撃を行っていたダミーが正確に砕け散る。
洲崎アカリ:「……ん、上出来っすね」脇腹を抑えながら
GM:そのとき、きみはバタバタという間抜けな足音を聞くだろう。
洲崎アカリ:息を吐いて座り込んだところで、その音に気付き、顔を向ける。
拝田啓介:「わあっ、洲崎くん、まだこの訓練続けてたの!?」
洲崎アカリ:「ああ、どうも支部長」愛想のいい笑みを浮かべる。
GM:支部長の拝田だ。君の視力はもう失われているが、ぷよぷよという腹の揺れる擬音が思い浮かぶようである。
拝田啓介:「ぜぇーっ、ぜぇーっ」
洲崎アカリ:「ええ、まあ。今のあたしにはこれしかないですからね」
拝田啓介:「お、お医者さんからもうやめるように言われてるよね!?」
洲崎アカリ:「"推奨"されただけです。つまり、判断はあたしに委ねられてます」
拝田啓介:「えぇ~……」
洲崎アカリ:「……そういう感じで、だめっすかね?」
拝田啓介:「いや、えーと、うーん……僕は嫌だけど、君がそうすべきだと思うなら……」
洲崎アカリ:「心配していただけて嬉しいっす。けど、あたしは大丈夫です」
洲崎アカリ:「有事の時には、どうぞ頼ってください。そのためにやってるんで。ね?」
拝田啓介:「まあ、そりゃあ、頼るのが僕の仕事だから……」
拝田啓介:「(あっ……敬語使うの忘れてた……支部長なのに)」
洲崎アカリ:「……それで、わざわざあたしの心配をするためにここまで走って来てくれたんすか?」
洲崎アカリ:「照れますねえ、へへ」
拝田啓介:「え? まあ、そうです。お昼休みなのに食堂に来ないし…」
洲崎アカリ:「え、もうそんな時間ですっけ。チャイムの音、聞き逃してたかも」
洲崎アカリ:「やばやば、今日の日替わりってカツカレーですよね、まだ残ってるかな~」訓練に使っていた道具を片付けながら
拝田啓介:「……最近つらくなってきたんだよね、カツカレー」どんよりしている
洲崎アカリ:「支部長はご飯、もう食べました?まだだったら一緒にどうです?」
拝田啓介:「いいのかい? じゃあ、ご相伴しようかな」
GM:第三支部は、研究・製造所が付属したダミー会社と社員寮という形だ。ゆえに食堂もある。
洲崎アカリ:「そりゃもちろん~」
GM:食べ盛りのチルドレンも多く、ガッツリ目のメニューが多いのだ。
洲崎アカリ:なるほど
GM:洲崎さんが教練しているチルドレンなど、「今日の私の昼食がカツカレーの確立、90%……」などいいながら
GM:メガネをくいっとさせてパトロールに出かけて行った。
洲崎アカリ:外れそう…
GM:食堂に行けば、多くの職員がご飯を食べているだろう。
洲崎アカリ:カッ、カッと杖を突きながら歩く。食堂なんかは割とよく来る場所なので、間取りが頭に入っており、割とすいすい動ける。
拝田啓介:人ごみでわたわたしながら、何とかついていく。
洲崎アカリ:手探りで日替わり定食の食券を買うまで慣れたもの。
拝田啓介:手が券売機付近をうろうろしている。優柔不断なのだ。
洲崎アカリ:優柔不断の気配を察しつつ、何も言わずに隣で待っている。
拝田啓介:野菜炒め定食を押そうとした、そのとき。
オペレーター:「支部長! お知らせしたいことが」
拝田啓介:えーっ!? みたいな空気が一瞬、洲崎さんにすら感じられるだろう。
拝田啓介:「……おほん。なんでしょうか?」
洲崎アカリ:逆にこちらは緊張のスイッチが入る。背筋がピンと伸びた。
オペレーター:「定期連絡のない班があります。こういったことはよくあるのでしょうか?」
洲崎アカリ:食券を握りつぶし、ポケットに押し込む。
オペレーター:所在なさげだ。彼は最近配属されたばかりである。だからこうした突発事態において、指揮系統を超えて支部長にいきなり相談してしまったのだ。
拝田啓介:「いえ、ありえません。どこの班ですか?」
オペレーター:ちらりと洲崎さんを見て、「第二派遣部隊第八地区小隊C班です」
GM:……それは、あなたが教練を担当している部隊の名だ。班長を除き、全員がチルドレンで構成されている。
洲崎アカリ:「……なるほど。報告、ありがとうございます」
洲崎アカリ:取り乱しそうな感情を、どこか意識的に俯瞰する。抑え込む。
拝田啓介:「すぐに通信室に向かいましょう。何らかのトラブルが発生してると考えて、まず間違いありません」
拝田啓介:「洲崎さんは……」
洲崎アカリ:「同行を希望します。流石にその、のんびりご飯食べてもいられないですし」
GM:きみは第三支部において、チームに所属していない。それは戦力外ではなく、むしろ逆。個人で活動を許可されている高度戦力としてカウントされているのだ。
GM:ゆえに、きみの意思は許可されるだろう。
拝田啓介:「分かりました。急ぎましょう!」
洲崎アカリ:頷く。
洲崎アカリ:支部長と一緒に通信室に向かいます!
GM:では君たちは大股歩きで通信室に向かう。
拝田啓介:走ると「支部長が走るな! 士気に関わる!」と怒られるためだ。
洲崎アカリ:なるほど……では部下なので一歩遅れて付いて行きます。
オペレーターたち:「第一派遣部隊第一地区小隊B班、緊急連絡に応答なし!」「第二派遣部隊第五地区小隊A班沈黙です!!」「第三地域巡回部隊A-2班、応答ありません!!」
洲崎アカリ:「……」唇を噛む。大丈夫。あたしはまだ、冷静でいられる。
拝田啓介:「拝田です! 電算機室からの連絡は!」
オペレーター:「ありません!!」ほとんど悲鳴だ。
洲崎アカリ:自分は冷静だ。それを何度も確認して、しばらく逡巡した末に、
GM:そのとき、ばたばたと足音が聞こえる。
洲崎アカリ:「あたしが、行って来ましょうか」提案する。
電算機室担当:「緊急連絡! 電算機室の機能、6割が破壊されました! 市内監視カメラからのハッキング、および直接的な電撃逆流です!」
電算機室担当:彼自身も、所々が焼け焦げている。
電算機室担当:「少なくとも、人員の四割が死傷!!」
拝田啓介:「……洲崎さん」
洲崎アカリ:「はい」
拝田啓介:「出撃は……許可できません」
拝田啓介:「これは、明確な我々に対する攻撃です」
拝田啓介:「……迎え撃ちます。あなたの力を貸してください」
洲崎アカリ:「……ええ。了解です」
洲崎アカリ:迎え撃つ……この支部が、戦場になる。
どどんとふ:「琴城 星羅」がログインしました。
洲崎アカリ:いつかこういう日が来ると、覚悟していたつもりだった。だけど実際、それは思っていた以上に唐突で。
洲崎アカリ:うまくやれるかな……という不安を、声に出さず、呑み込んだ。
洲崎アカリ:……大丈夫。
洲崎アカリ:以上で!
GM:
GM:ロイスの取得のみが可能です。
洲崎アカリ:あ、そういえば
洲崎アカリ:シナリオロイスの拝田支部長、固定でロイス取ってしまっていたんですが
洲崎アカリ:これは空き枠が4つになるって認識でいいでしょうか
GM:もちろんです!
洲崎アカリ:把握!ではロイスは保留で
OP:志奈乃 鹿折
GM:
GM:OP3
GM:志奈乃鹿折
GM:
GM:登場するキャラクターは浸蝕値を上昇させてください。
志奈乃鹿折:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 3[3]+43 → 46
GM:
GM:志奈乃さんは、さっそく情報提供したいですか? ちょっとした学園描写もはさみたいですか?
志奈乃鹿折:時間が許すならちょこっと挟みたいです…!
GM:OK!
GM:
キャピキャピした女子高生:「かおりんさー、あーしらとカラオケいかね? カラオケ」
GM:ここは私立星辰館高校。きみが現在、潜伏している学園である。
GM:物怖じしない女子生徒が、きみに話しかけてきたようだ。
ぼんやりした女子生徒:「タピオカ」タピオカァ…みたいな効果音を発している。もしかして、飲みに行きたいのではないだろうか?
志奈乃鹿折:「……かおりんって、私のこと?」
志奈乃鹿折:心底迷惑そうな顔
キャピキャピした女子高生:「そぉだけどぉ。あ、ダメ? シナノさんとかのほうが良さがある?」
志奈乃鹿折:「別に呼び方なんてお好きにどうぞ」そっけなく返し、席を立つ
ぼんやりした女子高生:「いっぱい、行かないの?」 ぐい、とカップ酒をあおるようなしぐさ。
ぼんやりした女子高生:もしかして、これはタピオカミルクティーのことを示唆しているのではないだろうか…!?
キャピキャピした女子高生:「ちょいちょい! 押し強いって! そういう流れじゃなくね!?」
GM:……彼女らは、いつも一人のあなたにたびたび話しかけてくる二人組だ。
志奈乃鹿折:優しい…
志奈乃鹿折:「……」高校生のカヴァーを使っている以上、必要以上に孤立するのも怪しい、とは思う。
ぼんやりした女子高生:曇りなき眼で見つめている。つるりとしたタピオカの如し…!
志奈乃鹿折:もちろん最低限の人付き合いはするし、有用な情報源であれば有効的な関係を結ぶのも吝かではないが……
志奈乃鹿折:この見るからに頭の悪そうな連中と一緒にタピオカ?とやらを飲むことに優位性を見いだせない……
キャピキャピした女子高生:「あーねー。シナノさん、塾とか…忙しい感じ?」
GM:そう、きみには塾ではないが……
GM:このあと、重要な用事が控えている。
志奈乃鹿折:「ああ、……そうね、これから塾があるの。ごめんなさい」
キャピキャピした女子高生:「あ、うん。アハハ……じゃ、また今度ね」
ぼんやりした女子高生:「鱒寿司でもいい」
キャピキャピした女子高生:「急にどうしたオメー!?」
GM:同級生たちは去っていく。ただ大過がないように、きみは高校生として潜伏していた。
志奈乃鹿折:外見上違和感なく潜伏できる環境で、最大限街の情報を集められる環境
志奈乃鹿折:且つ、突然現れ、突然街から居なくなっても不自然のない立場として高校生を選んだが
志奈乃鹿折:実際の所、ここで得られる情報は既に洗い尽くしている。
志奈乃鹿折:後は直接出向いた方が速いだろう
志奈乃鹿折:N市UGN第三支部へ
GM:——きみは向かう。高校生ではない。元FH、”ポーンワーカー・トゥエルブ”として。
GM:
GM:【UGN大N市第三支部】
GM:
尋問官:「きたか、”ポーンワーカー・トゥエルブ”」
尋問官:「お前の対応をすることになってる。お互い、自己紹介からでも始めるか?」
GM:ここは応接室だ。ふかふかのソファにきみは座らされている。
GM:少なくとも、きみを拘束したり——あるいは、殺害後に直接脳から情報を収集する気はないようだ。
GM:FHとはずいぶんやり口が違うと、この時点で気がつくだろう。
志奈乃鹿折:「短い付き合いになると思うけど、一応聞いておきます。呼び名がないと不便ですから」
志奈乃鹿折:「”ポーンワーカー・トゥエルブ”志奈乃鹿折。あなたは?」
尋問官:「……素直というか、効率的というか」
”ネバーエンド”・サンライズ”:「”ネバーエンド・サンライズ”だ」
”ネバーエンド”・サンライズ”改め田中:「名前は……そうだな。田中」
田中:「よろしく、志奈乃さんとやら」
志奈乃鹿折:「よろしく、田中さん。ですが私からすれば、あなた方の非効率性の方が不可解です」
田中:「というと?」
田中:がぶがぶと紅茶を飲んでいる。
志奈乃鹿折:「脳髄から直接情報を取り出す技術くらい持っているでしょう?わざわざ尋問という不確実な手段を取るのは組織の方針かしら」
田中:「そんなもん(第四支部にはあるかもしれんが)うちにはない」
田中:「それに、記憶探索はオーヴァードの中でも特殊な能力だ。とても我々じゃ安定した再現はできんよ」
田中:「アンタらとは人体実験の桁が違いすぎるからな……単刀直入に行こう」
田中:「俺たちはあんたの持つ情報が欲しい。あんたはさらなる情報を得るための手数が欲しい。そうだな?」
志奈乃鹿折:「ええ、私も無駄話は好きじゃありません。速やかに済ませましょう」
田中:「助かるよ」
志奈乃鹿折:「私の情報は余さず開示する用意があります。ですが先に確約を」
田中:「分かってる。第三支部の情報網で得たものは、”ファースト・レディ”に限り全て提供しよう」
田中:「ただ俺たちは、お互いを信用できない。違うか? 馬鹿正直に言われたことを鵜呑みに出来るか?」
田中:「——できないだろう。信頼できる相手だと、俺たちはお互いに示さなきゃならない。違うか? ”イエロージャケット”の生き残り」
GM:彼の発言は、暗にお前の情報を掴んでいるとのものだ。情報収集力を示しているのである。
田中:「お前にも、まずは行動で示してもらいたい……つまり」
志奈乃鹿折:「ふうん。少なくとも情報の精度は信用できるみたいね」
田中:「手を貸せ。戦争だ。いつもお前らがやっていたようにな」
田中:「分かってもらえたか……こちらの要求を呑んでもらえると助かる」
志奈乃鹿折:「ええ、構いません」
田中:「素直だな……いや、いいことだと思うがね」
田中:「敵の情報はつい先ほど入った。首魁の名は”マスターバスタード”」
GM:それは、きみがかつて在籍していたセルの研究者の名だ。
田中:「分かるな? 俺たちにあんたを信頼させてくれ」
志奈乃鹿折:「へえ………あいつ、生きてたのね」
志奈乃鹿折:「もちろん引き受けます。元々そういうことも想定していましたから」
志奈乃鹿折:「数ある支部からあなた方大3支部に接触したのは、N市中に張り巡らされた情報網の他にも…」
田中:「他にも?」
志奈乃鹿折:「戦力で劣るあなた方なら、私を戦力として売り込むことも、もし裏切られた時に離脱するのも容易ということですから」
田中:「なるほどね。合理的な判断だよ、口に出す前までは」
田中:「まあいい。行くとしようか。支部長たちと合流せにゃならん」
GM:そういうと、田中はキィ、ときしんだ音を立てる。机に隠れてわからなかったが、車椅子に乗っているのだ。
田中:「気にするな。その気になれば逆立ちでフルマラソンできる……オーヴァードだからな」
志奈乃鹿折:「そう、無理しなくても、足手まといにさえならなければ結構です」
田中:「足はともかく手は任せな」
田中:「ついてこい。案内しよう……」軽快に移動を始めるだろう。
志奈乃鹿折:「ええ、期待には答えますが、こちらもそちらを値踏みしていることはお忘れなく」
志奈乃鹿折:軽快に動く車椅子を興味深そうに眺めながら、後をついていく
GM:きみは向かう。戦いを始めるための、戦いの場へ……
GM:
GM:ロイスの取得のみ可能です。
GM:(シナリオロイスが全然出てこなかったのはホントすいません!)
志奈乃鹿折:尋問官:田中 信頼/警戒◯ で所得!
GM:よろしおす!
OP:辰巳 十三
GM:
GM:OP4
GM:辰巳十三
GM:
GM:登場するキャラクターは浸蝕値を上昇させてください。
辰巳十三:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 8[8]+35 → 43
GM:【大N市 第三支部区域】
GM:きみは第三支部に顔を出しに行く途中だ。
GM:平日の日中とはいえ、繁華街に近いエリアは人通りも多い。
GM:きみの目に、久々の町並みはどのように映っているだろうか?
辰巳十三:「やっぱり普通のプリンが良かったな。これ甘くねぇし……でも拝田くん、糖尿病のぎりぎり手前だからな……」 低糖質プリンを抱えて歩く。
GM:そうなのだ。
辰巳十三:「あー、待て待て。普通のプリン買って、俺がそれ食べればよかったんじゃん! 深刻な計算ミスだ!」
辰巳十三:「どうしよ。いまから戻って買うか? ついでにチーズケーキもいっちゃうか?」 そういいながら、タピオカミルクティーをずこずこ音立てて飲んでます。
GM:待ちゆく人は君をほほえましく見やり、通り過ぎていく。はた目には開校記念日かなにかで休みの男子中学生のようにしか見えない。
辰巳十三:「……時間足りねぇかな。バイク乗ってくれば良かった……あ、違う! 買えばいいか? ……買う? 新しいの買うかァ?」 普段まったく使わないのでお金持ちでもある。
GM:うんうん唸っている、そのときである!
???:「お前……十三号か」
辰巳十三:「いくらなんでも、そりゃはしゃぎすぎか? この前のは結局ブッ壊し――、ん?」
???:背後から君を呼び留める声が聞こえた。
辰巳十三:振り返ります。首が180度。ちょっと遅れて上半身がねじれ、それについていく。
???:「反応が早くてうらやましい。相変わらず優秀な個体だ」
???:そこにいたのは、色白でほっそりとした、ゆるくウェーブのかかる金髪の女性だ。
辰巳十三:「そいつはどーも、誉め言葉として受け取っとくよ。誉めのセンスがかんじられねーけど。個体誉めなんていまどきお前……あー……」
???:少なくとも、きみを十三号と呼ぶ白人は存在しないはずだが……
辰巳十三:知ってる顔でしょうか!
GM:では、知覚で判定してみてください! 難易度は8!
辰巳十三:4dx=>8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 8[5,5,6,8] → 8 → 成功
辰巳十三:おお、ぎりぎり
GM:では分かります!
GM:彼女は当時と完全に見た目が異なっていますが、きみとは違う无号シリーズの生産個体である”百号”だとわかります。
GM:それが転じ、元の名前と合わさって戌亥百合子と呼ばれていました。
辰巳十三:「あー……」 指をさし、その指をぐるぐる回す。 「……わかった。髪切った?」
???:「きみの冗句はいつも理解しがたい」
???:「昔はそもそも髪も黒かっただろう」
辰巳十三:「じゃあ染めたわけか? それを見せたくて、わざわざ知り合いの前にでてきたんだろ。ええ? そうじゃなきゃ――」
辰巳十三:「いい予感がしねぇなあ。知ってる? この辺の業界じゃあ、昔の知り合いに久しぶりに顔を出すのはトラブルの前触れなんだ」
戌亥百合子:「……敵性言語を使うのにも手慣れたものだな。いや、こういうのは、もう時代遅れか」
戌亥百合子:「トラブル——そうかもしれない」
戌亥百合子:「少なくとも私は、きみにこの地域から離れてほしいと思っている。顔なじみのよしみ、というものだろうか」
GM:ぎこちなく首をかしげている。
辰巳十三:「やっぱりな! ほら! 絶対そう来ると思ってたんだよ。なにしろ、大昔の戦闘兵器が。なんの用事もなしに、ひょっこり顔を見せに来るなんて」
辰巳十三:「警告の類に決まってるんだ。どういう理屈だ、おい?」
戌亥百合子:「理屈……私たちのやることは、いつもひとつだろう」
戌亥百合子:「戦いだ」
辰巳十三:「お誕生日パーティーとか言ってくれよ。お前も変わんねえな」 笑う
辰巳十三:「何と戦うつもりだ?」
戌亥百合子:「きみは今はちがうのか。いや、昔からそうだったかもしれない」
戌亥百合子:「……なんだ、協力してくれるのか」
辰巳十三:「悪の秘密結社と戦うなら、話を聞いてやらんでもないよ。幸い、そういうのに飢えてる連中を知ってる」
戌亥百合子:「そうか。きみは博識だな」
辰巳十三:「照れるぜ。よせよ。高校受験も視野に入れてるからな」
戌亥百合子:「高校受験……そうか。そういうのもあるか」
戌亥百合子:深く頷いている。
戌亥百合子:「……」
戌亥百合子:「きみも兵器だ。情報漏洩にはならんだろう」
戌亥百合子:「今回の作戦目標はUGNと呼ばれる組織が持つ、この地域の軍事拠点だと聞いている」
辰巳十三:「評価いただきどうも。……いや待ておい、なんだって? いま?」
戌亥百合子:「UGNだ。ゆー、じー、えぬ」
戌亥百合子:「発音はあっているのではないだろうか」
辰巳十三:「あー……発音はあってる。けど」 拍手! 「作戦目標がUGNの軍事拠点? マジで言ってるのか?」
GM:規則的に瞬きをしながら、不思議そうに見つめている。
辰巳十三:「個人的な意見言ってもいい?」
戌亥百合子:「聞こう」
辰巳十三:「やめた方がいい。いますぐこの街から姿を消せ。無理なら俺が助けてやってもいい……」 頭をかきむしる。
辰巳十三:「相手が悪いよ」
戌亥百合子:「……今はそこの兵器なのか。きみは」
辰巳十三:「兵器じゃない」
戌亥百合子:「放たれた銃弾が、自分の意思で進路を曲げることはない」
戌亥百合子:「……兵器じゃ、ない」
辰巳十三:「兵器じゃないんだよ、百号」
戌亥百合子:「……」
辰巳十三:「もう、そういうのはやめな。忠告だ」
戌亥百合子:ぐるぐると君の周囲を回り、しげしげと眺めている。
戌亥百合子:「なにかが変わったようには見えない」
辰巳十三:「お前がいまから手を引くなら、タピオカミルクティー奢ってやってもいい。奮発してるな、俺。なあ、頼む」
辰巳十三:「お前とはやりたくない」
戌亥百合子:「たぴ…?」
戌亥百合子:「しかしだな」
GM:盛大な爆発音
辰巳十三:「タピ」 うなずく。 「俺が思うに、お前は――」
GM:それが、きみの背後——第三支部の方角から聞こえるだろう。
GM:もうもうと黒煙が上がっている。
辰巳十三:「おわ」 爆発音の方を振り返る。今度は上半身が遅れないよう、上半身だけぐるっと回す。
戌亥百合子:「私は、最後発なんだ」
戌亥百合子:「きみがここにいるのは、問題なのではないか? 本当は、あすこで警備かなにかをする勤めなのだろう」
辰巳十三:「……ああ」 ため息をつく。 「いま、俺はお前に対して、誠意と脅威の二つの感情を抱いている」
戌亥百合子:「そうか」
辰巳十三:「俺はみんなを助けに行くよ。できれば、お前が手を引いてくれることを祈ってる」
戌亥百合子:「それは……」
辰巳十三:「なあ。……誰に使われてるんだ、お前?」
戌亥百合子:「FH”アラボト”セル、セルリーダー”マスターバスタード”」
戌亥百合子:「損壊していた私を修復し、現在運用している人物だ」
辰巳十三:「そうか」 「俺がお前を先に見つけてりゃよかったよ」
辰巳十三:それだけ言って、爆発の現場へ向かいたいです!
GM:では戌亥百合子は君の背をそのまま見送り、やがて自分もその方向へゆっくりと歩を進めるだろう。
戌亥百合子:「……一度、今の日本の街並みを見たいとこうして歩いてみたが」
戌亥百合子:「ずいぶん適応していたな……十三号」
GM:
GM:そしてその姿は、避難する市民の波に消えていく。
GM:
GM:ロイスの取得のみが可能です。
辰巳十三:戌亥百合子/誠意〇/脅威 でとります!
Middle1
GM:
GM:
GM:Middle1
GM:
GM:シーンプレイヤー 琴城 星羅
GM:全員登場推奨
GM:登場するキャラクターは浸蝕値を上昇させてください。
GM:
洲崎アカリ:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 8[8]+50 → 58
辰巳十三:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 4[4]+43 → 47
志奈乃鹿折:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 3[3]+46 → 49
琴城 星羅:1D10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 2[2]+45 → 47
GM:
GM:【UGN大N市第三支部 支部長室】
GM:
GM:きみたち四人と美浜田、田中、そして第三支部長である拝田の死地名は
GM:七名は
GM:支部長室に集合していた。直々に案内されたのだ。
拝田啓介:「お集まりいただきありがとうございます、琴城さん、志奈乃さん、そして…」
拝田啓介:「辰巳さん。お久しぶりです。いきなりこのような事態で、なんと言っていいことやら…」
拝田啓介:「洲崎さんも無理を言ってこちらに来てもらいすみません」
辰巳十三:「どーも。……拝田くん、相変わらず顔色悪いけど、状況もあるか? つまりストレスだ」
辰巳十三:「なんとか解消に協力できるといいんだけどね」 お茶菓子を食べてます。
洲崎アカリ:「いえいえ。それを言うなら、この状況でじっとしてろと言う方が無理です」
拝田啓介:「はは…髪も腹もまずいです。体臭はまあ、なんとかまだ……だいじょうぶだと、いいんですけど」
琴城 星羅:「こんなことになるなんて…もっと準備しといたらよかったぁ」
拝田啓介:「琴城さんもお久しぶりです。いえ、久しぶり……というのが正しいのかは、わかりませんが」
GM:「洲崎さん、琴城さんには二重の説明になってしまいますが、先ほどの会議で分かったことを説明させていただきます」
琴城 星羅:「久しぶり、で大丈夫ですよ。記憶は私なんですから」
拝田啓介:「洲崎さん、琴城さんには二重の説明になってしまいますが、先ほどの会議で分かったことを説明させていただきます」
辰巳十三:「拝田くんの体調はともかく、状況に関しちゃ不幸中の幸いだ。頼れるメンバーが揃ってる……だろ? 説明お願いするよ」
洲崎アカリ:「はい。お願いしますね」
拝田啓介:「ええ、そうです……志奈乃さん」
志奈乃鹿折:「……ええ、何でしょう。支部長さん」ようやく口を開く
拝田啓介:「お恥ずかしい話ですが、さっそくあなたの力を借りることになってしまいそうです」
志奈乃鹿折:「構いませんよ。後方支援専門の雑用部隊とは聞いていましたけど……」
拝田啓介:「素早く今回の問題を解決することが、我々の損耗を押さえることにつながります。ひいてはあなたの目的のためにも」
拝田啓介:「雑用。まさしく、その通りです。ご協力お願いします」
志奈乃鹿折:「具体的な策があるということかしら?」
辰巳十三:「いいねえ、具体的な策。俺そういうの聞くの好きだよ」
拝田啓介:「……」
拝田啓介:「まずは、状況の説明から。美浜田くん」
美浜田暖子:「はーい!」えっちらおっちらプロジェクターを作動させている。
GM:壁に地図が表示される。第三支部の直轄地域と、その周辺にまたがる地域だ。
拝田啓介:「まずこちらが、我々が普段警備、あるいは警備を委託されているエリアです。ここのうち、」
GM:複数のポイントに赤いバツ印が浮上する。
拝田啓介:「ここが、連絡の途絶えた巡回部隊が当時いたとされるポイントです」
GM:それは、第三支部を取り囲む円のようにぐるりと存在している。
琴城 星羅:「完全に囲まれてる…!?」
拝田啓介:こくりと頷く。「続いてです。大N市全域にある監視カメラのうち、」
洲崎アカリ:見えてはいないが、映し出されている方に顔を向けている。位置取りについては、一度目の説明の時に頭に入れている。
GM:さらに複数の小さなバツ印が、その円の少し外側を始めとして膨大な数浮かび上がる。
拝田啓介:「ハッキングを受け無力化、更に乗っ取られ……」
拝田啓介:「第三支部の電算機室に電流による物理的反撃に利用されました。死者4名、重軽傷者多数」
志奈乃鹿折:「中々見事な手際ね、かなり周到に準備されていたのかしら」
辰巳十三:「荒っぽいことするやつだな。もったいねえ」
拝田啓介:「……おそらく。我々の監視機能はおよそ半減されています」
琴城 星羅:「…ひどい」
拝田啓介:「これをもって、敵の狙いは第三支部そのものだと仮定しました。また、先ほどよりこの支部へとFHセルが直接攻撃を始めたのを確認しています」
拝田啓介:「ここまでで質問はありますか?」
辰巳十三:「みんな、質問タイムだぜ。俺はろくに思いつかないから、ジャンジャン聞いてくれよな!」
拝田啓介:張り詰めていた表情に、少しだけ余裕が戻る。この人は昔からこうだな、とでも思っているのだろう。
志奈乃鹿折:「一応聞いておくけど、残っているまともな戦闘員はこの部屋にいる連中だけってことでいいのかしら」
洲崎アカリ:「……ふふ。気さくな人だとは聞いてましたけど、これは中々」表情を崩す。
琴城 星羅:じっと辰巳さんを見る。同じような匂いがする。
拝田啓介:「いえ。既にほとんどの人員はチームを組み、迎撃に向かっています」
洲崎アカリ:「無関係の市民に対する攻撃や被害は?」
拝田啓介:「民間人への被害は確認できていません。これは我々の確認する機能が失われたのではなく、」
拝田啓介:「本当に、彼らが無差別な攻撃を行っていないという意味です」
琴城 星羅:「ほかの支部からとの連絡は取れるんですか!?増援はないんですか!?」
拝田啓介:「増援は、恐らく来ません。というのも——」
田中:「監視カメラの妨害からわかるように、敵には強力なブラックドッグシンドロームがいる。当然、電波の類はジャックされている」
田中:「少なくとも、他支部が不審に思うまではこない。思ってからも、部隊を編成するまではこない」
辰巳十三:「だよな……ウチの連中との連絡なんかは、電波届いても難しいんだけど。どっちにしろ望み薄か」
田中:「唯一の例外は、第六支部長か。彼女には距離の制約などないからな…もっとも、現在は療養中だと聞いているが」
琴城 星羅:「そう、ですか」俯く。
洲崎アカリ:「まあ、ですよね……時間がかかればともかく。向こうもその前に蹴りを付ける目算立ててるんでしょうし」
拝田啓介:「ありがとうございます。その通りです。敵は電撃的にこちらを攻撃していると考えていいでしょう」
志奈乃鹿折:「ということは、残された半人前達の寄せ集めと、この場の僅かな突起戦力だけで対抗するしか無いというわけね」
拝田啓介:「そうなります。そしてそれが、あなたたちをこの場に集めた理由です」
辰巳十三:「いいねえ。映画になりそうな筋立てじゃないか。……じゃ、質問タイム終わり? 次行く?」
拝田啓介:頷く。
拝田啓介:「お察しの通り、ここにいるのは現在この支部で極めて上位の戦力を持っている人物たちです」
拝田啓介:「その他の独自行動権を得ている人物は、既に自由意思のもとで各防衛エリアに向かっていただいています」
拝田啓介:「貴方たち三人には、洲崎さんを中心として、」
拝田啓介:「遊撃チームを組み、第三支部を防衛してもらおうと考えています」
洲崎アカリ:「どうも、改めまして洲崎です」一礼。
GM:きみたちはあれよあれよという間にここに集められた。一度、ここでコミュニケーションをとる頃合いだろう。
辰巳十三:「いいね、拝田くんの立てた戦略なら賛成だ……洲崎さんだっけ。一番アタマよさそうだと思ってたんだよね」
琴城 星羅:「あ、自己紹介遅れてすみません。第五支部エージェント、琴城星羅です。よろしくお願いします」ぺこり。
洲崎アカリ:「あら、そう見えます? 照れますねえ、へへ」
辰巳十三:「俺は无号・辰巳・十三。辰巳でも十三でもどっちでもいい。一応、十三地区の支部長なんだが――」
辰巳十三:「まとめ役だけならともかく、俺に作戦指揮を任せるなんて正気の沙汰じゃないからな。現場指示は任せるよ」
洲崎アカリ:「はい、よろしくお願いします。辰巳さんに、琴城さんですね。それと……」鹿折さんの方を向く。
志奈乃鹿折:「知っています。"ケイブマン"の悪名はFHにも届いていましたから」
琴城 星羅:「(みんな年頃は同じくらいに見えるけど、チルドレンじゃない。もう本当に戦ってきてる人たちだ)」
志奈乃鹿折:「志奈乃鹿折。4年前はあなた達の敵として戦っていた者です、もしかして合ったことあるかしら?」
洲崎アカリ:「ん、任されましょう。……4年前というと、あれですか」
辰巳十三:「悪名とはひどいな」 笑う。 「なるほど、四年前から。なるほどね。なるほど」
琴城 星羅:「四年前…」表情が強張る。「戦って、たんですね」
志奈乃鹿折:「生憎今はFHとはなんの関係もありませんけどね、こちら側にいるのがその証拠です」
田中:「その通りだ。少なくとも裏切る心配はない。それは彼女の利益を減ずることになるからな」
田中:「そういう判断基準を持っている、と考えてもらって構わない」
美浜田暖子:「あたまがいいんですね~」
田中:「……」押し黙る。
辰巳十三:「だよね。俺もそう思う。……で、志奈乃さん。狙いはなんだい? あえて離反したのなら……」
辰巳十三:「なにか目的があるんだろ? 今回の作戦に関係あるなら、いまのうちに聞いとくよ。あとで面倒を起こしたくない」
志奈乃鹿折:「……只の人探しですよ」
志奈乃鹿折:「ご存知かもしれませんが、私はあるFHエージェントの複製体です」
辰巳十三:「おいおい。ぜんぜん”只の”って話じゃなくなってきたじゃん!」
洲崎アカリ:「……まあ、ほら。今は、腹を探り合う余裕もないでしょ。あたしは信用することにしますよ」
琴城 星羅:「…そうですね。今はそれどころじゃないです」何かを飲み込んだような顔。
辰巳十三:「わかった、わかった! 俺が騒ぎすぎな! それでいこう。クールに。オーケーだ!」
拝田啓介:「ご協力、ありがとうございます。志奈乃さん、いえ、志奈乃さんでなくてもですが」
拝田啓介:「敵に関する情報を、憶測レベル——たとえ噂話程度であってもつかんでいるのであれば、ぜひお聞かせ願いたく思います」
拝田啓介:「我々が掴んでいるのは、”マスターバスタード”と呼ばれる人物がこの戦闘を主導していること、」
洲崎アカリ:「やあ、すみませんね。ご理解に感謝します」人の良い笑みを浮かべつつ、でも尋問を担当した田中さんならおそらく詳しい情報を掴んでいるんだろうな~とは思っている。
拝田啓介:「それを示唆する犯行声明が、殺害されたと思わしきチルドレンの端末から送られてきたことだけです」
志奈乃鹿折:「私は4年前にFHを抜けた身ですから、それ以降のことは断片的にしか知りません。ですが…」
田中:(支部長……あけすけすぎる。あえて”それしかつかんでいない”と懐をさらすこともあるまい)
洲崎アカリ:「犯行声明……何ですかね、そんなことするメリット」
美浜田暖子:(いえいえ。こういうのは全部伝えちゃった方が後腐れありませんよ。状況をコントロールなんて言ってられませんから)
志奈乃鹿折:「"マスターバスタード"はかつて私が所属していた"アラボト"セルの研究を手動していた人物です」
拝田啓介:「分かりません……むしろ目的は断定するべきではないと考えています」
志奈乃鹿折:「ある意味では私の生みの親の一人……かしらね。そう思ったことはないけど」
琴城 星羅:「どんな目的であれ、この支部を狙って壊そうとしているなら…」
琴城 星羅:「私は、この場所を四年前みたいにしたくありません。抗います。そして、止めさせます。」
琴城 星羅:「相手が誰だろうと、同じです」
辰巳十三:「いいね。マスター・エージェントを相手に、先手をとられて立ち回り。エンジョイできそうじゃないか、ええ?」
洲崎アカリ:「bastard……雑種、偽物、いやなやつ。そんな感じでしたっけ」
拝田啓介:「あるいは……『私生児』。この言い方は、近年ではあまりに侮辱的だそうですが」
田中:「”ポーンワーカー・トゥエルブ”。あえてここで問う。これは、お前が手引きしたことではないな?」
志奈乃鹿折:「……まあ、そう考えるのも無理はないでしょうけど」
志奈乃鹿折:「私の能力はご存知かしら?」
志奈乃鹿折:「もし私が襲撃側に与していたなら、わざわざ外堀から埋めるようなまどろっこしい真似はせずに」
田中:「あえて知らないと言わせてもらおう」
辰巳十三:「戦闘機に乗って空中から襲い掛かってる?」
田中:「…辰巳殿。茶化さずに聞いてやってください」
辰巳十三:「ごめん。いい加減なこと言った」 両手をあげて反省の意思を示す
志奈乃鹿折:「……あなたと一緒にしないで、弱いつもりはないけどあくまで私のは人間の機能の延長上の力です」
志奈乃鹿折:「私の能力は隠密戦闘と暗殺に特化しています。私が敵なら、まず最初に……貴方の首を獲る」拝田さんの方を向く
拝田啓介:「……そうでしょうね」困ったように笑う。
洲崎アカリ:すっと、その視線を遮るように杖を出す。
田中:「お前。その言い方で信用を得られると思っているのか…?」
洲崎アカリ:「……ああ、すみません。ちょっと、そういう声色には反応しちゃうもんで」笑いながら下ろす。
美浜田暖子:「逆に言えば~。本気でこう考えているなら、むしろ信用できるかな?」
洲崎アカリ:「ふふ、失礼しました」
拝田啓介:「洲崎さん、ありがとうございます」頬をかいている
志奈乃鹿折:「理由を示せと言われたから説明したまでです。そんなつもりは毛頭ありませんのでご安心を」
琴城 星羅:「そうですね。今はきっと、鹿折さんは大丈夫です」
辰巳十三:「大変だな拝田くん! はは! いや信用するよ。面倒が嫌いな人は真面目なんだ。知ってる? 心理テストでそうなってた」
志奈乃鹿折:「納得して頂けたかしら?私の目的のためにも、この支部に消えてもらっては困ります」
辰巳十三:「マスター・エージェントを相手にするんだ。戦力は一人でも多い方がいい」
拝田啓介:「ご理解いただき恐縮です……それでは最後に、防衛目標を指定させていただきます」
洲崎アカリ:「ええ」頷く。「どうか、気を悪くなさらず」
拝田啓介:「最終防衛ラインは、この支部全域を覆っているAWE(アンチ・ワーディング・エフェクター)となります」
志奈乃鹿折:「構いません。元々信頼は期待していないわ」つーんとすまし顔
拝田啓介:「ここを破壊された場合、我が支部に在籍し、今も防衛に協力している非オーヴァードが一斉に無力化されることになります」
拝田啓介:「その場合、我々は彼らをおいてこの支部を放棄しなければなりません」
拝田啓介:「改めて。ご協力をよろしくお願いします……この町の平和のために」
拝田啓介:深々と頭を下げる。
辰巳十三:「平和のためにと言われれば。それが拝田くんの頼みなら。俺が手伝わないわけにはいかねえな」
洲崎アカリ:「……ええ」分かってはいたけど、言葉にされると気が重い。支部の放棄。皆を見捨てる……したくないな、それだけは。
琴城 星羅:「…はい。もう、負けません。この支部を負けさせたり、しません」
辰巳十三:「人に恩を売るのが趣味なんだ。任せときな」
拝田啓介:「皆さんには、助けられてばかりだ…これからは志奈乃さんにも」
洲崎アカリ:「勝ちましょう。返り討ちだ」
志奈乃鹿折:「手を抜くつもりはないわ、短い付き合いだろうけど、どうぞよろしく」
琴城 星羅:「よろしくお願いします…鹿折ちゃん」ちゃん付けは友好の証。
辰巳十三:「おっ。それいいな。よろしく、鹿折ちゃんさん」
洲崎アカリ:「あれ、え、何その流れ。あたしも下で呼んでいいっすか?」
志奈乃鹿折:「ちゃん……いえ、構いません。呼称は当人の呼び易さが第一ですから」
GM:きみたちは即席とはいえチームだ。
GM:その背を、命を預け、戦いの場へ赴く…
GM:
GM:購入判定、およびロイスの取得が可能です。
辰巳十三:購入判定。
辰巳十三:UGNボディアーマーでも買ってきます。
辰巳十三:2dx+5=>12
DoubleCross : (2R10+5[10]>=12) → 9[5,9]+5 → 14 → 成功
GM:さすが支部長だぜ!
辰巳十三:とりあえず自分で持っておこう。ほしい人がいたらお渡しします! 辰巳にとって装甲など飾りゆえ…。
洲崎アカリ:応急キット買っておこうかな
洲崎アカリ:1dx+5 >= 8
DoubleCross : (1R10+5[10]) → 4[4]+5 → 9
洲崎アカリ:もちろん誰もHPは減ってないので取り置きます
琴城 星羅:えーと。木刀を調達します。
琴城 星羅:1DX>=5
DoubleCross : (1R10[10]>=5) → 8[8] → 8 → 成功
琴城 星羅:買えた~
辰巳十三:ロイスは琴城星羅さんに。 好意〇/不安 で!
志奈乃鹿折:クソ雑魚社会性で応急キットチャレンジ
琴城 星羅:あっうれしい!こっちも後で絡んでから取ろう!
辰巳十三:以上!
志奈乃鹿折:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 6[6] → 6 → 失敗
志奈乃鹿折:ダメだったよ…
洲崎アカリ:辰巳さん 〇親近感/隔意
鹿折ちゃん 〇連帯感/不安
洲崎アカリ:ひとまずこれで!感情はあとあと変えるかもだし、せーらちゃんにも追い追い取ると思われる
琴城 星羅:ロイスは鹿折ちゃんに! 〇友達になりたい/不安
琴城 星羅:以上!
洲崎アカリ:以上!
志奈乃鹿折:あんなんだったのにポジティブ感情!みんな優しい… 私は辰巳さんに 感服/驚異◯ で!
志奈乃鹿折:以上!
Middle2
GM:
GM:Middle2
GM:シーンプレイヤー 志奈乃鹿折
GM:登場するキャラクターは浸蝕値を上昇させてください。
辰巳十三:出るます!
志奈乃鹿折:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 2[2]+49 → 51
辰巳十三:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 3[3]+47 → 50
志奈乃鹿折:出目がも優しい
琴城 星羅:でます!
琴城 星羅:1D10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 5[5]+47 → 52
洲崎アカリ:1d10+58 出たい!低い目来い!
DoubleCross : (1D10+58) → 4[4]+58 → 62
GM:
GM:これよりミドルフェイズでは、情報収集を行うか、東西南北のどこかに防衛に向かうかのいずれかを選択することができます。
GM:情報収集の場合は、複数の情報を広く判定することができます。
GM:防衛を選択する場合は、情報収集を行うことはできませんが、タイミングによっては後半で情報収集しないとわからないような
GM:特定の深いデータを手にすることが出来るるかもしれません。
志奈乃鹿折:面白いシステム!
琴城 星羅:選択肢が広いぜ
洲崎アカリ:ふーむむ
GM:情報収集で分かることは以下の通りです。
GM:
・北部の戦況 情報UGN 難易度6
・南部の戦況 情報UGN 難易度6
・西部の戦況 情報UGN 難易度6
・東部の戦況 情報UGN 難易度6
GM:
現在の戦況……不明
GM:情報を集めるごとに、あるいはシーンが進むごとに、
GM:「現在の戦況」は更新されていきます。
GM:シーンの進行や特定の情報などがトリガーになっていたりしますが、
GM:基本的にPCが不利になる行動はないので、それだけは安心してください。
辰巳十三:こちらは情報収集かな。サラウンドレポートがあるので、みなさんも全員情報収集ダイスが+1されます。
GM:で、これなのですが、
洲崎アカリ:ありがてえ!
志奈乃鹿折:ありがたや~
GM:4人全員で情報収集するか、どこかひとつに防衛に行くか、という形になります。
洲崎アカリ:チーム行動だから…!もっともなことだ
GM:基本的には、まずは情報収集をしてみて、気になるところに防衛に行く、というデザインです。
琴城 星羅:なるほど…
GM:防衛には3~4回分の情報収集並みのリターンがある、と思ってくだされば!
洲崎アカリ:なるほどだぜ
辰巳十三:やはり先に情報を集めてからの方がよさそうですね!
洲崎アカリ:では調べに行きましょうか…東西南北…
琴城 星羅:北白河だから北にいこうかな。
辰巳十三:ハワイが好きなので南いきます
洲崎アカリ:理由はないけど…東に行きましょう!
志奈乃鹿折:鹿とは関係ないけど西!
辰巳十三:西の都といえば奈良……なるほど、鹿!
GM:ダイスを振り振りせよ!
洲崎アカリ:社会1、侵食B1、辰巳さんのお力1、そこにコネ:UGN幹部を使用して……ダイス5つ!
辰巳十三:コネ:UGN幹部を使い、ダイスを2個増やして振ります!
洲崎アカリ:5dx+1 東へ!
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[1,1,5,9,9]+1 → 10
辰巳十三:4dx+1=>6 情報収集(南)
DoubleCross : (4R10+1[10]>=6) → 6[2,4,5,6]+1 → 7 → 成功
志奈乃鹿折:辰巳さんパワーで+1!
琴城 星羅:無形の影で精神3、辰巳さんパワーで1でダイス四つでいきます!
琴城 星羅:4dx+1=>6 情報収集:北
DoubleCross : (4R10+1[10]>=6) → 8[2,3,7,8]+1 → 9 → 成功
志奈乃鹿折:2dx=>6 情報収集:西
DoubleCross : (2R10[10]>=6) → 7[6,7] → 7 → 成功
GM:全員成功だ!
琴城 星羅:浸食率は4上がって56に。
GM:では、以下のことが分かります。
GM:
GM:・北部の戦況
最も攻撃が激しいエリア。進行してきているオーヴァードの統率が最もとれており、損耗率も高い。
・南部の戦況
二番目に攻撃が激しいエリア。統率は北部ほど取られていないが、同程度の人員が波状攻撃を仕掛けてきている。
・西部の戦況
最も沈黙を保っているエリア。攻撃事態が始まっていないが、予断を許さない状況でもある。
・東部の戦況
最も不可解なエリア。たった一人の人物がUGNを蹂躙している。
GM:
GM:きみたちは各方面を防衛していた負傷兵や交代人員、オペレーター、電算機室担当に話を聞いて回った。
GM:その結果、このような状況と判明した。現状、きみたちが移動しなければ即壊滅するところがあるわけではないが、
GM:エリアによっては時間の問題だろう。
GM:きみたちはどこで情報を共有しているだろうか?
辰巳十三:食堂にしませんか!?食堂!
洲崎アカリ:アッ、そうだご飯食べてない!
志奈乃鹿折:みんなご飯たべてないからね
GM:OK忍!
琴城 星羅:もうお弁当食べちゃった。でも食べる。
GM:
エージェント:「おいっ、飯だ! どんどん作れ! なんでもいい!」
GM:食堂は戦線から後退したエージェントでごった返していた。
エージェント:「喰わなきゃ戦えんぞ! レーションでもブロックでもいい! 定食ならなおいい! 食え食え! そしてどけ!」
洲崎アカリ:「おわっと、いつになく熱気が」
料理人:「はーッ! トリャ—っ! ホアァーッ!!」《無上厨師》
辰巳十三:「すげーな、第三支部は」 エクレア食べてます。
洲崎アカリ:人の流れに身を任せ……適当な料理プレートを確保してきた!
志奈乃鹿折:「騒がしいわね。わざわざこんな所で情報共有?」
琴城 星羅:山盛りのごはんとお漬物だけもらってきました。
辰巳十三:「どーも、洲崎さん。……みんな、だいたい情報は集まったかい? うちの小僧どもが役に立ってるといいんだけど」
洲崎アカリ:「何だろこれ、お肉……?」よく分かってない。丼の前で鼻をすんすんさせている。
琴城 星羅:「いただきます!」「腹が減っては戦はできぬ、って言いますから!」
洲崎アカリ:「あっ、はい。とっても助かりましたよー」
辰巳十三:辰巳の《サラウンドレポート》……その実態は! 小動物に設置した小型マイクやカメラによるbotめいた自動収集!
美浜田暖子:「ケバブ丼ですよ~」
志奈乃鹿折:菓子パンと牛乳のみ、食のこだわり皆無だ
美浜田暖子:ちゃっかり横にいる。小動物めいて固形食糧をかじっているぞ。
洲崎アカリ:「あ、ほんとだ。ケバブだ……」スプーンで雑にかき込み始める。
琴城 星羅:「おかげでバッチリです!…内容は、まあバッチリっていうほどうれしくないけど」
辰巳十三:「相変わらず俺はデータ運用、超ヘタクソだから。みんなの頭脳にかかってる。こっちはまあ南方面だけ調べたよ」
琴城 星羅:「ごちそうさまでした!」お茶碗からっぽ。
美浜田暖子:「琴城さんたべるのはやいね~! えら~い!」ぱちぱち。
辰巳十三:「ケバブうめぇな」 こっちもいつの間にか空っぽ 「羊だったかな、これ」
洲崎アカリ:「あたしは東の方を……その、ちょっと何かの間違いを疑って、入念に2回くらい行ったんですけど」
志奈乃鹿折:「あなた達、よくそんなに食べられるわね」菓子パン半分ほどで手が止まっている
辰巳十三:「俺ら体デカいからね……で、うん。どうなってた? 第三支部の活躍でとっくに鎮圧してたり?」
美浜田暖子:「糖と資質はエネルギーだよ~」志奈乃さんに
洲崎アカリ:「見える限り、出てきてる敵は一人。ですが、全く捕えられないどころか、今も被害が拡大していると」
琴城 星羅:「ひとり」ぱちくり。
志奈乃鹿折:「生憎エネルギーは十分です、生身の部分が少ないので」黒手袋をちらりとめくって機械の腕をみせる
辰巳十三:「じゃ、そいつがマスター・エージェントかな。それか百号か、アーティファクト使いか、霧の獣か、ツチノコか。どれでもあり得る」
洲崎アカリ:「百号?」
辰巳十三:「可愛い腕じゃん。液状カーボン? カラーリングが……ん、ああ? 百号の話?」
辰巳十三:「なんて言えばいいかな。俺と同じ、大昔の戦闘兵器で……今回の作戦にもかかわってるらしい。かなり強い。俺が十三号で、あっちが百号。そういう関係……」
辰巳十三:「……俺、説明下手だな。誰かに通訳頼みたい。とにかくそういう手ごわいのが敵にいるから、ソレかもしれないってこと!」
琴城 星羅:「お友達、なんですか?」
志奈乃鹿折:「无号計画、だったかしら?旧日本陸軍の生体兵器研究……」
洲崎アカリ:「戦闘兵器で、連番……兄弟姉妹のようなもの、でしょうか?」
美浜田暖子:「辰巳さんレベルのお方が相手なんですね~。手ごわいなぁ」
辰巳十三:「志奈乃ちゃんさん、詳しいな。そうだよ。ブラザーみたいなもんだ」
美浜田暖子:「かもしれない、というのは。まだ確定ではないということですか?」
辰巳十三:「それ以上のことは、俺もよく知らない。スペックも大きく違うしな」
美浜田暖子:「それとも、情報が定かではない?」もむもむ
辰巳十三:「一人で戦えるやつって可能性でいうと、マスター・エージェントの方が上だろ?」
辰巳十三:「かもしれないレベルはマスター・エージェントが本命、対抗で百号、……って感じかな」
志奈乃鹿折:「普通に考えれば、番号が大きい方が強いってことかしら。ねえ、十三号さん?」
洲崎アカリ:「んむ……なんとなくわかった気がしますね。解説、感謝です」
美浜田暖子:「感謝です!」
辰巳十三:「志奈乃ちゃんさん、俺に喧嘩売りたい場合はゲームで振ってくれ。仕事じゃマジになれない……やつが俺より強いかっていうと」
辰巳十三:「あり得る話だ。いやあ……やりづらいし、やりたくないね」
美浜田暖子:「……それで、東はその強力な存在がひとつ、と」
辰巳十三:「次、南いってもいい?」
洲崎アカリ:「どうぞどうぞ」
辰巳十三:「もうしゃべり始めてるけど。南はそこそこまあまあって感じ」
辰巳十三:「あとちょっとは持つかもだけど、波状攻撃を仕掛けられてる。あんまり放置はしたくないけど、よその状況次第だな」
辰巳十三:「ってなわけで、西の方もどーぞ」 マイクのようにスプーンを向ける
志奈乃鹿折:「西は何も動きがないわ。攻撃自体されていない。不自然なほどにね」
志奈乃鹿折:スプーンを手でどけながら
美浜田暖子:「攻撃されてない?」
辰巳十三:「へへ。……攻撃されてないって、おいおい。楽勝ムードか?」
志奈乃鹿折:「単に敵の手が追いついてないのか、なにか狙いがあるのか、とにかく現状唯一無事な区域ね」
洲崎アカリ:「んー。そりゃ、なんと読んだものか」
美浜田暖子:「だからといってがら空きにしていいわけでもありませんしね~」
美浜田暖子:「少なくとも、皆さんがあえてそこに行く理由は今のところない、ってことしか言えませんね」
辰巳十三:「そうそう! 洲崎さん先生、あんまり悩んでも仕方ないぜ。いまが無事なら、まず無事じゃないとこから解決していこうよ」
琴城 星羅:「残った北ですけど…話を聞く限りだとたぶんこの中で一番やられてます。向こうにリーダー格がいるのか、統率の取れた大規模侵攻の真っ最中だって」
洲崎アカリ:「"追い詰められたらここから逃げろ"って誘ってるみたい。なんてね」
辰巳十三:「毒矢のたとえ……あ、北がやっぱりまずい?」
洲崎アカリ:「そりゃそうですね……んー」完食。スプーンを置く。
琴城 星羅:「はい。ここにいる撤退してきた方も、多くは北から来たって話です」
美浜田暖子:「うぅ~ん…」もむもむ。ブロックを食べ終わる。
美浜田暖子:「てっきり包囲しているのかと思ったんですけど、そういうわけでもないんですね」
美浜田暖子:「洲崎さんの言う通り~、あえて開けてるのかもしれませんけど」
志奈乃鹿折:「ここまで周到な準備をしてきたんですもの、そのくらいの仕掛けはあるかもしれないわね」
洲崎アカリ:「犯行予告のいわく……"マスターバスタード”は作戦の主導者で。あと、鹿折ちゃん情報によると、研究者でもあった」
辰巳十三:「北を抑えるのがよさそうに思えるな。……きみの作戦はどうだい、洲崎さん先生?」
洲崎アカリ:「見えてくるイメージ的には、どっちかというと指揮官タイプっぽいような……ん、同意見っすね。今は、どこか一点でも崩されちゃ不味い」
洲崎アカリ:「火の勢いが強い所から消してくのがいいと思います。月並みですけどね」
辰巳十三:「得意分野だ。やるなら乗るぜ」
洲崎アカリ:「お二人はどうです?」
琴城 星羅:「やりましょう。いろんな人が苦しむの、見たくないですから」
志奈乃鹿折:「……あえて言うけど、この人数で大軍と当たるのは、正直無謀だと思うわ」
洲崎アカリ:「ふむ」
志奈乃鹿折:「大規模な陽動という線もあるし、万全を期すなら、一区画を犠牲にしてでも”マスターバスタード”の居場所を補足して奇襲を仕掛けるのが、一番合理的」
志奈乃鹿折:「……と思うのだけれど、納得行かないようね」
洲崎アカリ:「……大将首を狙う。確かに、劣勢の側が仕掛ける戦としては、定石っすね」
辰巳十三:「戦闘の目的によるね。つまり……」 洲崎さんに続きをうながす仕草。 「うまく言えねえ。あとよろしく」
美浜田暖子:「耐えていれば、あきらめて帰ってくれるといいんですけどね~」
洲崎アカリ:「まあ、優先順位の問題ですね。勝率を高めるか、犠牲を抑えるか……それと、個人的に」
志奈乃鹿折:「……個人的に?」
洲崎アカリ:「……どうにも、引っかかりますね。相手がわざわざ、こっちに教えてきたんだ。自分達のブレーンは”マスターバスタード”だと」
美浜田暖子:「なるほど~。それは確かに、気にかける必要がありますね~」
琴城 星羅:「…向こうから自分を狙え、って言ってるってことですか?」
志奈乃鹿折:「確かに、そもそもわざわざ犯行声明なんて非効率的だわ。恐怖を煽る事はできるかもしれないけど、普段からFHと戦っているあなた達に対しては効果が薄いでしょうし」
洲崎アカリ:「そうです。そこが本当に急所なら、どうして曝け出すような真似をするのか不可解だ。少なくとも、今の時点で、大勢の命を賭けるような方針は許容できない……と、あたしは思う」
辰巳十三:「一区画を犠牲にしてでも。……その選択をするなら、”マスター・バスタード”が単なる前触れのピエロ野郎の場合、こっちに損害を与えることそのものが目的かもな」
辰巳十三:「全員無事で望みうるベストな戦力を保ったまま撃退する。これが一番敵の嫌がることだろう?」
洲崎アカリ:「……ああ、ですね。一応こういう立場なんで、もっともらしい話を並べてはみたんですけど」
洲崎アカリ:「これ以上、失いたくない。あたしも、星羅ちゃんと同じですよ。そこは」
琴城 星羅:「それなら」「なおさら、守らなきゃいけません」
琴城 星羅:「『全員』には、今まさに戦ってるみんなも含まれますから」
琴城 星羅:「だから、何かを失って勝つような真似はしたくないです。『全員無事で』勝たなきゃいけないんです」
美浜田暖子:「うんうん」うんうん、と頷いている。うんうん、と思っているに違いない。
志奈乃鹿折:「……ええ、あなた達の信条に共感はしませんが、理解はしているつもりです。今のはあくまで私見として述べただけ」
辰巳十三:「いいこと言うね。それがベストだろう。……ってか、きみ可愛いな。食べ方も可愛かった。琴城さん、芸能事務所にスカウトされたりしてない?」
洲崎アカリ:「ええ、実際助かりますよ。ものを見る視点は多い方が良い。そのためのチームですから」
琴城 星羅:きょとん。「そうですか…?えへ、あんまり言われたことないから照れます。梁田支部長が聞いたら喜びますね」
琴城 星羅:「辰巳支部長も、噂と全然違って、その…可愛いですね」
辰巳十三:「そいつはどーも。だが梁田支部長にはこの話やめてくれ。セクハラかパワハラで訴えられるから」
辰巳十三:「だから、つまり……ランチと無駄話の時間が終わったなら、作戦開始か?」
洲崎アカリ:「ですね」立ち上がる。「反撃開始、と行きましょう?」
志奈乃鹿折:「そうね、十三号さんの言うことにも一理あります。一番合理的、と言ったのは撤回するわ」
琴城 星羅:ぴょこんと立ち上がる。「はい、行きましょうか!…やりましょう」
志奈乃鹿折:口元をハンカチで拭いてから立ち上がる
琴城 星羅:続々と立ち上がって食堂を後にするのを見ながら、小さく呟く。
琴城 星羅:「私みたいなのは、私で最後にしなきゃ」
GM:
GM:購入判定、およびロイスの取得が可能です。
GM:情報収集を選んだ場合、購入判定をシーンの終了時に行うことができます。
辰巳十三:両手剣を買ってこよう
洲崎アカリ:ロイス:星羅ちゃん 共感〇/憐憫 で!
辰巳十三:2dx+5=>13
DoubleCross : (2R10+5[10]>=13) → 3[2,3]+5 → 8 → 失敗
辰巳十三:だめでした!低すぎ!
洲崎アカリ:じゃあ私も両手剣チャレンジしてみましょうか
辰巳十三:ロイスは 志奈乃鹿折ちゃんさん/親近感〇/隔意 で!
洲崎アカリ:2dx+5>=13 うおー!
DoubleCross : (2R10+5[10]>=13) → 8[2,8]+5 → 13 → 成功
辰巳十三:以上です!
琴城 星羅:ロイス:辰巳支部長 かわいい人○/不信 で取得します!
洲崎アカリ:買えた!せーらちゃんにあげます
志奈乃鹿折:もっかい応急キット!
琴城 星羅:やったー!武器だ!
志奈乃鹿折:1dx=>8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 2[2] → 2 → 失敗
琴城 星羅:応急セットチャレンジいきます!
琴城 星羅:1dx=>8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 2[2] → 2 → 失敗
琴城 星羅:しょんぼり。以上です。
GM:急にへたれたなきみたち!
志奈乃鹿折:ロイス 洲崎さん 有為◯/隔意 で!
GM:OK! それでは今日はここまで!
Middle3
GM:
GM:ーーーー
GM:
GM:Middle3
GM:シーンプレイヤー 洲崎アカリ
GM:
GM:登場するキャラクターは浸蝕値を上昇させてください。
洲崎アカリ:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 10[10]+62 → 72
志奈乃鹿折:1D10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 6[6]+51 → 57
辰巳十三:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 3[3]+50 → 53
琴城 星羅:1D10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 10[10]+56 → 66
GM:
GM:現在の戦況
・北部の戦況
最も攻撃が激しいエリア。進行してきているオーヴァードの統率が最もとれており、損耗率も高い。
・南部の戦況
二番目に攻撃が激しいエリア。統率は北部ほど取られていないが、同程度の人員が波状攻撃を仕掛けてきている。
・西部の戦況
最も沈黙を保っているエリア。攻撃事態が始まっていないが、予断を許さない状況でもある。
・東部の戦況
最も不可解なエリア。たった一人の人物がUGNを蹂躙している。
GM:
GM:これを踏まえて、情報収集は以下の内容になります。
GM:
・北部の敵性戦力 情報UGN/軍事 8
・南部の敵性戦力 情報UGN/軍事 8
・東部の敵性戦力 情報UGN/軍事 8
GM:
GM:また、東西南北のどこかに防衛に向かうこともできます。
GM:さあどうする!
洲崎アカリ:北の防衛に!行きます!
GM:北へ~
辰巳十三:はい!北!
GM:了解!
志奈乃鹿折:異議なし!
琴城 星羅:いきましょ!
GM:【UGN大N市第三支部 北部地点】
エージェント:「持ちこたえろ! 何としても支部の中に立ち入らせるな!!」
GM:北部では既に居住地だった社宅から防衛線を引き下げ、
GM:支部としての機能を持つオフィスや研究所を併設した建物の防衛に専念していた。
GM:破裂音、人の悲鳴、なにかが衝突したような音……
GM:その様相はまさしく戦場である。
GM:まあだいたいこんな感じです。
洲崎アカリ:我々がいるのは防衛してる建物の中ですか?それとも外から見てる?
GM:おっと、ではそうですね。
GM:先に”防衛”で出来ることを説明いたしましょう。
洲崎アカリ:おねがいします
辰巳十三:やった~
志奈乃鹿折:知りたいぜ
琴城 星羅:おねがいします!
GM:”防衛”を選んだ際に出来ることは2つです。
GM:ひとつ目は対抗判定。目標値を判定で超えることで、その地域の防衛を成功させ、
GM:さらに、その場に置かれた状況を詳しく知ることができます。
GM:(なお、この防衛を成功させ、というのはフレーバーと思っていただいて構いません。基本的にPCが全滅しない限り、第三支部が滅ぶことはないです。
GM:まあNPCの死傷率にはかかわりますが…
GM:二つ目は、戦闘です。
洲崎アカリ:た、試されてるう…
志奈乃鹿折:拝田さん……生きて……!
GM:ミドル戦闘を行っていただきます。
GM:ラウンド終了時に撤退することができる(瞬間退場のようなもの)ほかは、普通の戦闘です。
GM:敵やボスを倒せば、その分クライマックスが楽になると思ってください。
GM:と思ってください。
洲崎アカリ:なるほど
GM:判定ならちょっと難しい代わりにひとつのエリアの詳細な情報収集が、
GM:戦闘ならクライマックスが楽になるミドル戦闘が、といった感じです。
志奈乃鹿折:どちらか一つしか選べない感じですか?
GM:はい。
GM:もっとも、判定で得られる情報には、エネミーのエフェクトなどもあるので、
GM:二度手間だし戦闘しちゃうぜーでもかまいません。
GM:後でまとめて倒せるからほっといて情報収集だぜーでもかまいません。
洲崎アカリ:判定に使う技能とかは、選んでから分かる感じでしょうか
GM:どちらが得、どちらが損、というようにはしないつもりです。
GM:後からわかります!
洲崎アカリ:了解です!
GM:また、判定でも取り巻きの一般雑魚エネミーは死んだりします。(防衛に成功して有利になるので)
洲崎アカリ:わりとミドル判定に強いひとがいないので、戦闘した方がいいのかな…
すらい@見学:安い命だ
琴城 星羅:ミドル判定、浸食率6点と引き換えに+8させたりは可能です
洲崎アカリ:あ、ほんとだ。影があった
辰巳十三:全員出てるので戦闘してもいいかもしれないですね。この先、おやすみするシーンとかでは戦闘できないと思うので
琴城 星羅:それでいいかもですね
洲崎アカリ:それも確かに。戦闘に賛成で
志奈乃鹿折:侵蝕に余裕あるうちに敵の数を減らしとくのもいいかもですね
辰巳十三:じゃあ戦闘いきますか…!
志奈乃鹿折:いきましょう!
洲崎アカリ:いくぜ~
エージェント:”防衛”
エージェント:
・判定による防衛
・戦闘による防衛
のどちらかを選択してください。
洲崎アカリ:戦闘だ!
志奈乃鹿折:バトルしようぜ!
GM:では、戦闘!
GM:きみたちは北部地点を訪れ、その惨状に防衛を手伝うのではなく、
GM:自分たち特殊戦力が遊撃に回り、敵の勢いをそぐ方が効果的ではないかと判断した。
FH:「前進だ!」「殺せ殺せ~!」「こうでなくっちゃなぁ戦いってのはよぉ~!」
FH:簡易的な氷や砂の盾を作り銃撃、制圧してすきをついて前進し壁を増設……
FH:着実に陣地の制圧を進めている。
GM:第三支部に取りつかれ、凄惨な組織的白兵戦が始まるのは時間の問題だ。
辰巳十三:「あ」 上空からバカでかい骨細工が、その陣地の中央に降ってくる。 「悪い。……潰した? 危ないよ、そこ」
洲崎アカリ:「や、どうも。賑やかにやってますねえ」攻撃を受けている支部員たちの間を掻き分けて、前に出てくる
辰巳十三:どばん、と壁の一部を破壊して、世紀末めいた骨だらけ怪獣が出現する。
FH:「ぎゃ」圧力により沈黙!
FH:「てめっ、この三流工兵が! 壁が障子かなにかじゃねえか!」「うるせえな! さっさとあの化け物を撃ち殺せ!」
辰巳十三:「準備できてるってさ! ほらね! みんな大歓迎だって言ってるから、来なよ!」 複数の脚の一本を振り上げ、手招きするような仕草をする。
FH:彼らの目は必然、突如現れた辰巳十三に集中する…!
洲崎アカリ:「即席の部隊だ、無理に連携を作るよりは好きにやりましょう──という話になったんすけど。なるほど、ああいう感じなんすね、十三支部長というのは」
FH:「おい! そっちの女も警戒しろ! なにかされる前に殺せ!!」
志奈乃鹿折:「警戒するのはいいけど、後ろにも注意した方がいいわよ」壁を展開する工兵たちの背後から突如現れ、アームブレードを一閃。
洲崎アカリ:「良い暴れっぷりだ。それに、これだけ騒いでくれるなら」す、と右手を振り上げ、
FH:「ぴっ」沈黙!
FH:「撃て撃て撃て! 少数の隊列を組みなおせ! 白兵戦の間合いだぞ!」生き残りが君たちを攻撃する!
洲崎アカリ:投擲。闇色の刃が、一人の胸先に突き刺さっている。
志奈乃鹿折:すかさず再度透明化し身を隠す。傍目から見ると『影の中に潜った』様にに見えるだろう。
FH:「かひゅーっ かひゅーっ」気道を破壊され、断末魔をあげることもできない・
琴城 星羅:「あなたたちには止まってもらいます。ここで、終わってもらいます」ゆっくり歩いてくる。全身の皮膚に裂け目が入ってゆく。不思議と血液は出ず、赤黒い光が裂け目の向こうで胎動している。
FH:「ちっ! クリーチャーに事欠かねえな……やられる前にやれ!」
琴城 星羅:皮膚の裂け目が大きく開くと、そこから微細な破片が噴出する。
琴城 星羅:FHにかかった部分が、見る見るうちに「食われて」いく。
FH:「あがっ」「げっ」「んな……」破片が突き刺さり、
FH:『うおおおおおおっっっ!!!??』
洲崎アカリ:「……ん、上手く行った。やっぱ決まるといいもんですよね、先制攻撃」音のみによる定位。実力差のある相手なら決めれなくはない、というレベルの技術。
FH:不可逆の破壊に見舞われる…!
辰巳十三:「いいね、みんな! 地獄みたいだ! ほら、まだいるんだろ? 恥ずかしがってないで出て来いよ!」
志奈乃鹿折:「目立つ連中で助かるわ。こちらの仕事が楽になる」通信係や指揮系統を優先して排除し、敵の陣地に穴を開けるていく
辰巳十三:ここで減らせるだけ減らす! 骨による警告のクラッタリング!
FH:「くそがっ……とまらねえ!」
???:『てめぇーらっ!! ピーピーわめいてんな遠足じゃねえんだぞ!! まとめて殺すか!?』
GM:きみたちの作戦は局地的とはいえ一定の戦果を挙げていた。しかしそのためか、
洲崎アカリ:そのまま、無造作に中央に出ていく。騒がしい音のする方へ。
GM:志奈乃さんが破壊を続けていたいくつもの通信装備から、同時多発的に同一人物からの雷のような怒声が響く!
???:『ええっ!? ボケが! 素人じゃねえんだろ!!』
GM:男は怒りとは裏腹に的確な指示を出し、生き残ったFHたちはみるみる陣形を組みなおす。
洲崎アカリ:「おや。今の声……」
???:『マーセナリー!! 金だけはとる傭兵気取りの間抜け共! 仕事をしろ、クソが!』
洲崎アカリ:「どうです、鹿折ちゃん」"マスターバスタード"の声だったか?という確認。
GM:違いますね。
志奈乃鹿折:「耳障りなことに変わりはないけど、奴の声とは違うわね」
辰巳十三:「おっ。ちょっと偉そうなやつの気配? 出てくるかな?」
洲崎アカリ:「んー、そうそうすぐに総大将は引けないか」
???:『あ? 出てくる? 出てくるっつたのか、おめー』
???:『ば~~~っかじゃねえのか!?』
???:『指揮官が戦場に出るわけね~~~~~~だろ。ええ?』
辰巳十三:「ところがここに戦場に出てくるアホな指揮官がいるんだよな! 暇してるなら来なよ!」
辰巳十三:「運動不足は万病のもとだぜ」
???:『ああ!? てめーもか! どこの組織もそうだ! 信じられねぇ…』
???:『まあ、いいか。都合がいい』
GM:あなたたちの耳に恐ろしい飛翔音が聞こえる! それは…
GM:小型のミサイルだ。あなたたちのいる地点をめがけている!
洲崎アカリ:「……おお、言うだけの事はありますね。やる事が賢しい」
GM:演出で破壊していいです。
志奈乃鹿折:「イカれてるわね……!味方ごと潰す気?」
辰巳十三:「おっ、鳴り物が来たぞ。誰か迎撃よろしく」
FH:「そうだそうだ!」「敵と切りあって死にてぇ!」「いや俺は死にたくねえけど!? 一方的に殺しだけしていたい!!」
???:『黙れ雑魚が。せいぜい足止めになって死ね』
洲崎アカリ:「やってみましょうか?百パーの保証はちょっと、ないですけど」指先で一枚、闇の鏃を摘まんで
洲崎アカリ:と、言った矢先に他のすごい人が撃ち落としてくれるんじゃないかな~
津村 孝蔵:ゴォン。ミサイルの音ではない轟音が響く。
???:『あ?』
津村 孝蔵:空に、黒い軌跡を描いて一本のラインが描かれる。ミサイルは見る見るうちにその軌跡に貫かれ、消滅する。
???:『……』
津村 孝蔵:「遅えよ」「オッサンにあんまり働かせんな。明後日の筋肉痛とか考えたくもねえ」
辰巳十三:「おいおい、誰だ? 狙撃か? はは! フルーツギフトものの腕前だな!」
???:『っは~~~~~』
???:『で?』
???:『それはあと何回できるんだ? 十回か? 百回か?』
???:『それをしてジャームにならずにいられるか? それとも今の一回だけか?』
津村 孝蔵:「一回で済む任務しかやったことがねえんで、正直わからん。で、だ」
津村 孝蔵:PCたちを見る。「一回で済むようにしてくれねえかな。頼む」笑う。
GM:きみたちは、はるか先、大N市内のとある建物から砲塔がそびえたっているのが分かる。
GM:アレを破壊すれば、あるいは……!
辰巳十三:「よし賛成だ。すぐにやろう」
洲崎アカリ:「やあ……かたじけないですね」振り向いて、
志奈乃鹿折:「何度も撃たせるわけ無いでしょう?位置が割れたのならどうとでもなるわ」
洲崎アカリ:「ふむ、趣旨は分かりました。この距離は流石に初めてですけど」
津村 孝蔵:「俺ァこういうやつしかやったことがなくてな。すまん」さっき弓を引いていた右手をぶらんと垂らす。血が滲んでいる。「行ってくれ」
洲崎アカリ:「動かない的なら、何とでもなるでしょ」
津村 孝蔵:津村さんは建物の中に戻って、断続的に演出的《巨人の斧》を撃って演出的ザコを退治する仕事を始める予定。
琴城 星羅:「ありがとうございます!」後ろに小さくお辞儀をして、駆け出す。
辰巳十三:「仕事の時間だ、とりかかるぜ」
GM:
???:『ああ? 舐めやがって…』
”コンキスタドール”:『俺は”エルドラード”セルッ! ”コンキスタドール”だぞッ!!』
GM:ミドル戦闘になります。
GM:
GM:
PC
ーー5m−−
FHマーセナリーB-1,B-2
ーー5m−−
FHマーセナリーA
——3000m−−
ミサイル発射装置
GM:
GM:戦場はこの通りです。
琴城 星羅:さんぜん。
志奈乃鹿折:遠い…
GM:まあ目視はできます
GM:ROUND1
GM:セットアップ!
GM:こちらは全員なし
辰巳十三:ナシ!
洲崎アカリ:ありません!
志奈乃鹿折:なし!
琴城 星羅:なし!
GM:イニシアチブ!
GM:こちらは全員なし!
洲崎アカリ:ないです!
志奈乃鹿折:なし!
琴城 星羅:なし!
辰巳十三:ナシ!
GM:それでは行動値順だぜ!
GM:志奈乃さんの番です。
志奈乃鹿折:《陽炎の衣》《光芒の疾走》隠密化しつつ戦闘移動
志奈乃鹿折:光芒の疾走の効果でFHマーセナリーB-1,2を無視してAにエンゲージ
志奈乃鹿折:侵蝕+4 57→61
FHマーセナリーB-1:ゲェーッ
FHマーセナリーB-2:ナニィーッ
志奈乃鹿折:続いてメジャー!
志奈乃鹿折:《C:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》《デスストーカー》《光の舞踏》アームブレードでFHマーセナリーAを攻撃
FHマーセナリーA:こいやーっ
志奈乃鹿折:7dx8+12
DoubleCross : (7R10+12[8]) → 10[1,4,5,6,7,8,10]+10[8,9]+3[2,3]+12 → 35
FHマーセナリーA:ガード! 我々マーセナリーは近代的装備に身を包んでいるぞ!
志奈乃鹿折:アームブレードの効果でガード値-5!
FHマーセナリーA:かなしい
志奈乃鹿折:4ダイス+固定値38でダメージ判定
FHマーセナリーA:どうぞ!
志奈乃鹿折:4d10+38
DoubleCross : (4D10+38) → 13[1,1,3,8]+38 → 51
FHマーセナリーA:ひゃはは! ダイスの目が悪いなぁ~ その数値は、
FHマーセナリーA:死にます。
志奈乃鹿折:なにい!
志奈乃鹿折:やったぜ
FHマーセナリーA:演出をどうぞ!
辰巳十三:ですよね~
志奈乃鹿折:「"コンキスタドール"?聞いたことないわね」ぞぷんっ。と影に吸い込まれるように鹿折の姿が消える。
FHマーセナリーA:「クソッまただ! また消えやがった……!!」
FHマーセナリーA:ポリカーボネードの盾を振り回しながら攻撃に備える。が。
志奈乃鹿折:次の瞬間、最も離れていたマーセナリーの背後の影から音もなく現れ
志奈乃鹿折:刃を一閃。首を裂く。
FHマーセナリーA:ごとりと首が落ち、一泊遅れて血が噴出する。
FHマーセナリーA:「……え?」
FHマーセナリーA:撃 破
志奈乃鹿折:「さっきの戦いを見てなかったの?学習しないわね」
辰巳十三:「お見事。風通しがよくなった」
GM:では次! マーセナリーAくんは死んでしまったので
GM:辰巳さん、琴城さん! お好きな方から動くのだ
辰巳十三:その前に戦闘終了条件の確認を!
辰巳十三:全滅 or ミサイル発射装置の破壊?
洲崎アカリ:そういえばラウンド終了時の撤退が可能なんでしたっけ
GM:戦闘終了条件は、ひとつはラウンド終了時の撤退です
GM:もうひとつは敵の全滅です。
GM:残しておくと、そのまま出てきます。
GM:クライマックスに出てくる、ということですね。
辰巳十三:洲崎さんが壊せるかどうかで、このラウンドで引くかどうか変わってくる→マーセナリィを倒すために使うパワー配分が変わってくるため、
辰巳十三:違う、琴城さんが壊せるかどうか!
辰巳十三:先に琴城さん打っておきます?
琴城 星羅:ですね。全力で一発だけぶっぱして、ちょっとシーンをお休みする感じで。
洲崎アカリ:その方がよさそう
琴城 星羅:ではいきます。マイナーでコンボ「命の星」。
琴城 星羅:赫き剣+破壊の血、HP12点消費して攻撃力39の武器を作成。
GM:いたそう
琴城 星羅:消費が6。
琴城 星羅:あ、浸食コストが6!
琴城 星羅:で、メインでサンドシャード+コンセントレイト。破壊するのは「命の星」。対象はマーセナリー×2と発射装置。
琴城 星羅:浸食コストが7。
GM:おっと、エンゲージが違うのでどちらかだけですぜ!
琴城 星羅:では、発射装置を!
琴城 星羅:では、判定。
琴城 星羅:4dx8+10
DoubleCross : (4R10+10[8]) → 10[1,1,4,9]+7[7]+10 → 27
ミサイル発射装置:ドッジしてぇなぁ~!!
琴城 星羅:39+3D10
DoubleCross : (39+3D10) → 39+13[6,6,1] → 52
ミサイル発射装置:ミサイル発射装置なので、リアクションはありません。
ミサイル発射装置:52ダメージは…
ミサイル発射装置:破壊! 50点でした。
琴城 星羅:やったー!
ミサイル発射装置:ミサイル撃ちたかった
GM:演出どうぞ!
琴城 星羅:腕の皮膚をおもむろに剥ぎ取り、手を上に掲げる。体内の体積が拳に集まる。
琴城 星羅:「津村さん!『これ』と砲塔を同時に撃てますか!?」
津村 孝蔵:「まだやらせる気かよ!?」
津村 孝蔵:ゴォン。「できねえわけじゃないけどさあ」
琴城 星羅:放たれた弾体は過たず星羅の拳の構造体を貫く。
琴城 星羅:そして、構造体でコーティングされ、発射装置へ飛ぶ!
”コンキスタドール”:『あ?』
GM:構造体は過たず砲塔を貫き……
GM:爆発!!
”コンキスタドール”:『……』
琴城 星羅:爆発したのを見届けて、その場にへたり込む。「よかったぁ…届いてくれた…」
”コンキスタドール”:『だから?』変わらぬ声。
洲崎アカリ:「うはあ……一撃っすか」
GM:遠くに見える建造物群。そのいくつかから、次々と砲塔が立ち上がっていく……!!
辰巳十三:「花火見たら『たまや』だろ! テンション低いやつめ。……おい、みんな、いい情報だ。こいつたぶん友達少ない」
”コンキスタドール”:『ひとつなわけね~~~だろ!! 馬鹿か!?』
”コンキスタドール”:『こいつらは第三支部用じゃあなかったが仕方がねぇ……』
志奈乃鹿折:「いちいち癇に障る男ね。虚勢も……!?」
GM:いくつものミサイルが一斉に発射!!
志奈乃鹿折:「これは……流石にまずいわね」
GM:死をまき散らす飛来物は正確な姿勢制御を行い、
洲崎アカリ:「……ね、狙いは?」
GM:当然、きみたちのもとへ叩き込まれようとしている!
琴城 星羅:「っ…!」目を閉じる。
GM:しかしそれは、あっさりと空中で起爆した。
辰巳十三:「逃げるか、食らって再生するか? 悩みどころで——おわっ」
洲崎アカリ:「となると、これは……」喰らって再生するかなあと考えていたところ
オペレーター:『聞こえていますか!?』
オペレーター:『こちらで一部通信機能の回復を確認しました! 先ほど誘爆した建物が、電波妨害の一部を担っていたと考えられています!』
洲崎アカリ:「あっと……どうも。聞こえています、こちら"カーテンフォール"」
辰巳十三:「どーも。感度良好。助かったぜ、この辺にうまいラーメン屋あるんだよな!」
オペレーター:『よってこちらは機能を対空設備に集中しました! 狙撃犯の編成も至急行います……ご武運を!』
オペレーター:『駅前まで行かないとチェーンしかありませんよ、この辺は!!』通信が途絶える。
琴城 星羅:「よかったぁ…!」
志奈乃鹿折:「形勢逆転ね。隠し玉はまだあるのかしら、"コンキスタドール"さん?」
辰巳十三:「げ……もしかして、この辺の地図、めちゃくちゃ変わってる……!?」 ショックを受けている。
”コンキスタドール”:『隠し玉を隠さない馬鹿がいるか?』
”コンキスタドール”:ザ、ザザーー。先ほどと違い、ノイズが混じり始めた。
洲崎アカリ:「あはは……持つべきものは優秀な仲間、ですねえ」
琴城 星羅:そこらへんの瓦礫を吸収しながら、ゆっくり立ち上がる。「でもまだ、終わってません。まだ前線部隊が目の前にいます」
志奈乃鹿折:「口の減らない……追い詰められた顔を見るのが楽しみだわ」
GM:
GM:----
どどんとふ:「琴城 星羅」がログインしました。
どどんとふ:「志奈乃鹿折」がログインしました。
GM:続いては辰巳さんの番!
辰巳十三:よし、攻撃はしないぞ!マイナーで戦闘移動。
辰巳十三:残り二人のマーセナリーのエンゲージに移動して接敵。
辰巳十三:メジャーで何もしない!
GM:OK!
辰巳十三:「仕事は終わりだ! 引き上げようぜ!」
辰巳十三:二人のマーセナリーに割り込む形で巨体を突っ込ませる。撤退援護の構え。
FHマーセナリーB-1:「んだと、てめっ…!」
洲崎アカリ:「ん。ですね、殲滅は流石にきりがない」
FHマーセナリーB-2:「こんなの攻撃しても僕ちゃん楽しくないよォ~!!」
辰巳十三:「洲崎さん先生、退路よろしく!」
洲崎アカリ:「ええ、あと数秒。お願いします」
辰巳十三:そんなわけでターンエンド!
GM:続いては洲崎さんだ!
洲崎アカリ:じゃあこっちの手番は待機しましょう。せーらちゃんに攻撃がきたら庇う感じで
FHマーセナリーB-2:OK!
洲崎アカリ:撤退そのものは手番関係なくクリンナップ後に実行できるって感じですよね
GM:そうです!
洲崎アカリ:了解!
GM:続いてマーセナリーB-1,2の手番。
FHマーセナリーB-1:《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート》+《ゼロ距離射撃》
FHマーセナリーB-2:《コンセントレイト:ノイマン》+《コントロールソート》+《ゼロ距離射撃》
GM:対象はどちらも辰巳さんだ!
辰巳十三:こいーーーっ!(ドラミング)
FHマーセナリーB-2:8dx9+2
DoubleCross : (8R10+2[9]) → 10[2,2,4,5,6,7,8,10]+10[9]+7[7]+2 → 29
FHマーセナリーB-1:8dx9+2
DoubleCross : (8R10+2[9]) → 8[1,2,4,4,6,8,8,8]+2 → 10
GM:それぞれリアクションをお願いします。
辰巳十三:ドッジ!
辰巳十三:まずはB1のやつに対して。
辰巳十三:6dx+1=>10
DoubleCross : (6R10+1[10]>=10) → 10[1,2,2,2,4,10]+6[6]+1 → 17 → 成功
辰巳十三:B2のやつに対して。
辰巳十三:6dx+1=>29
DoubleCross : (6R10+1[10]>=29) → 10[1,2,2,4,5,10]+6[6]+1 → 17 → 失敗
辰巳十三:B2のやつだけヒットしました!
FHマーセナリーB-2:了解! ダメージだ!
FHマーセナリーB-2:3d10+10
DoubleCross : (3D10+10) → 22[3,10,9]+10 → 32
辰巳十三:ボディアーマーで8点減らして、24点ダメージ。HP33→9!生存!
GM:では巨大な骸骨であるきみに、銃弾が殺到するが!
辰巳十三:「へへへへはははははははは! それで死んでやるわけにゃいかねえな!」 骨細工を削られながらも、腕を振り回す。
辰巳十三:「——で、時間切れだ! また今度な!」 ばっ、と全身から血の煙を噴出する。——非常用のなぞの煙幕!
FHマーセナリーB-1:「うおっあぶね! アタシの珠の肌に傷がついたらどうすんだ!?」
FHマーセナリーB-2:「小癪だよぉ~!!」
GM:相手も傭兵だ。深追いはしない。一度引き、倒せる奴を倒しに向かうだろう。
GM:クリンナッププロセスです。なにかありますか?
GM:こちらはありません!
辰巳十三:ナシです
洲崎アカリ:ないですー
志奈乃鹿折:なしです!
琴城 星羅:なし!
GM:了解!
GM:さて、戦闘を続行するかどうかですが、しないということでOKですね?
辰巳十三:しないです!
洲崎アカリ:OKです~!
志奈乃鹿折:しません!
GM:ではこれでシーンは終了です!
琴城 星羅:撤退!
GM:
RESULT 撤退
・”コンキスタドール”セル ミサイル発射装置 FHマーセナリーA 撃破
GM:ロイスの取得のみが可能です。
辰巳十三:ロイスなしです
洲崎アカリ:ないですー
琴城 星羅:なしにしときます。
志奈乃鹿折:シナリオロイスをまだ取ってないので…なし!
Middle4
GM:
GM:Middle4
GM:シーンプレイヤー 辰巳十三
GM:
GM:防衛を行うと、あなたたちは向かった区画にまつわる情報を入手したことになります。
GM:また、その間の他区域の情報も断片的にですが伝わってくるでしょう。
GM:それでは改めて!
GM:
GM:登場するキャラクターは浸蝕値を上昇させてください。
辰巳十三:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 3[3]+53 → 56
志奈乃鹿折:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 1[1]+67 → 68
洲崎アカリ:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 2[2]+72 → 74
GM:低燃費~
辰巳十三:YEAH!
GM:あっ! お伝えし忘れておりました。
洲崎アカリ:いい揺り戻しだ
志奈乃鹿折:エコ!
GM:一地域の防衛を行ったため、シーンの最後にマスターシーンが挟まります。
洲崎アカリ:ほほう
GM:連絡終わり! シーンに入りましょう。
GM:
GM:情報収集で分かることは以下の通りです。
・南部の戦況 情報UGN 難易度8
・西部の戦況 情報UGN 難易度6
・東部の戦況 情報UGN 難易度8
以下の三つは情報収集後、判定に成功したものとして公開されます。
※”エルドラード”セル
※”コンキスタドール”
※北部の戦況
洲崎アカリ:今度は西だけちょっと簡単か
GM:また、支部員からこのような情報が伝わってきます。
辰巳十三:財産のある辰巳が東部をやりましょう
辰巳十三:最も不可解なので早めに調査を進めた方がよさそう
洲崎アカリ:9点!ではおまかせします
GM:西……変化なし 東……映像解析中 南……戦線拮抗
GM:彼らも大変なので、情報はこの程度です。では判定をどうぞ!
洲崎アカリ:じゃあ洲崎が南に行きましょうか、鹿折さんよりも得意っぽいので
辰巳十三:では、《サラウンドレポート》を使用。全員の情報ダイスが+1です。
志奈乃鹿折:社会値ヨワヨワなので西にいきたい…お願いします!
洲崎アカリ:ありがたいぜぇ~
辰巳十三:そして東をどうにかしてきます。情報:UGNなので、コネ:UGN幹部を使ってダイスがさらに+2!
志奈乃鹿折:ありがたや~
辰巳十三:5dx+1=>8 東部の戦況!
DoubleCross : (5R10+1[10]>=8) → 10[2,6,8,9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功
洲崎アカリ:社会1!ボーナス1!コネと辰巳さんパワーで合計5
辰巳十三:たわいなし!
洲崎アカリ:5dx+1 南を!
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[4,7,8,9,9]+1 → 10
志奈乃鹿折:3dx=>6 西!
DoubleCross : (3R10[10]>=6) → 10[2,7,10]+7[7] → 17 → 成功
GM:全員成功!
琴城 星羅:全員成功だ!やったー!
GM:それでは以下のことが分かります。
GM:
・西部の戦況
変化なし。不気味な沈黙を保っている。
・南部の戦況
防衛ラインは訓練もあり強固だ。無秩序な進行に対して、十分な防御力を発揮し始めている。
・東部の戦況
謎の人物はぴたりと攻撃をやめ、思い出したかのように突出してきた支部員を攻撃しているという戦法を取っている。
GM:もちろん”マスターバスタード”は一人で大部隊と戦える人間ではない。仮に現場に彼がいるとするなら、南にいるに違いないだろう。
GM:また、以下の情報は防衛に成功したため公開されます。
GM:
・北部の戦況
きみたちの撤退後も激しい戦闘が繰り広げられており、双方共に死傷者は多い。
とはいえ両社の戦力は拮抗しつつあり、やすやすと防衛ラインを抜かれることはないだろう。
・”エルドラード”セル
軍事産業が中心の複合型セル。かつては兵器生産のほか、傭兵であるFHマーセナリーの統括、人造兵士の生産なども行っていた。
四年前の”崩落戦”では多数のFHマーセナリーと量産した兵器を導入し、大N市全域に大規模な被害をもたらした。
崩落戦で敗北したのちは吸収合併していたセルの多くが離散。主要取引先のひとつだった竜宮家の離反に加え、残った総力をかけた”第二次崩落戦”が頓挫したことで完全に再起の目を失った。
現在は残されたリソース、本来用いるはずだった戦略など、全てをかけて第三支部へ侵攻している。
なお”アラボト”も元は”エルドラード”の傘下セルだったらしい。
・”コンキスタドール”
”エルドラード”セルリーダー。軍需産業の統括者でもある。経済含む社会的地位を『なりあがる』ことに固執したジャーム。
自分の立身出世を滞らせるものは敵味方問わず激しい憤怒の対象となる。裏切り、切り捨ても問わない。
きみたちに対しても恐るべき殺意を発揮しているに違いなく、自分の主義をかなぐり捨てて現場に突撃してくる可能性があるだろう。
GM:
GM:情報共有をしましょう。どこがいいとかありますか?
GM:ではブリーフィングルームで!
GM:【UGN大N市第三支部 第四会議室】
GM:きみたちは部屋の半分くらいが他の部屋の邪魔になった机や椅子で埋められた会議室で一度休憩をはさみながら、
GM:再び情報収集を行っていた。
洲崎アカリ:「ふう、この部屋まで使う事になるなんて。もっとちゃんと整理しとけばよかったっすねえ」机の上のホコリをはらいながら
田中:「——俺からは以上だ。北部の敵勢力を捕獲し、話を聞く余裕ができたのは貴方たちの活躍も大きい」
辰巳十三:「オーケー、わかった! ”エルドラード”の残党だな」
GM:他の部屋は傷病者を寝かせたりして床面積が足りないのだ。
志奈乃鹿折:「……彼女、琴城さんの姿が見えないけど」
田中:「彼女は”食事中”だ。ずいぶん働いたからな」
辰巳十三:「よく食うのは重要だ。空腹はサメでも殺す。じゃあ情報整理といこうか」
志奈乃鹿折:「ふぅん、難儀なものね。レネゲイドビーイングというのも」ひび割れた皮膚の下に蠢いていた異形を思い返す
田中:「フン……志奈乃。お前こそ独断で西部を偵察に行っていたな? なにかめぼしいものは見つかったか?」
志奈乃鹿折:「求められた仕事をしているだけです。いちいち許可がいるのかしら?」
洲崎アカリ:「大丈夫です、あたしが許可しました。……って事で」
田中:「洲崎……」
田中:「まあ、いい。非常時だからな。小言はよそう」
辰巳十三:「そうそう。いまや町中が非常事態だ。学級会やってる場合じゃないぜ」
洲崎アカリ:「ええ、事が済んだらいくらでもお付き合いしましょう」
洲崎アカリ:「それで、どうだったんです? 西の様子は」
志奈乃鹿折:「……西は先刻と変わらず。ここまで動きがないとかえって不気味ね」ちょっとバツがあるそうに洲崎さんを横目に見ながら
辰巳十三:「ふぅん。……何か隠してるな?」
洲崎アカリ:「ふーむ、なるほど」特にその視線を気にする様子もなく(というか見えてない)、顎に手を当てる。
田中:「隠密能力者から見ても、か。そうそう見つけられるものでもなかろう」
田中:「なにかあると考えたほうがいい。だが、あっても悠長に探している時間はない」
志奈乃鹿折:「あの男、”コンキスタドール”が敵の指導者だとしたら、間違いなく何か仕込んでるでしょうね」
辰巳十三:「きみ、あいつのこと嫌いそうだな~」
志奈乃鹿折:「基本的に他人を好きにも嫌いにもならないのだけど、ああいう手合は無理ね」
洲崎アカリ:「ですねえ。落ちぶれたとは言っても、元が巨大企業だ。仕込めるタネはいくらでもあるでしょう」
田中:「そうだな。ああいう所の崩壊は、つまり維持する体力がなくなったことを意味する」
田中:「そうなれば、むしろ採算度外視で放出してくるだろう。平時より厄介かもしれん。他支部用の大規模兵器を惜しまず流用してきたほどだからな」
辰巳十三:「もったいねえなあ。まあ、西は後回しってことで。……俺は東の方が気になったね」
洲崎アカリ:「それはあたしも気になりますね。どうだったんですか、例の"一人"」
辰巳十三:「単独での侵攻は、一時停止の状態だ。よくわからんけどね。突出した支部員を迎撃だけしてるみたいだ」
志奈乃鹿折:「補給……か何かかしら?長時間戦闘を継続できるタイプじゃないのかも」
田中:「……その人物だが、ひとつ心当たりがある。」
辰巳十三:「おっ。田中さん優秀~。なにかあるかい?」
洲崎アカリ:「まあ、強力なオーヴァードが継戦能力に難を持つのは、珍しくもない話ですね」
田中:「奴はこれまで一度も、”戦闘中の記録”を取られたことがない」
志奈乃鹿折:「記録がない?それで特定できるの?」
田中:「ただ単純に”速すぎる”からだ。オーヴァードによるオーパーツ級の記録装置でも捉えきれなかった。現在の状況とはあまりにもかけ離れているが……」
洲崎アカリ:「つまり、田中さんも"何も知らないけど存在だけは把握してる"って事です?」
辰巳十三:「わかった。正体がつかめたぞ!」
田中:「そうだ。”誰にも捉えられない”奴は、そうそういない」
辰巳十三:「スカイフィッシュだ」
辰巳十三:「……ごめん。続けて」
田中:「いや。方向性としては間違っていないかもしれないな」
洲崎アカリ:「"スカイフィッシュ"……?」完全にコードネームだと思っている
辰巳十三:「マジかよ。洲崎さん先生、その話また後でね」
志奈乃鹿折:「正気なの?」ジト目で田中さんと辰巳さんを見ながら
洲崎アカリ:「え、わかりました」
田中:「……”荒天龍”。世界各地で行動を確認されている、」
田中:「対峙し、運よく生き残ったエージェントからの情報しか確認手段のないFHエージェントだ」
辰巳十三:「へっ。ネーミング・センスが昭和初期だな。気になるな……」
田中:「あるいはそんなもの全くのでたらめで、別のなにかかもしれないが」
洲崎アカリ:「んー……そりゃまた、事実ならとんでもないですね」
田中:「現在は動きを止めているため記録は可能なのだが、なにぶん参照すべきデータがない……事実でないといいが」
志奈乃鹿折:「"荒天龍"……噂程度なら耳にしたことがあるけど、私も詳しくは知らないわね」
辰巳十三:「確かめに行くのが一番早いってわけだ。だが——」
辰巳十三:「南側はどうなんだ? 持ちこたえられるのか?」
洲崎アカリ:「ああ、南はしばらくは大丈夫そうです。どうも、敵の指揮系統が行き当たりばったりなようで」
田中:「ふむ…」
洲崎アカリ:「予断を許さない状況ではありますが、当面、突破される事はないでしょう」
辰巳十三:「親近感を覚えるな。そいつは悪くない情報だ、今日初めてかも」
志奈乃鹿折:「”マスターバスタード”が本当にいるとしたら南よね。マスターエージェントと言っても研究者上がりならその程度ということかしら」
洲崎アカリ:「さて……どうなんでしょうね。どうも、噛み合わなさを感じます」
田中:「なるほど、な。どう判断し、行動するかは君たちに一任する」
志奈乃鹿折:「噛み合わない?」
田中:「…というと?」
洲崎アカリ:「……例えば、そうですね。そもそも、"アラボト"は"エルドラード"の下部組織──文字通り、臓器(オーガン)に対する細胞(セル)だった訳でしょう」
洲崎アカリ:「"コンキスタドール"と"マスターバスタード"の指揮系統の繋がりが……そりゃまあ、時間が経つ内に変化した可能性はありますけど」
田中:「確かに、主導は”アラボト”セルと喧伝していたな」
洲崎アカリ:「どっちが脳(ブレーン)なんだか、って。"コンキスタドール"も、成り上がりに固執するジャームという事ですし」
洲崎アカリ:「果たして、誰かの指示に従って指揮を執るようなタイプなのかな……?と。その上、ここで"マスターバスタード"の指揮能力に疑問符が浮かび上がって来た」
辰巳十三:「だったらメインはそのどっちでもない、とかだな」
志奈乃鹿折:「”コンキスタドール”の衝動を逆手に取って、誰かに上手く使われているってこと?」
田中:「有用な思索だ。拝田支部長にも伝えておこう」
辰巳十三:「まともな指揮官がのこのこ現場に顔を出すわけがない、ってのは俺も同感だからな。まだ存在も知らねー誰かがいるのかもしれないぜ」
洲崎アカリ:「ううん、その辺はまだ断言できるレベルにはないかなあ……という辺りの感覚を、"噛み合わない"と表現しました」
田中:「敵は答え合わせなどしてくれない。だが、考え続けることに意味はある……思考を硬直化させず、柔軟に対応してくれ」
田中:「それを見込まれた特別チーム。それができると判断された、特権支部員だ。洲崎。その調子で頼む」
志奈乃鹿折:「”コンキスタドール”と”マスターバスタード”、両方いいように利用されてるとしたら……フフ、いい気味ね」
洲崎アカリ:「ええ、ですね……結局、一番多くの事実が拾えるのは現場ですし」
辰巳十三:「考えるのは任せたが、次の行き先はどうする?」
洲崎アカリ:「そうですね……率直に言って、気になるのは東かなと」
田中:「無論、任せる。君たちはもともといなかったはずのチームだ。どこに行ってもよい結果になると考えればいい」
田中:(それが、全滅から半壊に変わる、というだけでもな……)
辰巳十三:「俺は賛成だ。東にいるのは俺の昔馴染みかもしれないし、そこんところを確かめておきたい」
志奈乃鹿折:「北と南を確実に抑えるという手もあるわよ。西と東、どちらが動いても挟み撃ちにできる」
辰巳十三:「やつがマジに自分の物語を見つけられたなら、それでもいいんだけどな……。喜ばしいよ。そうじゃなけりゃ、誰かが止めなきゃな」
洲崎アカリ:「まあ……確かに、緊急度という意味だと。東の奴は、今は攻めてくる様子がないわけですけど」
志奈乃鹿折:「でも十三号さんはやっぱり東が気になるのかしら?」
辰巳十三:「十三号としては、百号がまだ百号のままだったら、放っておけないんだよね」
辰巳十三:「あんたはどうだい? 自分の姉妹が似たような状況だったら?」
志奈乃鹿折:「どうかしらね。『イエロージャケット』は同一素体故の高い連携能力を狙って作られた部隊だったけど……」
志奈乃鹿折:「複製体同士の交流は殆どなかったわ。部隊で全員と親密な関係だったのはリーダーである素体……『ファーストレディ』だけ」
志奈乃鹿折:「余分な人間関係を排除して、素体に精神的に依存させることで、簡潔且つ迅速な指揮系統を維持していた」
志奈乃鹿折:「『イエロージャケット(クロスズメバチ)』とはよく言ったものね。私達はクイーンに盲目的に奉仕する働き蜂ってわけ」
辰巳十三:「それも、社会性のスズメバチだな。……だがいまのきみが、盲目的な奉仕をしているようには思えないぜ」
志奈乃鹿折:「そうね。だからこそ私だけが生き残ったのかもしれない」
志奈乃鹿折:「本当に彼女を盲目的に愛していたなら、私も他の姉妹みたいに死んでいたはずだもの」
辰巳十三:「だったら、想像してくれよ。自分と同じ兄弟か、姉妹がさ——死んだはずのそいつらが、目の前に現れて、依然変わりなく——」
辰巳十三:「機械的に”仕事”に従事しているとしたら? ほっとく。他人が止めてくれるのを待つ。そういう判断をするやつもいるんだろうが」
辰巳十三:「俺は性分じゃなくてね」
辰巳十三:「そっちはどうだ?」
志奈乃鹿折:「……ごめんなさい。やっぱりわからないわ。でも……」
志奈乃鹿折:「姉妹ではなく、彼女なら……」
志奈乃鹿折:「『ファーストレディ』……母さんがそこにいたなら、私もなりふり構わずそこへ向かうわ」
志奈乃鹿折:「私は彼女を愛さなかった唯一の娘。だからこそ、私が終わらせなきゃいけないの」
志奈乃鹿折:「……志奈乃鹿折っていう名前も、母さんがつけてくれたのよ」初めて見せる表情で笑う
辰巳十三:「そいつはいい。いいね! 聞けて良かったよ、志奈乃鹿折。だったらきみも主人公ってわけだ——いや、こっちの話だ。つまり、要するに、何が言いたいかっていうと」
辰巳十三:「俺も似たような理屈で、百号を放っておけない。それが言いたかった。付き合わせちまうかもしれないが、頼むよ」
志奈乃鹿折:「……ええ、別に構わないわ。どのみち相手が止まっている今がチャンスでもある。そのかわり……」
志奈乃鹿折:「連中の中に母さんを確認した時は、私の都合を優先させてもらうけどね」
辰巳十三:「オーケー、話はまとまった。悪いな、洲崎さん先生。巻き返しに行こうぜ」
志奈乃鹿折:「余計な時間を取らせたわね。ごめんなさい」
洲崎アカリ:「いえいえ。双方納得に至ったようで何よりですよ」
洲崎アカリ:「……で、まあ、意見もまとまったようなので、次のお仕事の準備に移りましょうか。星羅ちゃんにも情報を共有しないとですし」
GM:
GM:購入判定、およびロイスの取得が可能です。
辰巳十三:応急手当キット買います。
辰巳十三:2dx+5>=8
DoubleCross : (2R10+5[10]>=8) → 10[3,10]+6[6]+5 → 21 → 成功
辰巳十三:勝ったので使います。
辰巳十三:2d10+9
DoubleCross : (2D10+9) → 8[5,3]+9 → 17
洲崎アカリ:ボディアーマー狙おうかな
辰巳十三:ロイスはなし。以上!
洲崎アカリ:2dx+5>=12
DoubleCross : (2R10+5[10]>=12) → 8[3,8]+5 → 13 → 成功
洲崎アカリ:買えた!
志奈乃鹿折:応急手当キット!
志奈乃鹿折:2dx=>8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 10[5,10]+10[10]+4[4] → 24 → 成功
洲崎アカリ:後さっき買った応急キット、そういえば手元にあるので
志奈乃鹿折:なんでそこでまわるんだよ
洲崎アカリ:辰巳さんに…うわすごい
GM:もちろん使用してOK!
洲崎アカリ:2d10 使用します!
DoubleCross : (2D10) → 7[5,2] → 7
辰巳十三:使わせてください!!!お願いします!!
洲崎アカリ:いまいちな出目!
辰巳十三:7点回復!
GM:物品が不足している
辰巳十三:17→24 ありがたみ……
洲崎アカリ:以上ですです
志奈乃鹿折:ロイスは辰巳さんへの感情を親近感◯/驚異に!
志奈乃鹿折:以上です!
GM:
GM:Master
GM:
”コンキスタドール”:「テメェ~ッ!」
”コンキスタドール”:簡易的な前線基地に鈍い音が響く。PDWで思い切り人間をぶん殴ったのだ。
???:「ぎゃっ!」 針金のように細い男がもんどりうって倒れる。
”コンキスタドール”:「まともに指揮もできねぇなら死ねや! おままごとをしに来たのか!?」
???:「そ、そういわれましても…」
”コンキスタドール”:「コミュニケーション能力が低いんだよ! ハキハキ喋れや!」再度痛打!!
???:「ぐうーッ!」うずくまる。
”コンキスタドール”:(チッ。事前の戦力計算ではこいつを遊ばせておいても勝てるはずだったんだがな。ストレス解消で頭が冷えてきたぜ…)
”コンキスタドール”:この間にもサッカーボールキックを行っている。
”コンキスタドール”:「まあいい。で? 『進捗』はどうだ」
???:「げほっ、おえ……ハイ。そちらは予定通り、です」
”コンキスタドール”:「ならいい。『ボーナスチャンス』はやめだ。予定通り『ノルマクリア』を目指すとしようじゃあねえか」
”コンキスタドール”:「お前の”私生児”の出番だ。ええ? 違うか。”マスターバスタード”」
”マスターバスタード”:「か、」ビン底のように分厚い眼鏡の奥で、「かしこまりました」
”マスターバスタード”:ぎらついた瞳だけが光った。
GM:
GM:Master
GM:
拝田啓介:「美浜田さん。辰巳さんたちの戦闘は拝見できましたか?」
美浜田暖子:「はい。皆さん、とってもお強いんですね~。私びっくりしちゃいました」
拝田啓介:「ええ。本当に……そこで、です」
拝田啓介:「美浜田暖子第二副支部長。”仕事”の時間です。お願いできますか?」
美浜田暖子:その言葉に美浜田は終始眠たげだった目を見開き、手首に留めていたヘアゴムで髪を無造作にくくる。
美浜田暖子:琴城星羅がその姿を目にしたならば、昔の美浜田そのものだというに違いない。
美浜田暖子:「畏まりました、拝田支部長」
美浜田暖子:「では…」
オペレーター:『非常事態発生!!』
美浜田暖子:「?」
オペレーター:『南部にて新規の適性存在を発見!概要は……その……』
オペレーター:『わっ、わかりません!! 私にはアレを形容することができません……!! ううっ、お゛え゛ぇっ』
オペレーター2:『引き続き非常事態に関する連絡です。新たに投入された生物兵器により、南部の防衛は致命的に悪化しています。支給人員の増加をお願いいたします。繰り返します——』
拝田啓介:「戦力の逐次投入、ですか」
美浜田暖子:「……確認してきます。そのうえで、私は私の仕事を」
拝田啓介:「ええ。僕も……職務を果たす時が来るかもしれない」
Middle5
GM:
GM:Middle5
GM:シーンプレイヤー 琴城星羅
GM:登場するキャラクターは浸蝕値を上昇させてください。
琴城 星羅:はい。
琴城 星羅:79+1D10
DoubleCross : (79+1D10) → 79+4[4] → 83
辰巳十三:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 10[10]+56 → 66
志奈乃鹿折:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 9[9]+68 → 77
洲崎アカリ:1d10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 1[1]+74 → 75
GM:
GM:情報収集を選択した場合、以下の内容を判定できます。
GM:
・”アラボト”セル及び”マスターバスタードについて”
・南部区域に現れた生物兵器について
・”荒天龍”について
・南部の戦況について
GM:あるいは東西南北、いずれかの区域に防衛しに行くことができます。
GM:シーンプレイヤーの琴城さん! どうしますか?
琴城 星羅:正直めっちゃくちゃ情報収集はしたい…が、東に行く!
GM:東! 了解です。
GM:
GM:あなたたちが東部区域に向かうと、そこには異様な緊張感が漂っていた。
GM:一人の男だろうか、女だろうか……中性的な辮髪の男が、携帯端末をいじっている。
GM:アクマ! 男→人物
GM:それを固唾をのんで、多数の支部員が囲んでいる……
GM:Pi Pi Pi
”荒天龍”:「あぁ、時間か」
GM:それは……アラームだ。
GM:刹那! 君たちが反応する間もなく、防衛を行っていたはずの支部員たち多数が吹き飛ぶ!
”荒天龍”:「はい、ノルマ終わり……退屈だな」
”荒天龍”:またアラームをセットし始めている。
”荒天龍”:「youtube見よ」
GM:判定か戦闘か、どちらの方法で防衛するか選んでください。
琴城 星羅:判定でいきましょう。
GM:OK!
GM:
GM:あなたたちは東部を防衛する支部員と共に、”荒天龍”と思わしき人物を眺めている。
洲崎アカリ:「はあ、なるほど……戦意がないらしいと、聞いてはいましたけど」
GM:幸い、吹き飛ばされたエリアはこことは違うようだ。
志奈乃鹿折:「あれが百号?ずいぶん独特なセンスのお友達ね」
辰巳十三:「まさか」
辰巳十三:「当てが外れたな。……俺の勘とか推測ってマジに当てにならねーことが証明されつつあるな……」
琴城 星羅:「多分違うと思います。似てないというか、その…」
GM:口々に言いあっていると、洲崎さんはふと、久しぶりの感覚を覚えるだろう。
GM:今、もしかして、
洲崎アカリ:おっと
GM:”目が合った”のではないか?
洲崎アカリ:それは……不可解だ。不可解ですね。
洲崎アカリ:その感覚が何だったのか、手繰り寄せようと、いっそう男の方に注意を向けています。
GM:そうしようとした瞬間、
辰巳十三:「やめとけよ、洲崎さん先生。気づかれるぞ」
GM:きみは”荒天龍”に握手されている。
志奈乃鹿折:「もう遅いかも……っ!?」
洲崎アカリ:「……は」
辰巳十三:「言わんこっちゃねえ……」 首を振る。
”荒天龍”:「やあ! きみ、”カーテンフォール”の洲崎アカリだよね! へぇ~、興味深いな」
”荒天龍”:「この影が”共食い”をしたって? おもしろいこともあるよなぁ」ペしぺしと影を踏んでいる。
洲崎アカリ:「な、何を……っ?」困惑。されるがままになっている。
”荒天龍”:「……ん?」ぐる、と君たちの方に顔を向ける。
洲崎アカリ:ここに「シャドウダイバー」というイージーエフェクトがあるのですが。対象の「影」に触れる事で、感情を読み取れるそうです。使えるでしょうか
GM:出来ます!
洲崎アカリ:隠そうとしている場合はRC-意志の対決。侵食は2点
GM:まあ隠しますね
洲崎アカリ:使用します。侵食75->77
洲崎アカリ:ですよね…!
洲崎アカリ:5dx+1 RC
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 7[3,5,5,7,7]+1 → 8
”荒天龍”:5dx+40 意思
DoubleCross : (5R10+40[10]) → 9[2,4,6,9,9]+40 → 49
洲崎アカリ:うっひゃ~
GM:失敗です。
辰巳十三:「洲崎さん先生が困ってるだろ? お嬢様の手を勝手に握っちゃいけねえな。そいつは無粋ってもんだぜ」
”荒天龍”:「ん? ”フェアウェルブーケ”! ”ボーンワーカー”の…いくつだ!? それに、」
”荒天龍”:「うおお~! ”ケイブマン”! ”ケイブマン”じゃあないか!!」
”荒天龍”:「おっと、それは失礼」
洲崎アカリ:「っ……」息を呑む。相手の精神に干渉しようとした瞬間、その強大さを知覚した。
GM:洲崎さんはいつの間にか『座らされている』だろう。
琴城 星羅:ぽかんと口を開いていることしかできない。
志奈乃鹿折:「……どこかでお会いしたかしら?独特な髪型だからそうそう忘れないと思うのだけど」
辰巳十三:「は! よくご存じで。まあ俺のことはいいよ。所詮、脇役だし……ああ、そう……」
”荒天龍”:「いや、一方的に知っているだけさ。俺は”荒天龍”。ちょっと前に…いや、だいぶ前かな?”荒天蛟”から改名したんだけど」
”荒天龍”:「しらないか! ははは! 実はきみたちみたいなオーヴァードに俺は興味があってね。いやなに」
洲崎アカリ:なすがまま座らされている……が、落ち着いた様子で会話を続ける他の二人の声に、徐々に冷静さを取り戻す。
辰巳十三:「洲崎さん先生。立てるかい? こいつ強そうだし、いまの俺じゃ無理だ」
”荒天龍”:「つまり、人間やオーヴァード、レネゲイドビーイングの自我! 精神性……そういうものに興味があってね」
辰巳十三:「相手にしない方がいいと思うよ。私見だがね」
洲崎アカリ:「ええ、大丈夫……大丈夫ですよ。ちょっと、驚いただけ」
”荒天龍”:「つまり、きみたちみたいな一風変わった奴らに興味があるのさ」
志奈乃鹿折:「妙な言い草ね、自分はオーヴァードではないとでも?」
どどんとふ:このサーバでは24.0時間以上ログインすると接続が切断されます。
”荒天龍”:「俺もねー、頑張ってみたんだよ。外的要因に心が引っ張られないように五感を閉じたりしてみたんだけど」
洲崎アカリ:「一風変わった、ですか。まあ、確かに」冷や汗をかいたまま、笑みを浮かべている。
どどんとふ:「辰巳十三」がログインしました。
琴城 星羅:ぽかーん。はっ。「あ、私の今のコードネーム!なんで!」遅れて気付く。
”荒天龍”:「結局第六感に目覚めちまったんだなこれが! 今も閉じてるんだが、意味ねえの! ははは! 困った困った」
”荒天龍”:「やべえな……テンション上げ過ぎた」
”荒天龍”:「俺もオーヴァードだよ、もちろんね。人間からオーヴァードに変わるやつ、そこから別物になるやつ……」
”荒天龍”:「どう変わるんだろう? 何を感じて、逆に感じなくなるんだろう? 気になるんだよなぁ~」
辰巳十三:「研究熱心だな。俺にはよくわからんぜ」
”荒天龍”:「その点、俺は君たち四人のファンだぜ。お茶会でもしたいくらいさ」
”荒天龍”:「研究っつーか、趣味だよ。おしゃべりがしたいのさ……いや、俺がしゃべりすぎてるねコレ!?」
辰巳十三:「まったくだ。……なあ、適当に相手をして切り上げないか? 俺は当てが外れたし、時間が勿体ない」
洲崎アカリ:「それ、あたしらがお茶菓子ってオチじゃないですよね」
”荒天龍”:「ははは! ないない……めったにね。いや、興味ないから忘れただけかも」
志奈乃鹿折:「脚だけじゃなく、口もベラベラと速く回るようね。生憎そんな時間はないわ」アームブレードを展開し構える。
”荒天龍”:「おしゃべり! いいね、俺は大歓迎だよ」
”荒天龍”:「もちろん『そっち』も大歓迎」ざ、と拳をあえて構える。
GM:というわけで、どちらかの方法で判定ができます。
GM:
1.攻撃 ダメージを与える方法での達成値対決。達成値を加算することができる。
2.交渉 代表一名と達成値の対決を行う。
琴城 星羅:2、どれくらい必要になるんだろう…
GM:では、どちらにいたしますか? 琴城さん!
琴城 星羅:1で!
GM:よろしい! 攻撃の達成値の比べあいです!
GM:先に”荒天龍”の達成値を出します。
琴城 星羅:低い目!!!!!!!!
”荒天龍”:《吠え猛る爪》+《浸透撃》
”荒天龍”:10dx+40
DoubleCross : (10R10+40[10]) → 10[1,1,2,2,3,5,6,7,9,10]+2[2]+40 → 52
”荒天龍”:「ふうん。やる気があるね!」
辰巳十三:下がっときな、みんな……
辰巳十三:まず浸食率に余裕のある辰巳がフルコンボを打つ!
辰巳十三:それを見てみんな使うコンボを調節してくんな!
”荒天龍”:きみたちが「攻撃をしよう」と思い立った瞬間、拳を放とうとしている…!
志奈乃鹿折:頼りになる…!
琴城 星羅:ありがてえ!お願いします!
辰巳十三:うおおメジャーコンボ:白銀ノ柄杓! コンセントレイト+オールレンジ! これが辰巳のフルコンボ!
GM:なにぃ~っ
辰巳十三:10dx7+1
DoubleCross : (10R10+1[7]) → 10[1,1,2,4,8,8,9,10,10,10]+6[2,3,4,5,6,6]+1 → 17
辰巳十三:ごめん
辰巳十三:なさい
GM:辰巳さん! あなたはちなみにだが、
GM:この攻撃に対してリアクションを行うこともできる。まあ? もっとも?
辰巳十三:浸食率66→70
GM:攻撃の達成値の比べ合いで? 装甲無視ガード不可のこの状況で?
辰巳十三:リアクションの方が低いですからね!!!!!振れるダイスが!!!!
GM:使うエフェクトなどありはしないでしょうがねぇ~っ!?
GM:それもそうだ
志奈乃鹿折:煽りよる
辰巳十三:あと35点!
GM:どっちでもいいですよ
辰巳十三:みんながんばって……一人当たりのノルマ12点ぐらいなんで……へへ……
志奈乃鹿折:私からのほうがいいかな。上手く行けばこれで決めれるかも。
琴城 星羅:鹿折ちゃんお願いします!
洲崎アカリ:頼もしい!お願い~!
辰巳十三:志・奈・乃! 志・奈・乃!
志奈乃鹿折:イエス!マイナーで《陽炎の衣》!侵蝕+3で80に!
志奈乃鹿折:コンボ『シャドウプレイ・スキュア』!《C:エンジェルハイロウ》《見えざる死神》《デスストーカー》《光の舞踏》アームブレードで攻撃!
GM:かも~ん
志奈乃鹿折:9dx8+12
DoubleCross : (9R10+12[8]) → 10[2,3,6,7,8,8,9,9,10]+10[1,7,9,9,10]+10[3,6,9]+6[6]+12 → 48
琴城 星羅:ウオーッ!
志奈乃鹿折:やったぜ
GM:どこぞの支部長とは大違いだな
辰巳十三:無敵~
洲崎アカリ:最高かよ~
辰巳十三:へへ……さすがです、志奈乃ちゃん様……
GM:合計65! あなたたちの勝利です!
志奈乃鹿折:侵蝕を+6 →86
琴城 星羅:救いの神…
志奈乃鹿折:我を崇めよ……
GM:”荒天龍”があなたたちの攻撃意思を第六感めいて先制感知し、攻撃する前に反撃されようとしている——!
辰巳十三:「仕方ねえなあ」 大きくのけぞり、無造作に腕を振り出す。その前腕が巨大な鉤爪となる。 「気は進まねえが」
辰巳十三:「合わせてみるかい!」 地面をえぐり取る乱雑な一撃。
”荒天龍”:「ちょっと雑じゃない?」
”荒天龍”:構えはそのままに姿がズレる。異様な歩法だ。
”荒天龍”:そのまま巨大な骸骨の関節を拳で砕こうとする!
辰巳十三:「勘弁しろよ。こっちも遊んでる場合じゃない」 「ってことで、そろそろ誰か助けてくれないか?」
”荒天龍”:「君の助けになるようなスペックの人、こんなところにいたかなぁ?」にこやかな笑み。
志奈乃鹿折:「言われなくてもそのつもりっ!そのまま抑えてなさい!」どぷんっ。と影に潜る。
どどんとふ:「洲崎アカリ」がログインしました。
志奈乃鹿折:影は奇妙な起動を描きながら"荒天龍"の足元に迫り
辰巳十三:「いや――生まれてこの方、負けっぱなしの助けられっぱなしでね。主人公ってのはこういうときに出てくるもんだ!」
志奈乃鹿折:”荒天龍”の背後から音もなく現れ、心臓めがけて刃を立てる!
”荒天龍”:「おっと」
”荒天龍”:君の攻撃は、まるで来ることが分かっていたかのように手刀で切り払われる。
志奈乃鹿折:刃を払われ、無防備にバランスを崩す。
志奈乃鹿折:「しまっ……」
”荒天龍”:そのまま流れるように人差し指を耳の穴に差し込もうとする。脳髄を破壊するつもりだ。
志奈乃鹿折:不意打ちを捌かれた以上、志奈乃鹿折に”荒天龍”一撃を防ぐ術はない。
志奈乃鹿折:その指先は狙いを過たず耳の穴から脳髄を刳り……
志奈乃鹿折:次の瞬間、サラリ……と
志奈乃鹿折:志奈乃の身体が"砂"になって崩れた
”荒天龍”:「おや?」
志奈乃鹿折:志奈乃鹿折の能力は影に潜行し、移動する能力。
志奈乃鹿折:……ではない。
志奈乃鹿折:ウロボロスでもオルクスでもなく、エンジェルハイロウとモルフェウスのクロスブリード、
志奈乃鹿折:しかも素体に比べ出力の劣る複製体では、とてもそんな芸当はできない。
”荒天龍”:「素敵な能力だね~。いっぱい練習したのかな?」
志奈乃鹿折:より強力な能力者であれば、自らの肉体を光子に変換して瞬間移動するような真似もできるだろうが、志奈乃鹿折のそれはより単純な手品だ。
志奈乃鹿折:(……そうね)
志奈乃鹿折:エンジェルハイロウの光線操作による透明化と、モルフェウスの砂
志奈乃鹿折:透明化できるのは自分自身だけではない。周囲に散布した砂も、全て透明化している。
志奈乃鹿折:すなわち、影を移動しているように見せていたのは、相手の意識を地面に向けるために"砂"のスクリーンに投影した虚像。
志奈乃鹿折:実際の自動経路は、空中だ。
志奈乃鹿折:(たくさん練習したわ。私にはこれしか出来ないもの)
志奈乃鹿折:透明化した砂を瞬間的に空中で固めた足場による立体機動と、相手の意識を分散させるための全方位の虚像。
”荒天龍”:「ふぅん。これが”ポーンワーカー”の、えーっと」
志奈乃鹿折:故にシャドウプレイ(影絵芝居)。本来は十数人の物量があってより活きる技だが、
志奈乃鹿折:「遅い」相手が獲物を仕留めた瞬間。この弛緩を狙えば、届く。
志奈乃鹿折:"荒天龍"の頭上に姿を表し、落下の勢いと体のひねりを合わせて、無防備な首筋へ向けて腕を振り抜く!
GM:ガ キ ッ
”荒天龍”:「困ったな。テキトーに流して終わりだと思ってたんだけど」
”荒天龍”:握り拳だ。防御が完全には間に合わなかったのか、手から血を流しながら刃を押しとどめている。
辰巳十三:「へへ! お見事! やるときゃやると思ってたよ」
志奈乃鹿折:「……どこが見事よ、仕留め損ねたわ」
辰巳十三:「いいんだよ、こんなの。まともに相手しても疲れちゃうぜ」
”荒天龍”:「いやいや、ほんと。よくやってくれたよ。凄いやる気なくなったもん」
”荒天龍”:「わかる? 知り合いからショーのチケットをもらったのに、」
”荒天龍”:「電車は混んでるし、駅から会場は遠いし……」
”荒天龍”:「そういう気分だよ。早く帰りたいね」
洲崎アカリ:「……すみませんね。こういう乱戦は、どうも」構えてはいたが、誤射を恐れて手を出せなかった。
琴城 星羅:「…凄い」ヤムチャ視点。
辰巳十三:「そう……俺らとやっても得することなんて何もないぞ。後ろに控えてる二人は第三支部の切り札だし!」
辰巳十三:「やるならもっとでかいステージを用意しとかなくちゃ。祭りってのは大舞台が楽しいと思わないか」
”荒天龍”:「そうしようかな……」
洲崎アカリ:「逆に、その。どういう義理があって来たんです?」
琴城 星羅:「え、あたし!?」あたふた。
”荒天龍”:「え? だからさ」
”荒天龍”:「ショーを見に来たんだよ」
洲崎アカリ:「……なるほど。それは、誰の招待で?」
”荒天龍”:「いったろ? 僕はいろいろ興味があるんだって」
辰巳十三:「そう、この琴城さんこそ……えっ。あ、マジ?」
志奈乃鹿折:「……よっぽど悪趣味な興行主なんでしょうね」
”荒天龍”:「”コンキスタドール”。あいつが”ガブリエラ”を使っておもしろいことをするって言うからさ」
洲崎アカリ:「……」また、新しい名前。
”荒天龍”:「ああいや、百号って言った方が伝わるんだっけ?」
”荒天龍”:「楽しみだなー。まだかなー。もう手伝いは終わりでいいと思ってるんだけど」
辰巳十三:「”ガブリエラ”ってなんだよ、聞いたことないぜ」
辰巳十三:「誰かの知り合い? 同じ中学だったりする?」
”荒天龍”:「だから、百号だよ。戌亥百合子。”マスターバスタード”の拾い物さ。コードネームなんて付けちゃって」
”荒天龍”:「ウケるよね。こそこそ隠してたのにバレてるの」
辰巳十三:「……ええええええ!」
辰巳十三:「ンだよそれ。アホか……。テンション高いコードネームつけられやがって……」
”荒天龍”:「ね。凡愚のセンスはよく分からないなぁ」
”荒天龍”:「じゃあもうメチャクチャやる気ないし、あとでね。どうせ邪魔しに来るんでしょ? あーあ—最悪……怪我しちゃったよ……」
琴城 星羅:「…あの、すみません」おずおず。
”荒天龍”:「え、なに?」
琴城 星羅:「”コンキスタドール”、お友達なんですか?」
”荒天龍”:「いや、別に?」
”荒天龍”:「あいつは金払いがいいからね。それに俺みたいな趣味人にものを頼むときの道理が分かってる」
琴城 星羅:「ですよね」「それだけです」ほっとした顔。
”荒天龍”:「ふーん。よく分かんないの」
GM:引き止めなければとぼとぼと歩いてFHの仮設陣地にでも向かうだろう。
辰巳十三:「みんな、いい作戦がある。……あいつは放っておこうぜ」
洲崎アカリ:「……引きましょう。嘘を吐いている気配はない。気まぐれは、あるかもしれませんが」
琴城 星羅:「そうしましょうか」
辰巳十三:「おっ。洲崎さん先生と同じ意見~。いま俺、頭よさそうなこと言ったな!」
志奈乃鹿折:「同感ね、命がいくつあっても足りないわ」
辰巳十三:「引き上げだ。よそが気になる! 例の南がヤバいかもしれんぜ!」
琴城 星羅:「行きましょう!」「…あ、辰巳支部長。言ってた通り”コンキスタドール”、やっぱり友達少なそうでしたね」
辰巳十三:「だろ? いざってときに助けてくれるやつが少ないんだ。だから……」
辰巳十三:「本当にかなえたい願いがあるなら、”逆”をいかなきゃな。一見、遠回りに……見えても……」
GM:
GM:防 衛 成 功
GM:クライマックス戦闘における”荒天龍”のデータ、および
GM:情報 ”荒天龍”について が公開されます。
GM:
GM:”荒天龍”
肉体10 感覚5 意思5 社会5 体力45 行動値15 浸食値40
主要技能 白兵40 意思40 交渉0
武器:素手 防具:なし
使用エフェクト 吠え猛る爪・浸透撃/切り払い
特殊ロイス…なし
クライマックス撃破条件……《リザレクト》を使用させる
GM:失礼! 社会は2です。
GM:
”荒天龍”について
世界各地で目撃事例を残すFHきっての奇人。千年生きた、五感を封じたら第六感に目覚めた、実は仙人であるなどと嘯く。否定する材料も肯定する材料もない。
人間やオーヴァード、RBの精神性に興味を持っていると語るが、研究対象ですらなく完全に暇潰しのコンテンツとしての薄っぺらな興味である。
拳法と精神修練に関しては人類最高峰と言っても過言ではない。
GM:
GM:また、二か所の防衛を成功したことにより次のシーンの冒頭でイベントが発生します。
GM:
GM:ロイスの取得のみが可能です。
琴城 星羅:今回もパスで。
辰巳十三:パスです。
志奈乃鹿折:ロイスは…パス!
洲崎アカリ:なしです
GM:OK!
Middle6
GM:
GM:Middle6
GM:シーンプレイヤー 洲崎アカリ
GM:
GM:登場するキャラクターは浸蝕値を上昇させてください。
辰巳十三:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 7[7]+70 → 77
洲崎アカリ:1d10+77
DoubleCross : (1D10+77) → 6[6]+77 → 83
琴城 星羅:1D10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 5[5]+83 → 88
志奈乃鹿折:1d10+86
DoubleCross : (1D10+86) → 4[4]+86 → 90
GM:
GM:東部区域から離脱したあなたたち。
GM:そんなあなたたちのもとに、休む暇もなくある人物が訪れる…
美浜田暖子:「皆様。少々お時間を頂いてもよろしいでしょうか」
美浜田暖子:美浜田だ。これまでとは大きく様子が異なる。
琴城 星羅:ぴりっとした雰囲気に、思わず身を引き締める。
洲崎アカリ:「おや、美浜田さん……あたしは大丈夫ですよ」
辰巳十三:「おっと。あんまり時間ないんだけど……、なんだい。呼吸が違うな。よほどまずいことになってるのかな?」
美浜田暖子:「ええ、少々。会議室にご案内させてください」
志奈乃鹿折:「手短にして頂けると有り難いけれど」初見との違和感に怪訝な表情
琴城 星羅:「はいッ」チルドレン時代の動き。
辰巳十三:「オーケー。ニューディールの時間だ、付き合うよ」
GM:ではあなたたちは美浜田に連れられ、拝田や田中の待つ会議室に通される。
拝田啓介:「ありがとう、美浜田さん。皆さんも……彼女から説明は?」
洲崎アカリ:「いえ、まだ……南部の件、でしょうか?」
洲崎アカリ:「それと、こちらからも報告事項があります。よろしければ、この後に」
拝田啓介:「分かりました。それではまず……こちらからの状況報告と戦略立案を」
辰巳十三:「そうそう。キッキンの話題を話し合おうぜ、喫緊のやつ」
拝田啓介:「はい。それではまず、提案から……」
拝田啓介:「我々は現在戦線に出ている人員を除き第三支部を放棄し、撤退。体勢を立て直そうと考えています」
洲崎アカリ:「……な」
琴城 星羅:動揺。
志奈乃鹿折:「本丸を捨てるっていうの?それほど押されていたようには思わなかったけど」
美浜田暖子:「では私から説明します」
洲崎アカリ:「……失礼。どうぞ、続けてください」口元を手で押さえて。
美浜田暖子:「現在、南部区域にて”マスターバスタード”が生産したと思われる生物兵器群が活動しています」
美浜田暖子:「こちらをご覧ください。我々はこれを仮に……”腕”、”脚”、”胴”と呼んでいます」
美浜田暖子:プロジェクターに三つの画像が映し出される。
GM:ひとつ。バスケットボール大のグロテスクな肉団子から数本の腕とライフルの銃身がハリネズミのように飛び出て絡み合っているもの。
GM:ひとつ。仰向けになった人間の胴体に太ももから先の足が均等に六本接続され、胴の中心部分に頭部が三つ設置されているもの。
GM:ひとつ。複数の人間の胴体が幾何学的に接続され、巨大な障害物のようになっているもの。
美浜田暖子:「……上から、”腕”、”脚”、”胴”となります」忌々し気に画面を消す。
志奈乃鹿折:「……醜悪ね。製作者の正気を疑うわ」
洲崎アカリ:恐らく誰かに小声で口頭描写をしてもらってぼんやり理解した。
美浜田暖子:「”腕”は複数の砲身から一斉に射撃を行います。並のオーヴァードでは耐えられません。発砲後、自壊します」
琴城 星羅:「…ううっ」吐き気。
洲崎アカリ:「……そりゃまた、随分と贅沢な運用だ」
美浜田暖子:「”足”は我々を見つけ次第こちらに接近し、自爆。肉体の死亡を確認したのち、体内の爆発物がもう一度起爆します」
辰巳十三:「見た目の醜悪が邪悪さの証明ってわけでもない。内側の構造はきれいなもんだ。よく動いてるよ。……だが、迷惑には違いない」
美浜田暖子:「”胴”は純粋な障害物です。そして、特筆すべきは二点」
美浜田暖子:「ひとつ目は、これらの生物兵器は文字通り生物……つまり、まだ生きているオーヴァードであること」
美浜田暖子:「二つ目は、これらに護衛されているマスターバスタードが戦場に現れ」
美浜田暖子:「回収できなかった我々の人員やあちらの兵士に高速で施術を施していることです」
美浜田暖子:「つまりあれらはストックされた分だけでなく、長引けば長引くほど……増加します」
洲崎アカリ:「……」その意味を理解した。静かに息を吐く。……大丈夫。
辰巳十三:「こいつらが撤退の理由なわけか?」
美浜田暖子:「そのひとつです」
琴城 星羅:「…ほかにもあるんですか」
拝田啓介:「美浜田さんのシンドロームはノイマン・ソラリスです。希少な記憶探索型の能力を発現しています」
拝田啓介:「彼女にはすべての任務を休養していただき、有事の際の頭脳労働にのみ徹していただいています」
志奈乃鹿折:「ふうん……」やっぱり出来たんじゃない。という表情で田中さんを見る。
琴城 星羅:「そう、だったんですね」少し安心したような顔。
辰巳十三:「それでアレだったわけだな。わかる、わかるぜ」
拝田啓介:「そのため、最も戦力的に不確定要素の大きいあなたたちの戦闘を確認していただいていました。そのうえで……」
拝田啓介:「これ以上、レネゲイドの高まりが戦力向上につながらなければあなた方でも勝てないだろう、というのが彼女の結論です」
美浜田暖子:「あくまで理由のひとつです。理由はもうひとつあります」
美浜田暖子:「久世くん」
田中:「……はい」
田中改め久世:「久世公崇(くぜきみたか)だ。捕獲したエージェントの話によって敵の目的が判明した」
志奈乃鹿折:「あら、"田中"さんじゃなかったの?”ネバーエンド”・サンライズ”さん?」
美浜田暖子:「またバレバレの偽名を使っていたんですか?」
洲崎アカリ:「……ああ、もうそっちで呼んでいいんすね。なんか適当に合わせておきましたけど」
辰巳十三:「へへ! もう少し凝った方がいいな」
久世公崇:「……」
久世公崇:「すいません、美浜田さん……」
志奈乃鹿折:「偽名だとは思っていたわよ。別に興味もなかったから指摘しなかっただけ」
辰巳十三:「悪かった。お話、続けてくれよ」
琴城 星羅:「田中はちょっと…どうかと思ってました」
琴城 星羅:真面目な顔に戻る。
久世公崇:「話を戻そう。我々は第三支部を制圧、FHの拠点化することを暫定的なFHの目的と仮定していた。それは厳密には誤りだった」
洲崎アカリ:「厳密には……」
久世公崇:「いいだろう、田中……!! 田中に何か文句があるのか……!」
辰巳十三:「だよな。俺もそう思う。俺がやつらだったら、狙うのは……」 首を捻る
久世公崇:「……ともかくだ。ここの制圧は彼らにとってはノルマではない。いわゆるボーナス、というようなものだ」
辰巳十三:「拝田くんの誘拐、一択だな」 ほかに知らないし情報も持ってないので、出てくるのはこれだけ!
久世公崇:「いえ、本当の目的は——各支部をつなぐ第三支部に攻撃を仕掛けることで、他支部の人員をここ第三支部へ救援に向かわせることだ」
洲崎アカリ:「ああ、そういえば……"コンキスタドール"が、他の支部への攻撃を仄めかしてはいましたね」
辰巳十三:「なんだ、拝田くんがピーチ姫になる展開じゃなかったのか。それってどういう効果があるんだ?」
久世公崇:「つまり、情報だ。救援にはどの程度の時間がかかるのか、誰が来るのか、実際の戦力はどの程度か……」
久世公崇:「回りくどい話だが、”エルドラード”セルは完全に捨て駒だ。その金魚の糞と推定される”アラボト”セルもな」
志奈乃鹿折:「それは……この襲撃自体が、こちらの底を知るための前哨戦。ということかしら?」
洲崎アカリ:「……N市全部を崩すための、足掛かり。って事ですか」
久世公崇:「そうだ。志奈乃。気が言ったように我々第三支部は他支部より弱い」
琴城 星羅:「だから、この支部を捨てるんですか」
久世公崇:「だから奴らは戦力を逐次投入していたのだろうな……支部長」
拝田啓介:「……」
拝田啓介:「私から言います」
拝田啓介:「琴城さん。そもそも第三支部は、」
拝田啓介:「有事の際に捨てられるための支部です」
拝田啓介:「これは洲崎さんにもいっていませんでしたね。はは……」
洲崎アカリ:「……あはは」つられて笑う。どこか空々しく。
琴城 星羅:「…有事じゃなくなったら、いいんですよね」
志奈乃鹿折:「……」琴城さんの方を見る
琴城 星羅:「…止めます。あいつらぜんぶ、止めます」
拝田啓介:「……」
洲崎アカリ:「いやあ、全く……気づかなかったっすね。サプライズが上手いや。はは」
洲崎アカリ:「で、それってつまり」
洲崎アカリ:「この施設内には緊急避難の手段がある、って事ですよね。ああ、少なくとも……それ自体は、朗報だ」
拝田啓介:「はい。辰巳さんもご存知だと思うのですが、ここと第13支部は地下通路でつながっています」
拝田啓介:「他にも…様々なところに。折よく”ローディーズ・ドア”の事件も解決し、」
辰巳十三:「大昔の通路だな。カビがはえてる」
拝田啓介:「我々はそこを通って避難することが可能です。そして、そののちに通路を封鎖することも」
拝田啓介:「ええ、本当に……基本的には封鎖していますしね」
志奈乃鹿折:「仮に、撤退に成功したとして」
志奈乃鹿折:「これまで第三支部が担っていた機能は、すぐに回復できるものなのかしら」
拝田啓介:「いえ」力なく笑う。
拝田啓介:「その必要はないんです」
志奈乃鹿折:「必要ない?」
拝田啓介:「第三支部は後方支援の支部である。そのため非オーヴァードや教練中のチルドレンも多く在籍し、戦力には不安が残る…」
拝田啓介:「本当にそんな組織がありえますか? 本来なら、そういう拠点にこそ戦力を配備するべきですよね」
拝田啓介:「この業界はどこも人手不足です。少なくとも、実力のある人物は——だからこんな言い訳が、ありえないのに通用する」
拝田啓介:「……この支部は今回攻めてきたFHたちと同じです」
洲崎アカリ:「……それ、まるで。"こうなること"を誘ってたみたいに聞こえますけど」
拝田啓介:「このような状況下で、戦力的に大きく引き離された敵の情報を、対抗できる戦力に損耗を生み出さないように取得する」
拝田啓介:「そのための死兵。それが第三支部のもうひとつの姿です」
洲崎アカリ:「っ……」
久世公崇:「洲崎。君は違うが……例えば俺のような負傷兵は、志願してここにいるものも多い」
洲崎アカリ:「……貴方は、知ってたんですか」
久世公崇:「知っていたさ。負傷兵のほかにも能力的に他支部ではやっていけないベテランなどもな。俺たちはみな……」
志奈乃鹿折:「……お人好しの集まりだと思っていたけど、案外強かなのね、UGNという組織も」
久世公崇:「効率的に自分たちの命を使い切りたいんだ。何の役にも立たないような戦力の自分を、」
久世公崇:「せめて最大効率で運用してほしい。自分たちより若く、才能のある存在が」
久世公崇:「あっけなく死んでいくのを、なんども見てきたからな」
久世公崇:「したたか……というより、弱いんだ。本当に。それだけと言っていい」
洲崎アカリ:「……」
拝田啓介:「念のため言っておきますが、チルドレンや非オーヴァード、その他志願者でないエージェントは」
拝田啓介:「基本的に、離脱したのち田支部にそのまま合流できます。パトロールや事務処理の委託を行っていたのは、」
拝田啓介:「彼らがそのまま委託されていた担当の支部に合流できるようにするためです」
美浜田暖子:「そしてそもそも、どの支部も彼らだけで運営できています。本来の後方支援担当は大九支部」
洲崎アカリ:「今、前線に残ってるのは……覚悟のある人間ばかり、って事ですか」
辰巳十三:「……だ、そうだ」 ぐるり、と首を動かして洲崎さんと琴城さんを見る。 「どう思う? どうなんだ? 二人にとっては。そこんところを聞きたい」
美浜田暖子:「市全体の中心は第一支部、教導は第五支部、警邏は第六支部といったように……本来の専門は別にいるんです」
拝田啓介:「洲崎さんと琴城さんは……私からはなにも伝えていません。本当は言わないままでいたかったんですが……」
洲崎アカリ:「…‥あたしも、それなりに長くエージェントやってます。誰かを見捨てるとか、そういうの話を突きつけられるのも……別に、初めてじゃ、ない」
洲崎アカリ:「自分の生まれ、施設なんですけど。同期とか……兄弟でもいいか。そういう風に呼べる人間が、最初は32人いました」
洲崎アカリ:「それで……今も、ちゃんと消息が知れてるのは、6人だけだ」
洲崎アカリ:「だから、たまに考える事はあるんですよね。どうして、あたしが今も生き残っていて」
洲崎アカリ:「切り捨てられるのは、自分のいる側じゃなかったのか。それは、誰に決められたんだろうかって」
洲崎アカリ:「……ねえ、支部長。いえ、拝田さん。聞いてもいいですか」
拝田啓介:「……はい。なんでしょう?」
洲崎アカリ:「今回、どうして……あたしは、"こっち側"にいるんでしょう」
拝田啓介:「それはあなたが」
拝田啓介:「強いからです」
拝田啓介:「あなたは、現在戦っているエージェントと違い……」
拝田啓介:「『情報を得るために死んでもいい戦力』だと我々も、そして、何よりあなた自身が」
拝田啓介:「分かっているはずです。それに……まだ若い」
拝田啓介:「なにも、進んで命を捨てることもないでしょう」
洲崎アカリ:「……はは」
拝田啓介:「ははは……」
洲崎アカリ:「いいですね。明確で……とても、好きにはなれませんが」
洲崎アカリ:「……答えてくれて、ありがとうございます」
拝田啓介:「いえ…」
美浜田暖子:「そもそも志願しなければ死兵としてはカウントされません。まあ、あなたの場合はしても受理されなかったでしょうが」
洲崎アカリ:「そうでなければ、今ここで志願していたかもしれません。でも、どうやら」
美浜田暖子:「他に、意見は? 納得されたようでしたら避難をしていただきたいのですが」
琴城 星羅:「私、戦います」
洲崎アカリ:「自分の生き死にを決める権利は、今のあたしにはない。ええ、理解はしました」
美浜田暖子:「それは当然でしょう。兵の命は将のものです…」
美浜田暖子:「琴城さん?」
琴城 星羅:「……四年前以前の琴城星羅の記憶は、この支部のことがほとんど全てです。ここで死んだから当たり前なんですが」
琴城 星羅:「この記憶を失って『私』がどうなるか、考えるのが怖いんです。『私』の中から琴城星羅を思い出す術が失われてしまうのが、怖いんです」
琴城 星羅:「私がこの姿でいられるのも、人間のふりできてるのも、昔のことを思い出せるのも、全部彼女のおかげですから」
琴城 星羅:「"ルミネッセンス"から"フェアウェルブーケ"になって、RBになっても……私は琴城星羅の続きでありたい」
琴城 星羅:「私、戦います。ここで逃げるのは、"ルミネッセンス"が許しても……"フェアウェルブーケ"が許さない」
美浜田暖子:「……」
琴城 星羅:「あの日『あたし』が守ろうとしたものが、なかったことになるのは、絶対に嫌です!」
美浜田暖子:はぁ、とため息。
琴城 星羅:「……あと、死ぬつもりもありません。二回目は嫌です」
美浜田暖子:「だから言ったではありませんか、拝田支部長。適当な作戦だと理由をつけて避難させるべきでした」
洲崎アカリ:首を掻く。どうにも、自分がすれてると思い知らされて。
美浜田暖子:「結局、我々には彼女らに作戦行動を強要できないのです。我々の方が弱いのですから」
拝田啓介:「いやでも、不誠実でしょう」
美浜田暖子:(こういう組織図にしたあなたが言いますか……!)
辰巳十三:「戦うって言ってるやつが、少なくとも一人はいるぜ。どうする、拝田くん?」
拝田啓介:「……」
拝田啓介:「なんとか連れてってくれませんか?」
拝田啓介:「……ダメですか?」
辰巳十三:「洲崎さん先生、……きみはどうなんだ?」
洲崎アカリ:「……では、その。今さっきの手前、恐縮なんですけど」
洲崎アカリ:「まだこの話も"提案"の段階だったはずですしね。ちょっとだけ、星羅ちゃんの味方をしてみます」
拝田啓介:「困ったな…」
洲崎アカリ:「自分の聞き違いでなければ。美浜田さんの計算には、前提条件がありましたよね」
洲崎アカリ:「いえ、元々引っ掛かってはいたんですよ。”これ以上、レネゲイドの高まりが戦力向上につながらなければ”、でしたか」
美浜田暖子:「ええ、そうです。基本的にほとんどのオーヴァードは」
美浜田暖子:「浸蝕率が高まったときにしか使用できない技術など持っていません。第三支部で明確なのは津村氏あたりでしょうか」
美浜田暖子:「そして、仮にあなた方がそういったオーヴァードであっても、戦力差が覆るほどではない、と判断しています」
美浜田暖子:「先ほども伝えた通り、FHの強みは戦闘継続力ですから」
琴城 星羅:「…継続戦闘力、ですか。やっぱり、教官時代から変わってませんね」
琴城 星羅:「美浜田さんから最初に教わったの、それですから」懐かしげに笑う。「でも」
美浜田暖子:「でも?」
琴城 星羅:「今は、”フェアウェルブーケ”ですから」口元に手をやる。
琴城 星羅:大きく咳払いをし、手のひらの中を見せる。「今の私の武器は、光の剣じゃなくてこれなんです」
琴城 星羅:獲物を求めてか、激しく脈動する構造体。
美浜田暖子:「……!!」
琴城 星羅:「いつもならこんなに活性化することないんですが、今日は特別みたいです」また飲み込む。
琴城 星羅:「今の私のコンディション、たぶんここだけじゃなくて第五のデータにもないと思います。簗田支部長に怒られちゃいますね」
美浜田暖子:(改めてみると、ショックですね……ほんの少しだけですが。ええ。ちょっぴりだけ)
琴城 星羅:「今なら、できます。ひっくり返せます」
美浜田暖子:「あなた一人で。”マスターバスタード”、”コンキスタドール”、”荒天龍”を?」
琴城 星羅:「えへへ、大きいこと言っちゃいましたけど、一人じゃちょっと荷が重いかもですね。だけど、たぶん一人じゃないと思います」
美浜田暖子:「確かに結局、私の計算はそもそも知らないものを代入することはできません。そこを記憶探索による情報で補っているつもりです」
美浜田暖子:「……一人じゃない。そうなのですか?」
どどんとふ:このサーバでは24.0時間以上ログインすると接続が切断されます。
琴城 星羅:「はい。そう信じてます。ですよね?アカリさん!」
どどんとふ:「辰巳十三」がログインしました。
洲崎アカリ:「……いやあ、すみませんね」
洲崎アカリ:「こう言われちゃ、あたしが梯子外す訳にはいかないじゃないですか」
洲崎アカリ:そう言って、美浜田さんに近付く。何も見ていない目を向ける。
美浜田暖子:「なんでしょう」
洲崎アカリ:その瞬間、ぞわ……と。彼女の纏うレネゲイドが、一段と濃くなる。
洲崎アカリ:ジェネシフトします。ダイスは一つで。
GM:どうぞ!
洲崎アカリ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
洲崎アカリ:83->90
美浜田暖子:「っ」
洲崎アカリ:「あたしは、やりますよ」
洲崎アカリ:「これしか勝機がないと言うなら。躊躇はない」
美浜田暖子:「……」
洲崎アカリ:「それでも、自分の計算が正しいって言えますか」
美浜田暖子:「……同様の余力を、敵が持っていないとは言えません」
拝田啓介:「志奈乃さん、辰巳さん。なんとか納得してもらえませんか」
拝田啓介:「そしてできればこう、彼女らを連れ帰ってもらえると…」
洲崎アカリ:「辰巳さんも、さっきからあたし達に振ってくれてますけど」
洲崎アカリ:「"ガブリエラ"……百合子さんの事は、どう考えてるんですか」
辰巳十三:「そりゃあ黙って振るさ。二人の主人公の意見を聞きたかった。……俺は主人公なんてガラじゃないし、ごめんだからな」
辰巳十三:「洲崎さん先生と琴城さん。二人が、二人の物語を全うするつもりなら、俺は協力するよ。昔の知り合いもほっとけないしね」
辰巳十三:「百号の相手。荒天龍の相手。うまく俺にも役が回ってきそうだ」
辰巳十三:「俺は本当、マジで、主人公なんてガラじゃない。だが――誰かの物語を助けることはできる。それが俺の物語なんだろう。……で」
辰巳十三:「志奈乃ちゃんさん。どうする? この泥船から降りるなら今だぜ、今」
志奈乃鹿折:「……そうね、私には本来残る義理も無いけど」
志奈乃鹿折:「田中……久世さん。一つ聞かせてもらっていいかしら?」
久世公崇:「ああ」
志奈乃鹿折:「初めに言ったわよね。『俺たちにあんたを信頼させてくれ』と」
志奈乃鹿折:「私の働きは、信頼に値しなかったかしら?」
久世公崇:「いや。優秀な戦力だったとも」
志奈乃鹿折:「そう。ありがとう。」
久世公崇:「あとは指揮官の指示に従ってくれると最高なんだが……」
久世公崇:「どうも、そういう腹づもりでもなさそうだな」
志奈乃鹿折:「なら当然、戦力計算とやらには私の力も数えられてるんでしょうね?美浜田さん」
美浜田暖子:「当然そうですが、なにか」
志奈乃鹿折:「だとしたら、ずいぶんお粗末な計算ね」
美浜田暖子:「……というと?」
志奈乃鹿折:「正面からぶつかりあえば当然勝ち目は薄いでしょうけど」
志奈乃鹿折:「あなた達は既に情報を掴んでいるじゃない。敵の要……」
志奈乃鹿折:「全体の指揮をとる"コンキスタドール"と、即席の兵器を作り出す"マスターバスタード"」
志奈乃鹿折:「そいつらを潰せば、残った連中は烏合の衆ってのは北地区の戦いで証明済みでしょう?」
志奈乃鹿折:「そして"荒天龍"のやる気が無いのは直接確認済み」
志奈乃鹿折:「最初にも言ったけど私の専門は潜伏と暗殺よ」
美浜田暖子:「だから勝機があると?」
美浜田暖子:「本当に正面からぶつからずにいられるんですか? 二度目も対応されないと言えるんですか?」
志奈乃鹿折:「私一人では無理かもね」
洲崎アカリ:「お。それを聞くって事は」
洲崎アカリ:「そっちは計算式の外だったんすね。なるほど、なるほど」
美浜田暖子:「は?」
美浜田暖子:「わざわざそんなことを賢しらに言うなって言ってるんですよ」
美浜田暖子:「わ、私だ、わたしだって……」
美浜田暖子:「う゛え゛ぇぇ~~~~~ん!」
美浜田暖子:「み、みんなに死んでほしくなくて」
辰巳十三:「あーーーあ。泣かせちゃったじゃん」 拝田さんを見る。
洲崎アカリ:「あ……」やっちゃったの顔。
美浜田暖子:「必死で考えてるのに~~~!!」号泣!
志奈乃鹿折:「突然何!?」
拝田啓介:「ああ、時間切れだ……よーしよしよし」
琴城 星羅:「…あの、どうぞ」お菓子を渡す。
辰巳十三:「な。もういいだろう。あいつ……比嘉白道……なら、こう言うかな。主人公たちの決めたことを止めることは誰にもできない。それに」
辰巳十三:「あんたらが来ると支部が狭くなるんだよね。できればやめてほしい」
拝田啓介:「あははは…」
志奈乃鹿折:「…」私のせいじゃないわよという顔で洲崎さんを見る
志奈乃鹿折:「とにかく!ちょうど良く揃っているじゃない。派手に暴れるのが得意な連中が」
拝田啓介:「美浜田さんのことは心配しないでください。普段通りに会話できる時間も、伸びてきているので…」
拝田啓介:「今日は琴城さんがいたからかなぁ」
久世公崇:「……」
久世公崇:「きみたちがどうするかだが、もう我々からとやかく言わん」
久世公崇:「……よろしいですね、拝田支部長?」
志奈乃鹿折:「全員で隙を作れば、刃は届く。これも"荒天龍"で実証済みよ」
拝田啓介:「うん。参謀は美浜田さん。代理は久世くん。僕は承認するかどうか」
久世公崇:「それよりもだ」
久世公崇:「”ガブリエラ”? ”百号”?」
久世公崇:「少なくとも、俺が情報を得たFHたちは……」
久世公崇:「そんなことだれ一人口にしなかった」
洲崎アカリ:「ああ、すみません。それが、この話の後に報告すると言っていた……」
久世公崇:「そしてもちろん、現状そんなコードネームのエージェントはどちらの陣営にも確認していない」
久世公崇:「まさかだが」
久世公崇:「”これからくる”のか?」
辰巳十三:「かもしれない。いや待て。まだ誰も知らないのか? だとすると、そいつはどこにいるんだ?」
洲崎アカリ:「情報源は"荒天龍"です。"コンキスタドール"が……"彼女を使って、何か面白い事をする"……と言っていたそうで」
久世公崇:「だから聞いているんだ。誰も、どこにいるか知らない。少なくともここにはいないだろう」
久世公崇:「つまりこれから来るということだ。なぜ? 戦力として換算するなら最初からいるだろう」
久世公崇:「逐次投入するにしても遅すぎる」
久世公崇:「”荒天龍”が……興味を持つようなことを?」
辰巳十三:「戦術の話か? 無茶なこと言うなよ、俺は無理だよ。びっくりさせるつもりだったワケじゃないのか?」
洲崎アカリ:「と言うと……いろいろ変化があったらしい南側でも、それらしいのはまだ観測できてないんですね」
洲崎アカリ:「……彼がここに来た目的はそれだと言っていました」
久世公崇:「最悪の仮定を考えているとして」
久世公崇:「これから何かが起こるだろう」
久世公崇:「もしそれが、」
久世公崇:「きみたちを逃がしてもどうにもならない事態だったらどうする」
久世公崇:「”百号”とやらは美浜田さんの計算の完全な外側だ。温存する意味がないからな」
辰巳十三:「この世の終わりがやってくる。へへへへへへ!」
琴城 星羅:「逃げてもどうしようもないなら、それこそやるしかないじゃないですか!」
久世公崇:「むしろ……きみたちに”死んで来い”と命令することになるだろう」
久世公崇:「その方がやる気が出るか? くく、我々向きだな…」
辰巳十三:「そう。このときのためにいるんだろう。やるべきことをやるんだ。それだけは確かだな」
久世公崇:「そうか。では君たちのやる気をさらに引き上げる情報をひとつ」
洲崎アカリ:「……"百号"の脅威度を判断する材料は、手元にはないと思いますが。ここからはその前提で動く、って事ですかね」
久世公崇:「もしもの場合は、私の体内に埋め込んだ旧日本軍残党の小型プルトニウム爆弾を起動させる。拝田支部長による魔眼で一体の空間を閉じてな」
久世公崇:「それが”ネバーエンド・サンライズ”だ。隔離された空間のなかで、爆風は吹き荒れ続ける」
志奈乃鹿折:「……貴方、そんなもの隠し持ってたの?」ドン引きしてる
辰巳十三:「やめた方がいいと思うけどねえ」
琴城 星羅:ひええ、という顔。
洲崎アカリ:「ははあ……流石、普段から捨て石になるつもりでいた人は用意が違いますね」
久世公崇:「そう言うな。外から動力を得ねば”崩落戦”で死んでいた」
久世公崇:「それに鉄腕アトムみたいでカッコいいだろう」
拝田啓介:「その、最後にこんなことを言うのも恥ずかしいのですが」
拝田啓介:「我々とて、死にたいわけではないのです。生き残ることができるなら、それに越したことはない」
洲崎アカリ:「……すみません。今のは、失言でした」
辰巳十三:「これで大体まとまったな」 鉄腕アトムのところは聞かなかったことにした。
辰巳十三:「拝田くん、ひとりで支部長を降りようなんて、そうは問屋がおろさねえ」
辰巳十三:「そういうのは俺が厳しく取り締まるからね。まだまだしばらくは続けてもらうぜ」
拝田啓介:「いやぁ。虹咲先輩も引退して、第十も……覚えてますか? あそこ、亡き父上の後をお子さんが継いでいるんですよ」
拝田啓介:「第二も、新垣さんに変わりましたし」
拝田啓介:「辰巳さん。もう僕が一番先輩なんですよ。そろそろかなと思ったのですが」
辰巳十三:「甘すぎる」
拝田啓介:「たはは……。兵士に納得できる死地を与えるのも、将の仕事だと思っていましたが」
拝田啓介:「辰巳さんに言われたらしょうがないな。戦争経験者のおじいちゃんですからね」
辰巳十三:「拝田くんの内臓脂肪より甘い。もっと苦しむんだよ、俺やきみみたいなのはね」
辰巳十三:「物語が終わるまで……」 椅子にもたれかかる。
琴城 星羅:「大丈夫です。死んでやるつもりはありませんから」
琴城 星羅:「知ってます?死ぬの、すっごいキツいんですよ。そう軽々に覚悟できるやつじゃないです」
久世公崇:「そうか。自爆も死ぬほど痛いと聞く。先輩の言うことは素直に聞くとしよう」
辰巳十三:「いいね」 琴城さんに笑う。 「死ぬのは死ぬ程きつい。俺も同感」
琴城 星羅:「いろんな意味で、ご無事を祈ってます…」
志奈乃鹿折:「……これは、部外者の感想なのだけど」
志奈乃鹿折:「貴方は自分と、この第三支部の価値を低く見積りすぎてると思うわ」
志奈乃鹿折:拝田さんに向けて
拝田啓介:「……そうだと嬉しいですがね」
志奈乃鹿折:「代えの利く仕事だったとしても、今までこの街の屋台骨を担ってきたのはあなた達でしょう?」
洲崎アカリ:「ふふ、鹿折ちゃんが言うならそうなんでしょ。間違ってもおべっかなんて使うタイプじゃないですし」
志奈乃鹿折:「それをこんなことで全部なかったことにするのは……そう、合理的じゃない」
拝田啓介:「どうでしょうか。代替の効く仕事ですしね」
拝田啓介:「ただ、少なくとも……」
拝田啓介:「僕の部下たちの仕事がそう評価されているのなら、これほどうれしいことはありません」
志奈乃鹿折:「私が取引相手に選んだのは、第六でも第十でもなく、あなた達第三支部です」
拝田啓介:「……」
志奈乃鹿折:「その意味を、もう少し考えてほしいわね」
拝田啓介:「……あなたたちは独自の判断でこの支部を防衛する裁量権を与えられた、」
拝田啓介:「高度な戦力を持つ、遊撃チームです」
拝田啓介:「第三支部の防衛を……」
拝田啓介:「お願いいたします」
拝田啓介:震える声を隠せず、頭を下げる。
GM:
GM:今回も情報収集と防衛、どちらかを選ぶことができます。
GM:・无号戌亥百合子について
・”マスターバスタードについて”
・FHの真の目的について
GM:あ、いや、こうしましょう
GM:
・”アラボト”セルの戦力について 情報:UGN 軍事 9
・FHの真の目的について 情報:UGN 裏社会 9
GM:で、今回が最後のミドルフェイズです。そのかわりに、
GM:人数を分けて防衛に向かうことも可能とします。最後ですからね!
GM:もちろん防衛は東西南北どこでもいいです
GM:さあ、どうしますか?
GM:防衛に行く人~!
志奈乃鹿折:行くぜ行くぜ~~!
琴城 星羅:はーい!
GM:OK!
GM:では東西南北のどこにしますか?
GM:あ、それでですね、さらなる分割行動はお控えいただけるとありがたいです
琴城 星羅:了解です。西か南が残ってますかね
志奈乃鹿折:ここは南でしょう!
琴城 星羅:ですね!南!
GM:了解!
GM:それでは先に南部区域のシーンを進めていきたいと思います。
GM:
GM:あなたたちは南部区域に向けてひた走る。
GM:敵の進行を食い止め……転じて、反攻のきっかけを得るためだ。
GM:それとは逆に、走ってゆく人影もある。その多くは少年少女だ。学生服を着ているものも多い。
GM:……拝田の語った第三支部の機能、その”知らされていない”側だろう。
GM:彼ら彼女らは避難のために退却しているのだ。あなたたちが仮に逆転できるとしてとも、その準備はしておく必要があるのだ。
琴城 星羅:南へ向かいながら話す。「…鹿折ちゃんは、星辰館高校だっけ」
志奈乃鹿折:「そうね。貴方は……学校では見たこと無いわね。制服も違うし」並んで走りながら答える。
琴城 星羅:「私は七扇高校だよ。星辰館、制服かわいいよね」公立。
琴城 星羅:「前回の転校の時に狙ってたんだけど、支部に近いほうがいいからって梁田支部長がね」
琴城 星羅:「学校、楽しい?」
志奈乃鹿折:「かわいい……かしら?一番人数の多い学校を選んだだけなのだけど」
琴城 星羅:「かわいいよ!制服目当てで入る子も多いって聞くし」
志奈乃鹿折:「ふうん……」
琴城 星羅:「私は『入学する』の三回目なんだけど、やっぱり楽しいよ。勉強は前にやったところばっかりで面白くないけど」
志奈乃鹿折:「私は、私の外見なら学生をやっているのが一番自然だから学校に通っているだけ」
志奈乃鹿折:「だから、楽しいとかは……考えたこと無いわね」
琴城 星羅:「鹿折ちゃんかわいいし、けっこうおモテになるんじゃないかなーとか思ったりするんだけど」
志奈乃鹿折:「モテる?……そういえば何人かの男子から放課後呼び出されたことはあったけど」
琴城 星羅:「ほほーう、やっぱり…」
志奈乃鹿折:「あれが告白、というやつなのかしら?無視して行ってないから本当にそうかはわからないけど」
琴城 星羅:「そうだよ!応えてあげなきゃ!」
琴城 星羅:「くだらないことだけど、今しかできないことだからたくさんやっといたほうがいいよ。つまらなさそうな顔してるより、ニコニコしてるほうがいいし」
志奈乃鹿折:「そうね、普通の人間はそうやって伴侶を見つけるのよね。健全で、合理的だわ」
琴城 星羅:「どうせ手に入らないものだけど、ごっこ遊びでもいいからやっとかないと心が乾いちゃうよ」
志奈乃鹿折:「私は……そうは思えないわね。私は誰かと結びつくことは出来ないし、する必要もない」
志奈乃鹿折:「私に必要がないのなら、相手にとっても私は必要ない」
志奈乃鹿折:「たまには勘違いする連中もいるだろうけど…」
志奈乃鹿折:「その錯覚に一々付き合っていたら、双方にとって損にしかならないと思うの」
琴城 星羅:「そうかな?一方的に必要にしたりされたりでもいいと思うけどな」
琴城 星羅:「鹿折ちゃんもきっと、何かの目的があってUGNにいると思うんだけど」
琴城 星羅:「その目的を達成した後、どうするの?」
琴城 星羅:「そういう時に空っぽにならないで済むために、日常みたいなのがあるんだと思う」
志奈乃鹿折:「それは……考えたことないわ」
志奈乃鹿折:「母さんを殺す。そのために、私は生かされたんだと思う」
志奈乃鹿折:「だから母さんを殺したら、私が生きる理由もなくなる」
志奈乃鹿折:「まあこの身体だから簡単には死なないでしょうけど、ジャームにでもなるんじゃないかしら」
志奈乃鹿折:他人事のように言う
志奈乃鹿折:「ええ、貴方の言うように、空っぽね」
琴城 星羅:「…鹿折ちゃんは空っぽじゃないよ」
志奈乃鹿折:「でも、元々空っぽだった器に、偶然動く理由が宿ったのが今の私なのだから、もとに戻るだけ。合理的な現象だわ」
志奈乃鹿折:「……なぜそう言えるの?」
琴城 星羅:「本当に空っぽなら、たぶん今の説明はできないよ」
琴城 星羅:「自分の意志で自分はこうだって言えるのは、ちゃんと何か考えてるんだよ。それなら、空っぽって言えないと思う」
琴城 星羅:「…えーと。わかったような口聞いちゃってごめんね」
志奈乃鹿折:「……別に構わないわ。でも少し以外ね」
志奈乃鹿折:「空っぽの器に宿った、誰かの願いをかなえるために動く絡繰」
志奈乃鹿折:「私は……貴方もそうなんだと思っていたわ」
琴城 星羅:「私は…どうなんだろう」通路の終わりが見えてくる。
GM:あなたたちには、南部での戦いの様子が見えてくる。
志奈乃鹿折:「……おしゃべりはここまでね」
UGNエージェント:「撃て、撃て! 奴らを近づかせるな!」
”脚”:ねち ょ ね ちょ
GM:六本脚の異形は胴体から生えた三つの頭を振り乱し無軌道に走る。
UGNエージェント:「出来るだけ遠くにいるうちに起爆するんだ!」
UGNエージェント:「”腕”の方はどうするんですか!?」
UGNエージェント:「勝手に反動で死ぬ! どうもできん! 喰らわないように祈れ!」
GM:
GM:というわけで判定です。
GM:肉体・感覚・精神のいずれかで3回ずつ判定してください。難易度は6,9,12。
GM:失敗した回数だけ10d10のダメージを受けます。
志奈乃鹿折:殺意!
GM:というわけで……好きな能力値を選び、
GM:3回判定せよ!
琴城 星羅:精神で判定いきます!マイナーでオリジン:レジェンドを使用して達成値+8!
琴城 星羅:5DX+8>=6
DoubleCross : (5R10+8[10]>=6) → 7[3,5,5,5,7]+8 → 15 → 成功
琴城 星羅:5DX+8>=9
DoubleCross : (5R10+8[10]>=9) → 9[2,4,7,8,9]+8 → 17 → 成功
琴城 星羅:5DX+8>=12
DoubleCross : (5R10+8[10]>=12) → 7[3,4,5,7,7]+8 → 15 → 成功
GM:なんたることだ
琴城 星羅:よしっ!
GM:志奈乃さんもふるがよいぜ!
志奈乃鹿折:続くぜ!感覚で判定行きます!素振り!
志奈乃鹿折:8dx=>9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 8[1,1,3,4,6,8,8,8] → 8 → 失敗
志奈乃鹿折:8dx=>9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 10[1,1,3,3,3,4,5,10]+5[5] → 15 → 成功
志奈乃鹿折:8dx=>9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 9[2,3,4,4,5,6,8,9] → 9 → 成功
志奈乃鹿折:一発食らった!
GM:OK!
”腕”:《マルチウェポン》+《ヴァリアブルウェポン》
”腕”:《マルチウェポン》+《ヴァリアブルウェポン》
”腕”:《マルチウェポン》+《ヴァリアブルウェポン》
”脚”:《ウルトラボンバー》《自爆装置》
”脚”:《ウルトラボンバー》《自爆装置》
”脚”:《ウルトラボンバー》《自爆装置》
GM:あなたたちは殺到する”私生児”たちをいなし、敵陣へ突き進む…!
”腕”:レッドテンペスト×4によりHPを失います。
”腕”:レッドテンペスト×4によりHPを失います。
”腕”:レッドテンペスト×4によりHPを失います。
GM:それらはそのことごとくが一度の攻撃で自壊していく。
GM:しかし……一発でも当たれば、その破壊力はバカにならない。
GM:PCは判定に失敗した数だけHPダメージを受けてください。
志奈乃鹿折:23-10d10
DoubleCross : (23-10D10) → 23-61[3,9,9,5,4,4,6,4,9,8] → -38
志奈乃鹿折:死!
志奈乃鹿折:《リザレクト》します
志奈乃鹿折:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10
志奈乃鹿折:侵蝕90→100
GM:飛来した弾丸が志奈乃さんに突き刺さる!
琴城 星羅:「鹿折ちゃんっ!」
志奈乃鹿折:「ぅぐっ………!!」透明化が間に合わない。何発かは弾くが腹部に命中し吹っ飛ぶ
GM:そうして吹き飛ばされた先には”胴体”がいる。動くこともできぬ、人間のが幾何学構造にも似た接続を施された障害物。
GM:そしてその陰には…
”マスターバスタード”:「うぅ……」
GM:見覚えがあるだろう。”アラボト”セルのリーダー、”マスターバスタード”だ。
志奈乃鹿折:「……っ……ぐぅ……」這いつくばったまま見上げる
志奈乃鹿折:「”マスターバスタード”……」
”マスターバスタード”:「……あっ」
琴城 星羅:「こいつが…」敵意に満ちた視線。
”マスターバスタード”:「っぽ、”ポーンワーカー・トゥエルブ”……!?」
”マスターバスタード”:「鹿折。志奈乃鹿折……!!」
”マスターバスタード”:「キヒィ~ッ!! 生きていたんですねぇ!?」
志奈乃鹿折:「覚えてくれていたとは光栄ね……」アームブレードを杖にして立ち上がる
”マスターバスタード”:「よ、よ、」
”マスターバスタード”:「よかった……! 私の娘!!」
志奈乃鹿折:「そうよ。貴方の作った『粗悪品(バスタードモデル)』。その生き残り……」
”マスターバスタード”:「こうしてまた出会えるだなんて!!」
”マスターバスタード”:「キヒィ~ッ!!」抱きしめようとします。
”マスターバスタード”:「ち、ち、違う! きみは粗悪じゃあないぞ……!」
志奈乃鹿折:「……でも」刃を前に出して静止します。
”マスターバスタード”:「ひぃ~~~!?」 急停止!!
志奈乃鹿折:「いいえ、貴方の作るものが良品であったものですか」
”マスターバスタード”:「な、あ。き、きみまで”コンキスタドール”のようなことを…!」
志奈乃鹿折:「そして……私は貴方の『娘』じゃない」語気を強めながら
”マスターバスタード”:「いや、待て。待ってくれ。じ、自我が……」
”マスターバスタード”:「自我が強い!!」
”マスターバスタード”:「素晴らしい! 自我が!! 強い!! 強い自我!!!」
”マスターバスタード”:そのばでブンブン上半身を振り回している。
志奈乃鹿折:「……相変わらず、何言ってるのかわからないわ。不愉快よ」
”マスターバスタード”:「ほかのイエロージャケットより……ずっと!! だ、だから生き残ったのか!?」
???:「きゅぴー! きゅぴぴー!」
GM:錯乱する”マスターバスタード”の胸ポケットから何かが飛び出る。
GM:カメラのレンズを眼球に変え、カメラ本体を手の甲の代わりにして指を生やしたと表現すべき奇怪な小型生物だ。
”マスターバスタード”:「お、おお……A6Fぬ-2。分かった。落ち着くよ……」
志奈乃鹿折:「……?」刃を構えたまま警戒する。
A6Fぬ-2:「きゅぴー!」ダニにも似た力強い跳躍だ。
”マスターバスタード”:「そ、そ、それで……何しに来たんだ、鹿折」
志奈乃鹿折:「おまえが母さんの付けた名前を気安く呼ぶな」
”マスターバスタード”:「す、すいません」
”マスターバスタード”:「な、なにしにきたんですか……志奈乃さん」
志奈乃鹿折:「名字もダメ。貴方にとっての私はただの"ポーンワーカー"よ」「……本気でわからないの?当然、貴方を殺しによ。でもその前に……」
”マスターバスタード”:「ヒィーっ!?」
志奈乃鹿折:「答えなさい。母さんは……『ファーストレディ』はどこにいるの」
”マスターバスタード”:「し……知りません」
志奈乃鹿折:「そう。じゃあ死になさい」突きつけたアームブレードをそのまま押し込もうとする!
”マスターバスタード”:「”ポーンワーカー”さん……あなたたちは優秀なシリーズだったんです。本当に。ただ……費用対効果以外は」
”マスターバスタード”:「ッヒャァ~~~!?」
”マスターバスタード”:《盲目の羊》
GM:あなたはガクリとその場に崩れ落ちるでしょう。それは琴城さんもだ。
琴城 星羅:「…えっ?」がくり。
”マスターバスタード”:「あ、あ、あなたのような…年齢の割に、戦闘技術の高いオーヴァードは」
志奈乃鹿折:「……なっ?」踏み込もうとした脚が崩れる。
”マスターバスタード”:「安定した行動能力ではなく、戦闘に特化した能力調整を行われがちです」
”マスターバスタード”:「そうすると、このような身体機能を阻害する成分を吸入したときの一時的な機能マヒが有用に……」
”マスターバスタード”:「あっ、すいません」
”マスターバスタード”:「ええと、その、なぜ私を殺そうとするんですか? 怖い……」
”マスターバスタード”:「わ、私のもとには家族もいっぱいいますよ! ちょっと一部が多かったり、逆に少なかったりしますけど」
”マスターバスタード”:「みんないい子たちです! みんな私の子供なんです! あなたももちろん…」
”マスターバスタード”:「”ポーンワーカー”シリーズは、費用が莫大過ぎました。使うだけ使って、廃棄……そのときの処分方法は、」
志奈乃鹿折:「くっ……この期に及んで……!」起き上がれない。
”マスターバスタード”:「”ファーストレディ”に一任されていました。その後のことは私も何も知りません」
”マスターバスタード”:「で、で、でも! 生きていたなら話は別です! 帰りましょう!」
志奈乃鹿折:「何処に、帰るっていうのよ……」
”マスターバスタード”:「もちろん、”アラボト”セルです。きっとなんとかなります。家族で力を合わせれば…」
”マスターバスタード”:「もしかしたら、”ファーストレディ”だって帰ってくるかもしれない!」
”マスターバスタード”:「ああ、そ、そうだ。希望が湧いてきた……! きっと生きていればいいことがありますよォ~!」
志奈乃鹿折:「そんなわけ……ないでしょう……!」手足を痙攣させながら起き上がろうとする。
”マスターバスタード”:「ヒィ~ッ!? 効果が薄い!!」
志奈乃鹿折:「私は、貴方の家族じゃない……!」
志奈乃鹿折:「『母さん』も……貴方の家族なんかじゃない……!」
志奈乃鹿折:「お人形遊びはおしまいよ”マスターバスタード”」
志奈乃鹿折:「貴方に用はない。絶望をくれてあげる……!」
”マスターバスタード”:「そ、そんな。嘘だ……わ、私の、私の手塩にかけた…そんなまさか……」
”マスターバスタード”:「信じられない!! な、何者だ!! 鹿折じゃあないな……!?」
志奈乃鹿折:「くぅっ……待ちな……さい……!」まだ脚が動かない
”マスターバスタード”:「う、うわ、うわぁぁぁぁ!!」
”マスターバスタード”:ダバダバとみっともなく走り、逃げ去る。
”マスターバスタード”:その方角は……第三支部中央から見て、西だ。
琴城 星羅:「に、逃げるな!」ガクガクと立ち上がるも、間に合わない。
”マスターバスタード”:「こ、怖い! 助けてくれ! 悪魔だ、悪魔がいる……!!」
GM:”マスターバスタード”の姿は遠ざかってゆく。
琴城 星羅:「逃げられ、た…」
琴城 星羅:鹿折ちゃんを支えて立ち上がる。
志奈乃鹿折:「……?」琴城さんの方を向く
琴城 星羅:「行こう、鹿折ちゃん。鹿折ちゃんはあんなやつの人形じゃない」
志奈乃鹿折:「……ええ」
志奈乃鹿折:「……さっきの話。少しだけ訂正するわ」
志奈乃鹿折:「私は誰かの……きっと『母さん』の願いを叶えるために動く空っぽの器」
志奈乃鹿折:「でも今は……それとは関係なく」
志奈乃鹿折:「"私"の、心の底から……あいつをブチ殺したい」
琴城 星羅:笑う。「やっぱり、空っぽじゃないね」
志奈乃鹿折:「……どうかしら」つられて、自信なさげに笑みを返す。
GM:防 衛 成 功
GM:エネミー”腕”、”腕”、”腕”、”脚”、”脚”、”脚”が撃破されました。
GM:エネミー”胴”、”マスターバスタード”がクライマックス戦闘に参加します。
GM:”マスターバスタード”のEロイス、さらなる絶望×Nが判明します。自分の手番イニシアチブプロセス、ラウンドごとに”腕”→”脚”→”胴”→”腕”の順でエネミーを呼び出します。
GM:ロイス取得は最後にまとめて!
GM:
GM:さて、大変お待たせいたしました!
GM:情報収集のお時間です
GM:
・”アラボト”セルの戦力について 情報:UGN 軍事 9
・FHの真の目的について 情報:UGN 裏社会 9
GM:やっちまってくだせえ!
辰巳十三:では、《サラウンドレポート》!
洲崎アカリ:助かり!
辰巳十三:二人とも情報収集ダイスが+1だ!こっちは
辰巳十三:FHの真の目的をやりまーす
洲崎アカリ:アラボトに行きます!
辰巳十三:うおお!コネ:UGN幹部を使って、FHの真の目的について! 情報:UGN!
辰巳十三:6dx+1=>9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 10[1,1,6,6,10,10]+7[2,7]+1 → 18 → 成功
洲崎アカリ:コネ:UGN幹部を使用、サラウンドレポートの効果も受けて+3個
洲崎アカリ:6dx+1 情報:UGNでアラボト!
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[4,7,8,9,9,9]+1 → 10
辰巳十三:人・理・修・復
GM:OK!
GM:”アラボト”セルの戦力について
GM:は。ちょっと長いので、
GM:先にFHの真の目的について を公開します。
洲崎アカリ:お願いしますぜ~
GM:
FHの真の目的について
支部の情報の取得。実は、そこまでが”ボーナス”とされる範囲であった。
”ノルマ”とされる最初の目的は、戌亥百合子に”エンプティ・ハート”を使用して失われた无号としての性能を復活、再び兵器化させること。
敷地内で戦闘が始まり、空間のレネゲイド濃度が高まることで”エンプティ・ハート”は研究所内と同等の機能を発揮する。
すなわち、他オーヴァードのシンドロームを吸収合併するのだ。
あとは頃合いを見て戌亥百合子が”エンプティ・ハート”を起動するだけ。既にあなたたちの奮戦によって、十分な濃度のレネゲイドが放出されているからだ。
GM:
GM:”アラボト”セルの戦力について
GM:
・”マスターバスタード”
彼は元来凡庸な研究者であった。”ポーンワーカー”シリーズを始め、そのほとんどが助手をしていた天才的研究者の作品である。
彼には高コスト高パフォーマンスの生物兵器は作れなかった。
別のセルにその研究者が引き抜かれる際、彼はその研究者とは別……徹底的な”低コスト化”に着手する。
そしてそれは花開いた。死亡、損傷したオーヴァード兵器”私生児”を誕生させたのだ。
しかし彼はその醜悪な生物兵器を量産し続けたことにより、狂った。
生物兵器を自分の産んだ子とみなし、戦場にも出さず、寵愛し続けるようになったのである。”私生児”と呼び始めたのもそのころ。
なお、ジャームですらなく、単なる誇大妄想と強迫観念に襲われているだけ。なんらかの精神病を患っていると思われる。
GM:
・”私生児”
”マスターバスタード”によって生み出された生物兵器。寿命は数時間にも満たない。
一人の脳で数体は動かせるほどの単純化が成功しており、貧弱なオーヴァードをリザレクトが使えなくなるまで四肢を欠損させ回収、最後は殺害。
残った脳は分割し”私生児”を作成するというプロセスを取る。あるいは死体を拾ってくる。
自我はなく、昆虫的にその自爆機能を果たす。
”アラボト”セルにおびただしい数が冷凍保存されているが、”エルドラード”セルの経営が傾いたことにより維持費を賄えなくなる。
今回はそのすべてが放出されているだろう。
GM:
・无号・戌亥・百合子
正式名称は”百合”。成功例十三号の成果を受け、別の研究所が生み出した。
そのコンセプトは、より呪術的なもの……”呪い”である。より無形の特殊な力と人体を接続できるかの実験でもあった。
実験は彼女、すなわち百番目で成功した。九十九の先駆非検体の苦しみ、病魔、飢え……あらゆる辛苦が彼女にまとわりついている。そのため、感情は徹底的に排斥された。
数十年前に激しい損傷から機能を停止していたのだが、数年前に”マスターバスタード”が発見。なぜか奇麗な状態で残していた女性の死体と結合し、復活を果たす。
戦力を失うとともに、自我も芽生えつつあった。”マスターバスタード”は、彼女の存在を全てからひた隠しにしていた。
GM:
GM:以上!
GM:これにより、あなたたちは、
GM:既に、この第三支部に”百合”がやってきた時点で、敵の目的が達成されてしまう状態だと分かるだろう。
GM:それを万が一にも邪魔されないように、”百合(ひゃくごう)”は遅れてやってくるのだと思われる。
洲崎アカリ:なるほどなあ
GM:それはおそらく、もうすぐだ。
辰巳十三:「これで大体、わかったな」
洲崎アカリ:「ええ……色々と、筋が通ったと言いますか」
GM:あなたたちは会議室に腰を落ち着けていた。そろそろもう、そんな時間も無くなるだろう。
辰巳十三:「あいつらの目的は、百号――百合か。やつを无号として完成させることだ」
辰巳十三:「俺としては止めなきゃならん。イトコみたいなもんだしな。ろくなことにならねえのはわかりきってる」
洲崎アカリ:「戦いの中で完成する、呪い……ですか」
辰巳十三:「呪術結線回路は、无号計画の根幹の一つだった。呪いは人を強くする。それは確かだ」
辰巳十三:「呪いってのは願いと同義語だからな。呪術の世界では。つまり、そういうこと」
洲崎アカリ:「……そう言われると、そうかもしれません」
辰巳十三:「んん……まあな。そっちはどうだ? かなり深く調べてたみたいじゃないか」
洲崎アカリ:「正負を問わず、誰かの想いを背負う……そういう強さは、確かに見たことがあります」
洲崎アカリ:「ええ……幸運にも、それなりに上に近いところのが捕虜になったようで。手を尽くして尋問を」
辰巳十三:「いいね」
辰巳十三:「会話で情報が手に入るんなら、それが一番だ」
洲崎アカリ:「まず、その"百合"さんの事ですけど。半壊して機能停止になっていたのを、"マスターバスタード"が発見、修復したみたいです」
辰巳十三:「マジかよ。あいつロクなことしねえな」
洲崎アカリ:「その際、とある女性の遺体を"使った"と」
辰巳十三:「気になるな。”使った”とは思わせぶりじゃないか」
洲崎アカリ:「その結果、本来、純粋な呪術機構としての彼女の在り方に変化が……つまり、希薄だった自我が芽生えてきた」
洲崎アカリ:「や、すみません、うまい表現が思い当たらなくて。接着……結合した、という感じですね」
辰巳十三:「いいよ。俺もちゃんとした説明で理解できる自信がない。いつもこれで呆れられる」
辰巳十三:「つまり、それこそが本当の隠し玉ってわけだな」
洲崎アカリ:「図らずも、って感じでしょうね。その自我のせいで、"百合"さんは"百号"としての力を失った」
洲崎アカリ:「それをもう一度、元の兵器に戻そうとしてる……というのは、さっきの辰巳さんの話とも重なるところ」
辰巳十三:「そうだな。幸か不幸か。いや……違うな。幸せか不幸せかだったかなんて、ただの結果か……」
辰巳十三:「俺はやつを止めるよ。悪いけどな。俺には守りたいものがある。今度こそ俺は俺の物語をちゃんとやらなきゃらなん。……そこで、だ」
辰巳十三:「洲崎さん先生。きみはどう思う? 琴城さんに乗せられたような流れになっちまったが――」
洲崎アカリ:「どう、とは」
辰巳十三:「正直、手を引いてもいいんだぜ」
洲崎アカリ:「この状況から、あたし一人が、ですか?」
辰巳十三:「それが気に入らないのか?」
洲崎アカリ:「そういう訳じゃ……いえ。少なからずは」
辰巳十三:「正直だな。ま、俺も仲間外れは悲しくなる。それだけのために命を張るようなやつは……ああ……片手で数えられるくらいだけどね」
辰巳十三:「それが戦う理由の根っこなら、きみ、実はものすごい大物だな」
洲崎アカリ:「……あんまり褒めてないですよね、それ」
辰巳十三:「そう聞こえないなら、悪かったな。すごく褒めてる。ものすごくね」
洲崎アカリ:「それだったら……すみません。あたしがこうして戦っている理由は、多分もっと冷たくて、どうしようもない」
辰巳十三:「昔、そういう友達がいたんだ。自分のことを”主人公”だと思ってたやつだ。だから仲間外れにされるのが嫌で、それぐらいのことのために命をかけた。きみはそうじゃないのか?」
辰巳十三:「なぜ戦う? ……ふっふっふ、俺、偉ぶってるアホな黒幕みたいだな。だが、これは純粋な好奇心だ。なぜ戦う?」
洲崎アカリ:「……誰だって、少なからず怖いでしょ。痛いのも、戦うのも」
洲崎アカリ:「でも、誰かがやらなきゃいけない。あたしは……他の皆に比べれば、そういうのを我慢できる」
辰巳十三:「だから自分がやる?」
洲崎アカリ:「ええ。それなら、自分が引き受けようって……本当に、それだけだ。それだけで、続けてきた」
辰巳十三:「これからも、そうなのか」
洲崎アカリ:「……いえ。今はちょっと、分からなくなってます」
洲崎アカリ:「琴城さんの言葉に揺さぶられた、なんて……そういうの、柄じゃないと思ってたんですけど」
辰巳十三:「何か感じたってやつか?」
洲崎アカリ:「分からない。上手く言い表せません、けど」
洲崎アカリ:「……意地、とか。そういうのですかね」
辰巳十三:「俺にもよくわかる言い方だ。ありがたい。……いいね」
辰巳十三:「かの有名なジョージ・マロリーはこう言った。なぜ山に登るのですか? ――Because it's there。そこに山があるから、って訳すやつもいるが、ちっとも正確じゃない」
辰巳十三:「目の前の山にビビってる自分が嫌いで、そういう自分にムカついてぶちのめしたいと思って、意地で挑むんだそうだ」
辰巳十三:「戦う理由にはそういうのが必要なのかもしれない」
洲崎アカリ:「……へへ。もしかすると、それ、かなり近いかも」
辰巳十三:「やっと少し笑ったな。よかったよ。洲崎アカリ。きみがそのつもりなら、俺はきみの物語を助けよう」
洲崎アカリ:「……」そう指摘されて、事件が始まってからずっと、余裕のなかった自分に気づく。
辰巳十三:「……色々質問して悪かった。俺にはそれが必要だったんだ。……じゃ、終わらせにいくか」
洲崎アカリ:「ええ。最初から"そのつもり"です。けど、貴方のおかげで、はっきり見えるようになりました」
洲崎アカリ:「こちらこそ、お礼が言いたい。……今度、一緒にラーメンでも食べに行きましょう」
辰巳十三:「……ああ。賛成だ」
GM:
GM:防衛のプレイヤーはロイスの取得のみ、情報収集のプレイヤーは購入判定とロイスの取得が可能です。
辰巳十三:両手剣買ってきます!対・荒天龍!
志奈乃鹿折:応急セットは使えますか……?
GM:もちろん!
辰巳十三:3dx+5=>13
DoubleCross : (3R10+5[10]>=13) → 8[5,6,8]+5 → 13 → 成功
辰巳十三:購入&装備!以上!
洲崎アカリ:ボディーアーマーいきます!
洲崎アカリ:3dx+5>=12
DoubleCross : (3R10+5[10]>=12) → 9[2,4,9]+5 → 14 → 成功
洲崎アカリ:しなのちゃんにパス!
志奈乃鹿折:ヤッター!ありがとうございます!
洲崎アカリ:それと辰巳さんのロイスをP尊敬にします。ちょっとしない理由がない
志奈乃鹿折:応急セット使用します。
志奈乃鹿折:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 15[7,8]+10 → 25
志奈乃鹿折:上限23まで回復!
志奈乃鹿折:ロイスは琴城さんに取りたいところだが……テメーに取ってやるぜ!マスターバスタード!!
GM:確認!
志奈乃鹿折:マスターバスタード 懐旧/嫌悪◯
琴城 星羅:こちらはパス!
志奈乃鹿折:以上!
琴城 星羅:以上!